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本物の「聞き上手」になるための方法

本物の「聞き上手」になるための方法
Image: Pexels

「この人となら話をしたい」と思われるぐらい、聞き上手になるにはどうしたらいいのでしょうか。

ビジネスのアドバイスと西洋的解釈に基づいたサムライの作法で人の話を聞く方法の、マッシュアップと言える『The Samurai Listener』。その著者であるCash Nickersonさんにビジネス誌Fast Companyがインタビューし、相手が話していることを表面的に聞くだけでなく、「人の話を本当の意味で聞く能力を向上させる方法を伺いました。

スマホをいじるのをやめる

これは基本的な礼儀の問題です。誰かに話しかけられたときInstagramをスクロールしていたら、相手に注意を払っていないというメッセージになります。コミュニケーションの多くは言外でされているので、相手が言外に表現していることに十分な注意を払えません。相手もスマホをいじっているなら話は別ですが、そもそもそんなときは、相手も会話をしたいとは思っていないでしょう。

自分の意見は控える

もちろん、永遠に自分の意見を言ってはいけないというわけではありません。でも、何かを話し合っているとき、自分の意見に固執すると、相手の言っていることが受け止められません。私も個人的には譲りがたい意見があります。でも、相手の意見を本気で理解するには話を最後まで聞く必要があるので、途中で自分の意見を言って相手の話を中断しないことです。

「聞き上手になると、もめ事に対処できるようになり、相手に敬意を示せるようになり、より良いリーダーになれます」とNickersonさんは言います。「残念ながら、ほとんどの人はそのことを思い出せません。なぜなら、もともとそんなことに耳をかしていないからです」

『Psychology Today』誌の記事も同じようなことを論じており、「人の話を聞くことに徹することは、情報をインプットすると意識的に決めることだ」と述べています。人の話を聞いているときは、実は相手をリードしていることになるので、相手を黙らせてしまうときよりも多くの情報を得ることができます

聞き上手な人は精神的に安定しているので、どのような状況でも、情報のインプットに徹するか、単に相手の話を聞くにとどめるか、フォローアップの質問をするか合理的に決められます。自分の欲望を優先してしまい、人とのやり取りがうまくできなくなったり、望ましい結果を得られなくなったりするのは良くありません。

あなたはどうですか? 相手が話していても、自分の意見を言いたくてうずうずしているのではありませんか?

行間を読む

もう1つ『Psychology Today』誌が言及しているのは、言外に言わんとしていることに気づくことです。たとえば、仕事のことは進んで話しても個人的なことは話したくない人がいます。デートのときそんなことをされたら赤信号ですが、ビジネスパートナーを探しているときなら、好ましいことです。それに、もしもあなたが報道記者なら、相手がどんな話題を避けたがるか気づけば、そこをしつこく追及することになるでしょう。

ほとんどの人は尋問することなど無いでしょうが、それでも、相手がどんな話題を避けようとしているか気づくと、いろいろなことがわかってきます。ですから、沈黙にも耳を傾けましょう。

別の言葉で言い換えて確認する

いくつかシンプルな質問をするだけで、誤解はかなり避けられます。相手の言うことを100%理解できているという自信が無いときは、「それはこういうことですか」と別の言葉で言い変えて相手に確認しましょう。

話の核心をつかむ

事実関係が把握できたら、相手がなぜそれを話そうと思ったか理解する必要があります。私は、誰かにインタビューして話を聞き出すときやデート中には、自分の意見を言わずに相手の話を分析して、次のように言って確認しています。

「あなたは、AとBを言いましたね。それはCだと思っているからですか?」

これにより相手の意図を明確にできますし、相手に同意するチャンスも得られます。人が話をするときは必ず何らかの理由があるものです。その理由を見極めましょう。

諦めずに頑張る

ここまで読んで、「大変そう」と思うかもしれませんね。はい。その通りです。積極的に人の話を聞くことは、鍛錬したスキルであり、そのスキルを使える人とそうでない人がいます。人の話を聞くスキルを習得するコースもあるぐらいですが、必ずしもうまく話せる人の話を聞くことばかりではありません。退屈な話やとりとめのない話をされることもあれば、気が散っている人もいます。でも、人によっては有益な情報を持っていることもあるので、それを引き出す方法を知っていた方が良いでしょう。

話を打ち切る潮時を知る

ときには、人の話を聞けなくなることがあります。私の場合は、空腹だったり、疲労していたり、ストレスを感じているときは人に注意を払うことができないのですが、長話をされていると、途中でそういう状態になることがあります。たとえば、Sunny Sea Goldさんは、夫から人の話を聞くのがヘタだと責められてきたと『Scientific American』誌に書いています。そのため、彼女は心理学の研究者で『U&Me: Communicating in Moments That Matter』の著者であるJohn Stewartさんにインタビューして、改善を試みました。Stewartさんは、自分がこれ以上注意を払い続けられなくなる限界点に気づくことが大切だと言います。

「聞き上手になるには、謙虚さと好奇心が必要ですが、どちらもごまかしがききません」とStewartさんは言います。気分が良くないときや急いでいるときやストレスが多すぎるときは、会話の途中でどうしても気が散りますし、興味も持てなくなります。特に難しい会話をしているときはそうなります。

また、相手にそろそろ話をやめるべきかなと思わせるのは、人の話を聞くスキルとはまた別のスキルですが、こんなふうに言ってみてはどうでしょうか。

「この話は大切だと思いますが、私が集中してあなたの話を聞くためには、少し時間が必要です」

それでも相手がこちらの意図を理解しないときは、まさにその人こそ「人の話を聞く」訓練をしてもらいたいものですね。


Image: Pexels

Source: Psychology Today

Reference: Amazon

Aimée Lutkin – Lifehacker US[原文

訳:春野ユリ

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