Google Fitに新しく導入された「ハートポイント」とは?
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歩数やフィットネスの情報を管理できるAndroid アプリ『Google Fit』。
最新アップデートでは、歩数の扱いがかなり小さくなりました(一応は記録されている)。
かわって、「通常の運動」と「ハートポイント(強めの運動)」が中心的な指標として掲げられています。
「通常の運動」では、日常的な運動を行なった時間が計測されます。
「通常の運動」という文字通りの意味で解釈すればOKです。ここには、軽いエクササイズや、立ち上がってコーヒーを淹れに行くなどの短い動作も含まれるでしょう。
一方、「ハートポイント(強めの運動)」はわかりずらいと思いますので、少し解説しておきます。
ハートポイント(強めの運動)は何を計測しているのか?
毎日どの程度の運動をすべきか、についてはさまざまな説がありますが、いずれにしても「多ければ多いほどいい」というところでは一致しています。
そして、運動量を計測するデバイスはたいてい、歩数のような、最も計測しやすい指標を使って運動量を判定しているにすぎません。ちなみに、毎日1万歩という指標は、大昔に「歩数計」メーカーが恣意的に決めた数字です。
一方、ハートポイントの背景にはしっかりとした根拠があります。ハートポイントでは、中程度の運動(早歩きのような)を行った時間を計測します。そしてアメリカ心臓協会は、中程度の運動を週に150分間行うことを推奨しています。
でもちょっと待った!
たとえば、ランニングも早歩きと同じ扱いになるのでしょうか?
2倍ハードな運動をこなしたら、2倍のポイントを与えられるべきではないでしょうか?
答えはイエスです。アメリカ心臓協会は、75分の激しい運動(ランニングなど)は、中程度の運動の150分に相当するとしています。
Google Fitも、運動強度に応じてハートポイントのカウントを変えています。30分のウォーキングには、30ハートポイントが与えられます。
30分のランニングには、60ハートポイントです。どちらを行なうにせよ、毎週150ハートポイントを達成すれば、アメリカ心臓協会の基準を満たすことができます。
ハートポイントの目標値を変更するには?
Google Fitの最新アップデートをインストールすると、デフォルトでは、ハートポイントの1日の目標値は10がポイントに設定されているのがわかります。この数値はアメリカ心臓協会の基準を満たしていませんが、おそらくGoogleは、ユーザーがスタートを切りやすいようにと考えたのでしょう。
ハートポイントの目標値を変更するには、Google Fitアプリで[プロフィール]をタップしてください。ただし、この数字は1日あたりの目標値であることに注意。週に150ポイントを達成したいなら、1日の目標値を22ポイントにしてください。
余裕があれば高めに設定し、自信がなければ低めに設定すればOKです。いずれにせよ、運動量は多いほどよいので、慣れてきたら目標値をあげていくようにしましょう。
Image: Lifehacker US
Beth Skwarecki- Lifehacker US[原文]
訳:伊藤貴之
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