
汗をかいて、冷たい飲み物をゴクゴク飲みたくなる時期です。こういうときは、ビールが特においしく感じますよね。
おつまみの定番といえば、枝豆でしょう。あっさりとした塩味と枝豆の風味がビールの苦みとよく合い、ついつい手が伸びてしまいます。
味に変化を求めるまでもなく、いつもあっという間に食べ終えているかもしれませんが、アレンジを加えるとさらに楽しむことができます。
今回はゆでた枝豆にさやごと絡めるだけのおいしい「枝豆アレンジ3種」をご紹介。3種すべてシンプルでとても簡単なので、ぜひともお試しください。
たらこバター

▼材料
塩ゆでした枝豆……200g
バター……20g
たらこ……25g
▼作り方
フライパンにバターを入れて溶かし、薄皮から中身を出したたらこを加えて炒める。火が通ったら、枝豆を加えて絡める。
たらこが入ってる時点で、おいしさは間違いなし。そこにバターが加わることで、味がまろやかになります。香りも良く、食欲をそそる一品。さやまで食べたくなってしまうかも。
黒ごま黒こしょう

▼材料
塩ゆでした枝豆……200g
オリーブオイル……大さじ2
黒すりごま……大さじ2
粗挽き黒こしょう……小さじ2
塩……ひとつまみ
▼作り方
フライパンにオリーブオイルと黒すりごま、黒こしょうを入れて火にかける。黒ごまの香りがしてきたら、火を止め、塩を加え、枝豆と合わせる。
風味豊かなごまの香りが食欲を刺激。黒こしょうが良いアクセントとなり、次から次へと口に運びたくなります。ビールとの相性抜群の一品です。
ピーナッツバター七味

▼材料
塩ゆでした枝豆……200g
ピーナッツバター(甘さの少ないもの)……大さじ2
七味唐辛子……適量
▼作り方
フライパンにピーナッツバターを入れ、加熱して溶かし、枝豆を加えて絡める。お好みで七味をふる。
ピーナッツバターの甘みはしつこくなく、むしろコクとなって味に深みを与えます。そこに七味唐辛子のピリッとした辛みが加わり、上品なおつまみといった仕上がりです。
今回ご紹介した「枝豆アレンジ3種」は、さやからいちいち豆を取り出す必要がなく、そのまま調理できるので、短時間で手軽に作れます。キンキンに冷えたおいしいビールを飲む前に、面倒なことはしたくないですからね。
万能おつまみなので、ビールだけでなく、ハイボールやチューハイといった、どのお酒にもよく合います。一緒に食べると、ついつい飲みすぎてしまうかもしれません。
食べていると枝豆に絡めたものが指に付くので、おしぼりのご用意はお忘れなく。でも、拭き取るのはもったいないと感じる方もいるでしょう。そこは人目を忍んでペロッと舐めて、心ゆくまでご堪能ください。
レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。
Photo: 大崎えりや
オガワチエコ
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