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もう諦めない? 「継続は力なり」を実現する3つのコツ

もう諦めない? 「継続は力なり」を実現する3つのコツ
Image: Tkray/Shutterstock.com

あなたの座右の銘はなんですか?

ある調査によると第1位は「継続は力なり」。5位に「石の上にも三年」も入っていました。

良い習慣を続けることが、私たちを健康に導き、仕事の成果を高め、豊かに生きるポイントになることは誰もが同意できることではないでしょうか。しかし、継続が自らの力になることがわかっていても、続けることは難しいものです。

そこで今回は、苦難を乗り越えて長く続けるための習慣術をご紹介します。

古川武士(ふるかわ たけし)/習慣化コンサルタント

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関西大学卒業後、日立製作所などを経て2006年に独立。約3万人のビジネスパーソンの育成と約500人の個人コンサルティングの現場から「続ける習慣」が最も重要なテーマと考え、オリジナルの習慣化理論・技術をもとに個人向けコンサルティング、習慣化講座、企業への行動定着支援を行っている。主な著書に「続ける習慣」「やめる習慣」「早起きの技術」などがあり、全16冊、計70万部を超え、中国・韓国・台湾など海外でも広く翻訳され読まれている。公式サイト

行動を続ける習慣は、無意識化がポイント

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Image: robuart/Shutterstock.com

一口に「続ける」と言っても2つのパターンがあると思います。

1つは行動習慣です。たとえば、読書、日記、早起き、運動という行動をいかに習慣化して続けていくか。これら行動を習慣にするためには無意識化することがポイントです。身体や生活の中で「いつも通り、当たり前化」すると自然に続くようになります。

毎日の歯みがきは無意識的に行っている行動の1つですが、無理なく続けています。私たちの脳は行動を習慣化するものなので、良い習慣を続け、悪い習慣をいかにやめるかで人生は変わります。つまり、人生が好循環な人は、良い習慣をたくさん積み重ねている人と言えます。

行動習慣のすべてに共通しますが、1カ月と言わず、3年、5年、10年と長く続けている人は、単なる無意識化だけではなく、その行動を続けることによる感情のフィードバックを多く受けています。

たとえば、早起きをすることで、朝から余裕が持てる、自分の時間が増えて嬉しい、時間管理の主導権を握っている感じがある、周囲からの自己評価が高まるというような感情です。

行動習慣はプラスの感情を得ていると続きます。単なる楽しさも重要ですが、続けることでの達成感だけでなく、ポジティブなメンタルを維持することで、習慣として継続できます。

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チャレンジを続ける習慣は、感情との戦い

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Image: 3D_creation/Shutterstock.com

2つ目はチャレンジを続ける習慣です。

「奇跡のりんご」(幻冬舎刊)の著者でりんご農家の木村秋則(きむら・あきのり)さんは、不可能と言われた無農薬りんごの栽培に挑戦をします。りんごの実がならない年が続き苦難の連続でしたが、8年の試行錯誤を続け、無農薬のりんご栽培に成功しました。

仕事でも新しい事業を立ち上げて軌道に乗せるには3年〜5年かかることは普通です。途中で困難があっても粘り強く続けることが成果を出すためには重要です。

私も法人を対象にした「仕事の密度を高める習慣」という新しい分野を開拓しました。はじめて2年は目に見えた成果が出せず、毎年マーケティングコストばかりがかさみ赤字が続きました。何度も「もうやめた方がいいのではないか?」という心の声と格闘しながら続けてきました。結果、今は大手企業から多くの講演、研修依頼が入ってくるようになりました。

ここでのポイントは、努力を注いでも、結果が出るまでのタイムラグを理解することです。チャレンジや試行錯誤を続けていると、諦めと絶望と希望の感情がアップダウンします。この期間は精神的につらいものですが、自らの感情といかに戦うかです。チャレンジを続けることは自分を成長させてくれはずなので、諦めずに戦ってください。

幾多の苦難を乗り越えてきた人たちの人間ドラマを描いたドラマや本をチェックすることも1つの方法です。チャレンジを続ける勇気とヒントををもらえるかもしれません。

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長く続ける習慣の極意は、感情にフォーカスすること

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Image: rudall30/Shutterstock.com

ここまで、行動を続ける、チャレンジを続けるという観点で紹介しましたが、これら2つのタイプの「続ける」に共通するのは、感情です。

マイナスの感情を感じると諦めたりやめたくなります。たとえば、不安・焦り・自己嫌悪・落ち込み・後悔・恐怖・イライラ・未達成感などです。一方で、プラスの感情を感じる時、私たちは続けようと思います。安心・リラックス・自己肯定感・達成感・感謝・満足感などです。

行動習慣は、はじめた当初の苦痛は大きいものですが、1カ月、3カ月を過ぎてくるとプラスの感情(達成感、快適さ、成長感、自己肯定感)を感じはじめます。これらの感情がその行動を力強く後押しします。

チャレンジを続けるという観点では、直面する挫折感、不安、恐怖、焦り、自己嫌悪などマイナスの感情をいかに乗り越えるか、マイナスの状況の中にいかに希望を見つけて続けられるかどうかで変わってきます。

チャレンジを続ける大きなのポイントは、ビジョンを見ることです。

長く続けている人は、目先の不安、苦痛、絶望を超えた先にあるビジョンを見ることができます。「牢屋から下を見たら泥だらけ。でも顔を上げたら月が見える」ということわざがあります。同じ現実でも捉え方で違うということです。

あなたの行動、チャレンジを続けるヒントになれば幸いです。


Image: Tkray , robuart , 3D_creation , rudall30/Shutterstock.com

古川武士

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