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「読書」は心の処方箋。6月病に効く本を集めました:書評まとめ

「読書」は心の処方箋。6月病に効く本を集めました:書評まとめ
Photo:印南敦史

6月病って知っていますか?

新年度に入り、何かとバタバタする4月。GWで養った英気を絞り出し、5月病のど真ん中を気合で乗り切る5月。「もう2カ月も経ったんだ!」と口に出す頃には緊張の糸も緩み、不安定な梅雨と相まり、心と体の疲れが出てくる時期です。本来であれば仕事モードに切り替わっていなければならないこの時期に5月病と同様の症状を感じたら、それは「6月病」かもしれません。

今回は、過去に「書評」でご紹介した書籍の中から、心の処方箋となりそうな本を集めてみました。

人目を気にしてしまうひとへ

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・相手にどう思われるかがいつも気になっている

・人前で話すことはもちろん、電話で話をするのも緊張する

・第一印象に自信がない

・一度落ち込むと立ち直るのに時間がかかる

・いつも漠然とした不安がある (「はじめに」より)

ぐるぐる考えてしまう心のクセのなおし方』(清水栄司著、大和書房)。

「認知(考え方)」を扱う認知療法と、「行動」を扱う行動療法の2つのアプローチで自分自身を見直し、生きづらさを変えていこうとする認知行動療法というものがあります。

そんな認知行動療法のスペシャリストでもあり、不安症(パニック症、全般不安症、社交不安症)・強迫症・うつ病などの治療にあたっているという著者によれば、本書は上のような気持ちになりやすかったり、人間関係で悩むことが多いような人に向けて書かれたもの。

まずは自分の「考え方のクセ」に気づき、行動に移すことによって「心のクセ」もじわじわと変わっていきそうです。

マイナス思考なひとへ

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ベッドから起きたとき、今日も一日、健康で過ごせることを素晴らしく思った。(中略)それから約20分、勇気と元気が湧いてくる本を読んでポジティブな心の持ち方の大きさを確認し、オフィスに向かいながら「今日も一日がんばろう」と思った。(41ページより)

新社会人のための成功の教科書』(ジェフ・ケラー著、弓場隆訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

アメリカで絶大な支持を受ける自己啓発の専門家が、自分自身の経験を軸に、仕事への取り組み方、人間関係の築き方、人生を豊かなものにする方法などを著した一冊です。

著者が強調したいのは、

「私たちは自分が思っている以上に、自分の思考をコントロールする大きな力を持っている」ということ。

見落としがちではあるけれども、自分の思考に意識を向けることは、成功への道を歩むうえで不可欠な習慣なのだと結論づけています。(40ページより)

考え方も、言葉も、自分自身で選んでいくことが出来るのです。

やる気が出ないひとへ

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仕事もプライベートも、両方とも幸せになりうるものです。ですから、できれば一緒にして考えるよう心がけてください。

そうすることで、プライベートの幸せを得られるように仕事をし、その仕事で幸せを感じ、さらにプライベートがより充実していくというふうに、両方の相互補完性がはっきりとわかり、自分の幸せというものが明確になってきます。(126ページより)

究極のモチベーション 心が折れない働き方』(見波利幸著、清流出版)。

著者は本書で、「○年後に自分がどうなっていれば、幸せだと感じることができるか」について考えることの重要性を説いています。なお「○年後」については、長いレンジ(期間)を考えるべきだといいます。たとえば、若い人なら「20年後」など。

「自分が今何でもできるとしたら、何をしますか?」と聞かれたら、案外今の環境とは違った答えも出てくるものですよね。

「できないかもしれない」「今からでは遅い」といった鎧は脱ぎ捨てて、自分自身に正直になってみることがモチベーションアップのカギとなりそうです。

“今”がつらいひとへ

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自分をわかってあげられるのは誰でもありません、自分自身です。その時々の“自分の気持ち”にどれだけ自分が気づいてあげられるか、です。

もしあなたが「逃げ出したい」という気持ちになっているとしたら、そんな自分を受け入れて、「そうか、そうか、いま私は、こんな気持ちになっているんだね」というふうに、自分をいたわってあげることから始めましょう。(「はじめに」より)

逃げ出したくなったら読む本』(石原加受子著、祥伝社)。

「毎日の仕事から逃げ出したい」「やりたくない」「もうがんばりたくない」というような悩みを抱える人が自分の気持ちと向き合ったとき、自分のなかに「休みたい」という気持ちがあることに気づくはず。

しかし同時に「でも、がんばらなきゃいけない」などと考え、「休みたい」という気持ちを否定してしまうというのです。

自分の置かれた状況が見えてくれば、自分が直面している出来事が「本当に逃げてはいけないことなのか」「本当にそこまで深刻になるようなことなのか」が見えやすくなってくると著者は言います。

周りが敵に見えてしまうひとへ

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大成功者の自伝や伝記の類をひも解いてみるとよくわかりますが、世間で思われているのとはまったく違って、大のつく成功者に孤独な人はまずいません

逆に、心の通じ合った腹心の友が必ずいます。うらやましいぐらい、仕事でも仕事以外のプライベートでも、信頼できる友人をたくさん持っていて、温かくみのある人間関係を築いているのです。(54ページより)

新装版 10人の法則』(西田文郎著、現代書林)。

いまや成功にいちばん近いのは強さ=競争力ではなく、意識の高さや優秀な頭脳でもなく、「感謝力」とのこと。

人に感謝すると不思議な「力」がわいてくるというのですが、それはオカルトや宗教の話とは違うのだとか。

家族や恋人、仲間に心からの「ありがとう」を伝えたとき、心や体に温かな力があふれてくることがありますが、それこそが自分を支えてくれる力、自分を信じる力、いわば本当の「力」だというのです。

6月病は、ちょっとした心の風邪のようなもの。家にいることが多くなる梅雨という季節だからこそ、本を片手に自分自身とゆっくり向き合ってみてはいかがでしょうか。

Photo:印南敦史

門岡 明弥

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