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欲望と恐怖に打ち勝てば、投資で負けない

欲望と恐怖に打ち勝てば、投資で負けない
Image: Pixabay

投資で高い収益を実現するために最も重要な要素は何でしょうか?

それは時間です。

投資で富を増やすには、市場にお金を置いておかなければなりません。投資したお金を早く引き上げ過ぎれば、生涯にわたって多額のお金を儲け損なうリスクがあります。

James Royal氏は個人金融サイトNerdWalletで、「”市場にお金を置いた時間”の長さが総合的な成果を予測する最良の指標となる」と語っています。

(注:これは、売買益が最大となるような「市場のタイミングをうかがえ」ということではありません。実際それは、資産を形成するうえで最悪のやり方であり、たいていはお金を失うことになります)

投資に費やした時間はあなたの味方である

S&P 500は、これまでの実績を見るに、配当金を除いて約10%の年次リターンを記録していますが、これは、いま投資して1年後に現金化すれば10%の儲けが出るという意味ではありません。もっと長期間、お金を市場に置いておかなくてはいけないのです。

Royal氏は次のように指摘しています。

2017年までの15年間を見ると、市場は、当該期間にフルに投資していた人に対して、9.9%の年次リターンを返している、とパトナム・インベストメンツは報告している。しかし:

・この期間で、最高の10日間を逃せば、年次リターンは5%に低下する。

・最高の20日間を逃せば、年次リターンは2%に低下する。

・最高の30日間を逃せば、年次リターンはマイナスになる(-0.4%)。

最高の日に当たるために市場の「タイミングをうかがう」ことなどできません。市場は流動性が高く、利益はリターンと配当の組み合わせから生み出されます。投資を早くはじめるようにと誰もが口をそろえるのには理由があるわけです。早くはじめるほど、最終的に手にするお金は大きくなります。時間はあなたの味方なのです。

人々が投資に失敗する理由

では、人々はなぜ利益を逃してしまうのでしょうか?

Royal氏は、それは恐怖と貪欲のせいだと言っています。恐怖があると市場を正しく理解できなくなります。

たとえば、あなたが1980年台中盤に生まれたとします。2008年に大学を卒業するときに、すべてが崩壊するのを目撃したあなたは、市場に大金を投じる気持ちにはなかなかなれないかもしれません。

しかし、株価が上昇しはじめるとき(すなわち市場が安全になったとき)まで待つのは最悪の考えです。投資するのに理想的なタイミングなどありません。重要なのは、投資しておく時間の長さだけです。

また、貪欲さがあると、「平均的な」投資家よりも多くのお金を稼ぎたいと願うようになります。自分が平均的な人間だなんて誰だって思いたくありませんよね?

しかし、以前にも書きましたが、ファイナンスとは退屈さの上に積み上げねばならないものです。低コストのインデックスファンドへ、長期間、安定的に投資すべきなのです。

どうしても特定の企業に投資したいのなら、しっかりとリサーチを行ない、その企業が10年後、20年後にどうなっているかをよく考えてみなければなりません。

投資に絶対確実なことなどありませんが、投資しておく時間を長くとり、一時的に停滞したとしてもまた回復する時間を与えることが、ほとんどの人にとっては最良の戦略と言えるでしょう。


Image: Pixabay

Source: NerdWallet, Market Watch

Alicia Adamczyk - Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

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