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もうジメジメには悩まない! 家のカビ問題を解決する3つの対策

もうジメジメには悩まない! 家のカビ問題を解決する3つの対策
Image: Ilii Magn/shutterstock

冒頭から残念なお知らせです。気になる黒カビは、タイルの目地などに浸透して根を張ってしまうと、取りのぞくことはかなり難しいそうです。

では、雨などでジメジメした室内に、カビを生やさない、繁殖させないためには、どうすればよいのか?

そこで、一般社団法人ハウスキーピング協会が公認するアドバイザーで、生活空間を清潔に保つ掃除のプロを養成する、「クリンネスト資格講座」で講師を務めている若生照子(わこう てるこ)さんに、家の各所で発生しやすいカビの対策について聞いてみました。

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若生照子(わこう てるこ)。ハウスキーピング協会のクリンネスト2級講師、整理収納アドバイザー2級ほか取得。クリンネスト資格講座で講師を務めるほか、一般家庭で掃除だけにとらない、経験を生かした家事代行サービスを実践している。
Photo: 香川博人

カビ発生の3大要素「水分(湿気・結露)・温度・栄養(汚れ)」を絶つ

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Image: ライフハッカー編集部

若生さん:まず、どのような環境でカビが発生するのか、基本をおさえておきましょう。カビは上図のとおり、水分(湿気・結露)・温度・栄養(汚れ)がそろうと生えやすくなります。

でも、逆に言えば、この3つの要素をキチンと管理して、カビが生えないように、カビが生えていたとしても増殖しないようにすればよいわけです。

そこで、どうなるとカビが発生して増殖するのか、それぞれの特徴をまとめてみました。

水分:カビが生えるのは室内の湿度が70%を超えてから。75%以上になると生えやすくなり、90%を超えてしばらく放置しておくとカビが生えてきます。

温度:カビがよく育つのは20〜30℃。40℃以上のお湯をかければ成長を止め、50℃以上でほとんど死滅します。

栄養:人の皮脂やホコリ、石けんカス、食用ゴミなど、多くのものがカビの栄養になります。

若生さん:家の各所に温度計や湿度計があるわけではないので、わかりにくいかもしれませんが、基本的には、家中どこでもカビは生えると考えておくべきです。

対策としては、水分や湿気が溜まらないように換気を心がけ、バスルームなどカビが育ちやすい温度や湿度になったら、温度や湿度を調整して発生をおさえ、室内の汚れをこまめに取りのぞくことが大前提となります。

入浴後、シャワーで室温を上げて、最後に下げるのが効果的

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バスルームのカビは、浴槽と壁面、天井と壁面、蛇口の接地面などの際、排水溝から発生しやすいので、こまめにチェックしておきましょう。
Photo: 香川博人

若生さん:家の中で最もカビが生えやすいのが、高温多湿で汚れもあるバスルームです。カビが生えやすいのは、天井と壁の際、床の四隅、シャンプーなどを置く台の裏側と壁の際、排水溝などです。

【バスルームのカビ対策】

入浴を終えたら(家族の場合は最後の人)、そのままバスルームを出ないで、換気扇をまわし、40℃程度の熱いシャワーを壁などにかけて汚れを取りのぞきます。

その後、温度を下げて水道水など冷たいシャワーをかけて室温を下げます。

水滴が残っていても、室温を下げて換気していればカビは生えませんが、気になるようであれば、壁や浴槽の側面、鏡などをスクイジーで水分を拭き取ってください。

既に黒カビが生えていたら、洗浄剤とブラシ、スポンジを使って、カビが広がらないように心がけましょう。

また、浴槽の中や手すり(ふち)がざらついている場合は、水垢が付着している証拠です。洗浄剤やスポンジなどで取りのぞき、汚れを溜めなければカビが生えにくい状態をキープすることができます。

洗面所とトイレは、換気と週1回の掃除でカビ発生を予防する

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洗面所やトイレはもちろん、洗濯機も湿気や汚れを溜め込むので、洗濯後に一拭きしておきましょう。
Photo: 香川博人

