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10周年特集ーPAST ◀▶FUTURE

競技は同じでも、考え方の異なる人間が集まっていた。元編集長・年吉聡太さんのライフハッカー・クロニクル

競技は同じでも、考え方の異なる人間が集まっていた。元編集長・年吉聡太さんのライフハッカー・クロニクル
写真提供:石神俊太

2018年7月14日、ライフハッカー[日本版]はおかげさまで10周年を迎えました。

10年といえば、いろんな常識が更新されるのに充分な年月。その時々のライフハッカー[日本版]のなかの人はどのようなことを考えて、どのような形で「ライフハック」をお届けしてきたのでしょうか?

10年という節目に、歴代のライフハッカー[日本版]編集長に当時のことを振り返ってもらうことにしました。10年前から見ていただいているという方(ありがとうございます)も、SNSのタイムラインから今日初めてこのサイトにたどり着いたという方(以後お見知り置きを)も、少しの間お付き合いいただければと思います。

3回目は、2012年4月~2014年2月まで編集長を務めた年吉聡太さんに当時を振り返っていただきました。

profile

名前:年吉 聡太

在籍期間:2012年4月~2014年2月

1979年宮崎生まれ。モノ情報誌やライフスタイル情報誌など雑誌編集に携わる。2008年にブランディングサイト「X BRAND by Yahoo! JAPAN」立ち上げに参加。「ライフハッカー[日本版]」編集長、『WIRED』日本版の副編集長を経て、「lute」編集統括など。

現在、あなたはどんなことを考えてどこで何をしていますか?

lute(ルーテ)」という、ミュージックビデオやドキュメンタリー、バラエティ番組動画をつくってYouTubeやInstagramなどでバンバン上げている会社がありまして。

世界基準の新しいアーティストを生み出そうという野望を抱いているスタートアップなのですが、いまはそこを中心に、さまざまな領域で「編集」という職能に何ができるかを試しながら、仕事をしています。

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「lute」はYouTubeを中心にミレニアル世代に支持されるコンテンツを作成・配信するほか、新人アーティスト・モデルの発掘にも力を入れています。写真はアソビシステムの10周年を記念した全国オーディションにて。

ルーテを立ち上げた代表は実はいっしょにライフハッカーで働いていた男でして、2018年年初に「WIRED」編集部を辞めるとき、彼に声をかけてもらったんです。

10年前、あなたはどんなことを考えてどこで何をしていましたか?

2008年のいまごろは、立ち上げに参加していた「X BRAND」というサイトがちょうどローンチしたころです。そこでは出版社と連携し、雑誌から記事提供を受けてウェブ向けに再編集するという仕事をしていました。

10年後、あなたはどんなことを考えてどこで何をしていると思いますか?

ほんの10年前ですら出版社はウェブでの展開に懐疑的で、巷でも紙媒体とウェブとの親和性を疑う声が多かったのを思い出します。

10年後どころか半年後でも、自分がどこにいて何をやっているかはわかりません。ただ、常に刺激のある現場にいたいとは思っています。

ライフハッカーの編集にあたって一番大切にしていたことを教えてください。

a
夜遅くまで編集部に残っていることも多く昼寝もしばしば。とはいえ、ライフハッカー的に「パワーナップ」と称すれば許される職場でした。

写真にはこだわりましょう、と言っていた気がします。記事のサムネイル画像をはじめ、キャッチーでユーザーの目を引くのは当然で、同時に洒落た感じになるようにしよう、と。

ほかにあった気もするのですが、文字校正をちゃんとやろうだとか、当たり前のことしか言ってなかった気もします。

ライフハッカー在籍時の印象に残っているエピソードを教えてください。

b
年賀状をつくろうと、編集部員を撮影したときの写真。エプロンや工場用ゴーグルを身につけているのは、折しもメイカームーブメントが盛り上がっていたころで、DIY感を出そうとしたのです。おそらく。

編集部員から原稿の書き方についてアドバイスを求められたことがあります。普段から本を読んだ方がいい、と答えつつ何を血迷ったか哲学書を手渡して、迷惑そうな顔をされたのを覚えています。いまでも後悔しています。

当時のライフハッカーを一言で言うと?

部室。競技は同じでも、考え方の異なる人間が集まっていて楽しかったです。

10年後のライフハッカーはどんなメディアになっていると思いますか?

自分がいっしょにライフハッカーをつくっていた当時のメンバーからして、いまウェブメディアだけをやっているわけではない。さまざまな領域で活躍していると聞きます。

ライフハッカーそのものも変化すればよくて、10年後にはウェブメディアではなくなっているかもしれません。

いろんな才能が集まる現場になっていて、そこから自然と出てくるアイデアをかたちにできる組織であってほしいと思います。


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