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タスクに難度をつける。イェール大の心理学者が勧めるToDoリスト管理術

タスクに難度をつける。イェール大の心理学者が勧めるToDoリスト管理術
Photo: SkyLynx /Getty Images

出勤後、コーヒーと朝の妄想で燃料を補給したら、これからの8時間(正確にいえば11~12時間)で終わらせたいタスクを書き出す。でも、そのリストはたいていデタラメ。リストの3分の1を横線で消したころ「ああ疲れた」と感じ、何も達成できなかった自分を悔やみながらその日の仕事を終える…

多くの人が、そんなToDoリストの使い方をしているのではないでしょうか。

もっと深い仕事をして目標に近づくには、ToDoリストをエネルギーレベルに同期させなければなりません。イェール大学で心理学を研究するMolly Crockett助教は、ポッドキャスト「Rad Awakenings」において、膨大なToDoリストで感覚がマヒしてしまった経験をもとに自ら考案したシステムについて語っています。彼女は、ToDoリストを「簡単」と「難しい」の2列に分けたのです。

私はかつて、やらねばならないことの多さに圧倒され、やる気を失いがちでした。そこで、こんなシステムを考えたんです。リストを2列に分け、1つを心の帯域幅が多く必要な列、もう1つをエネルギーが枯渇した夕方でも片づけられる列としました。つまり、簡単な列と難しい列です。私の1日の目標は限りなく低くて、各カテゴリーにつき1項目を終わらせること。ほとんどの日がそれ以上に達成できますが、ハードルをとにかく下げておくことで、やる気を失わずに済むんです。


午前中に各列のタスクを終えた日は、ますますやる気がわいて、さらに多くのことを達成できます。これに対し、ちょっと達成が難しいような、たとえば各列3から4項目を目標にすると、1日中ずっと中途半端な状態が続きます。そうなると、目標達成は無理だと感じて、「今日はダイエット失敗だから、ビール2本とチョコレートケーキも食べちゃえ」みたいな心理状態になってしまいます。

人それぞれ異なるバイオリズムに合わせて1日の計画を立てるという彼女の方法は、直感的に理解できます。『When: The Scientific Secrets of Perfect Timing』の著者であるDaniel Pinkさんは、このコンセプトを「クロノバイオロジー」と呼び、The Washington Postにこう語っています。

誰しも、1日の中でピークになる時間帯が存在します。それこそ、分析的なタスクをするのに最適なタイミング。レポートを書いたり、決算書を監査したりするといいでしょう。

一方で、急降下するタイミングもあります。その時間帯は何をしてもうまくいきませんが、その後、リカバリーの時間が訪れます。1日のベストとはいえないまでも、考えごとやクリエイティブな仕事をするのに適しています。

筆者の場合、午前10時前後は「難しい」タスク(執筆)に集中できます。その後、少し覚醒する時間帯があって、あとは深夜がはかどります。「簡単」なタスクは、午後4時前後のスランプの時間帯にノロノロとこなしています。

もっと具体的にリストを作るのも1つの方法でしょう。たとえば「メール処理」を「簡単」に分類する人が多いと思いますが、誰もが知っているように、対応がそんなにかんたんでないメールも存在します。ですから、たとえば「難しいメール1本と簡単なメール5本に対応できたら成功」と定義することで、成功をおさめやすくなり、その後の調子が上がるかもしれません。

Molly Crockett: The neuroscience of social media outrage | Rad Awakenings Podcast

Michelle Woo - Lifehacker US[原文

Photo: SkyLynx /Getty Images

訳: 堀込泰三

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