洗面所やトイレは狭い空間なので湿気とホコリなどの汚れが溜まりやすいので、週1回程度の掃除でカビの発生を予防しましょう。

【洗面所のカビ対策】

蛇口などの水分を放置すると、水垢が付きやすく、カビが発生しやすくなるので、こまめにタオルなどで水分を拭き取ります。もし、洗面台と蛇口の接地面などにカビがある場合は、クレンザーと使い古した歯ブラシなどでこすり取ってください。

また、洗面所に洗濯機を設置している場合は、洗剤投入口や洗濯槽の上の部分に汚れが溜まりやすいので、洗濯のたびにタオルなどで汚れを拭き取ります。汚れが落ちない場合は、ウエットティッシュやスポンジなどでこすり取ってください。

【トイレのカビ対策】

狭い個室で湿気はもとより、衣類を脱いだり履いたりするのでカビの栄養となるホコリも溜まりやすくなります。

特に、便器の裏側や床との接地面は湿気とホコリが溜まり、カビが発生しやすいので、週1回程度、トイレ用掃除シートで汚れを拭き取ります。

【洗面所・トイレ共通のカビ対策】

洗面所やトイレの床にマットを敷いていると、湿気を溜め込み、汚れも蓄積され、洗濯する手間がかかるので、カビ対策としては敷かないのがおすすめです。代わり、汚れなどに気づいたら、その都度、使用時に拭き取るようにします。

また、室内に窓がない場合は、使用時に換気扇をまわしたり、トイレの奥、洗面所の収納スペースにボックスタイプの除湿剤を置くなどして、湿気を溜め込まないようにします。

カビにとっての栄養の宝庫、キッチンは水分と汚れを残さない

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シンクの水分は使用後に取り除き、排水溝は週1回ペースで汚れを掃除しましょう。
Photo: 香川博人

毎日のように使うキッチンは、バスルーム同様に家の中でもカビが発生しやすい場所です。特に、三角コーナーやシンク、排水溝、ゴミ箱はカビの栄養となる汚れが溜まりやすいので、定期的な対策が必要です。

【キッチンのカビ対策】

三角コーナーや排水溝は水分でヌルヌルしやすく、雑菌を放置しておくとカビが生えます。汚れてきたら洗浄剤や消毒剤でこまめに洗うことが大切です。

シンクは、水気をそのままにしておくとカビが発生する原因となるので、タオルやキッチンペーパーなどで使用後に拭き取ります。

ゴミ箱は、湿気と汚れがあり、フタを閉めるタイプは温度も上がるので、カビ発生の3要素が揃ってしまいます。

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ゴミ箱はカビをはじめバイ菌の温床。ゴミ出しのたびに、カビとニオイ対策をしておきましょう。
Photo: 香川博人

そこで、ゴミ箱の中やふちの汚れを使い古した歯ブラシなどでこすり取り、キレイな状態にした上で、次の手順でカビ対策をします。

1. ゴミ箱の底に消毒剤を吹き付け、新聞紙など吸湿性のある紙を敷きます。

2. ゴミ袋を入れて、さらに新聞紙を敷きます。

3. コーヒーを淹れる方は、乾燥させた使用済みコーヒー粉を新聞紙の上に振りかけて、嫌なにおいの脱臭剤にします。

事前に、水分や匂い、汚れを取り除く作業をしておけば、ゴミ箱はいつもキレイに保つことができるのでおすすめです。新聞紙がない場合は、キッチンペーパーや包装紙で代用しましょう。


繰り返しになりますが、カビは「水分(湿気・結露)・温度・栄養(汚れ)」の3要素で発生します。家の各所での対策を紹介しましたが、改めてやろうとすると面倒に感じるものです。そこで、お風呂に入ったら、洗面所やトイレを使ったら、キッチンを使いゴミ箱が一杯になったらと、利用・使用した後のながらで行うようにしましょう。意外とラクにできるはずです。

また、押し入れやクローク、下駄箱も湿気が溜まりやすいので、定期的に空気を入れ換えたり、除湿剤を置くなどしておくと効果的です。

カビは一度生えてしまうと手強いので、カビ発生の予防、増殖抑止の対策としてぜひ参考にしてくだだい。


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Image: Ilii Magn/shutterstock

Photo: 香川博人

取材協力:一般社団法人ハウスキーピング協会 , クリンネスト資格講座

香川博人

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