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これからは「生き方が働き方」になる。新しい時代を生きるための3つの土台とは

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これからは「生き方が働き方」になる。新しい時代を生きるための3つの土台とは
Photo: カフェグローブ編集部

好きなことが現在の職業である人は、社会全体から見たら、まだまだ少ないのかもしれません。私たちは、日々の仕事に忙殺されて、本当に好きなことが何なのかすら考えられないときがあります。

鈴木絵里子著『これからは、生き方が働き方になっていく』(大和書房) より、これからの時代に好きなことを仕事にしていく考え方をご紹介します。

今は変革期。楽しさを選んでいいタイミング

物事においてタイミングは非常に大事です。今は、「固定概念を捨て去ろう。好きなことをしよう」と考えるべき「時」なのでしょうか? 私の答えは、イエスです。世の中が大きく変わりつつある今こそ、女性のあり方や考え方も大きく変わることができると信じています。(中略)ラクな生き方は、今まで通りの生き方をすること、既存の枠組みで生きること、と思考停止のものに思うかもしれません。でも、「ラク」より「楽(しさ)」を選んではどうでしょうか?

16・33ページより引用

帰国子女としてアメリカやカナダ、中東などで育った経歴を持つ著者は、決して裕福ではない両親の生い立ちを見て、将来は貧困削減や開発支援を担いたいと夢見ていたといいます。大学卒業後、転職を重ね、現在の社会課題の解決支援を行う会社にたどり着いたのだとか。いわゆるミレニアル世代である著者は、近年さかんに耳にすることが多い「生き方が働き方になる」というあり方を提唱しています。

物事においてタイミングは非常に大事だと著者はいいます。たしかに、テクノロジーの進歩によって人間の寿命は格段に延び、「人生100年時代」という言葉はさまざまな媒体で踊っています。働き方でいえば、2040年頃には8割近くの職業が自動化され、人間にとってかわられる。2020年頃には米国で労働人口の2人に1人がフリーランサーの時代であるといわれているのだとか。

私たちの世代は、これまでのキャリアで旧式のビジネスと新しいビジネスの両方を経験しています。だからこそ、これからの働き方を立ち止まって見つめ直してみるのもいいタイミングであるといえるでしょう。

安心してワクワクするために身につけるべき3要素

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Image via Shutterstock

これからはスタートアップにおいてだろうと、プロジェクトにおいてだろうと、ユニークなワクワクなどの気持ちを元に、自主的に考え行動しながら、人と有機的につなかっていく生き方・働き方になります。(中略)3つの要素はシンプルに聞こえるかもしれませんが、土台なくして始まりません。特に、女性がこの土台を持てば、怖いものなし、鬼に金棒です。

48ページより引用

「生き方が働き方になる」とか「楽しいことを仕事にする」といった話を耳にすると、なんだか他人事のように感じてしまうものです。新しいパラダイムに移行していくためには、さまざまなハードルがあるものですが、生き方の土台となるものとして著者は3つの要素をあげています。

1:CONFIDENCE( 自信。自分の声を聞き、それを信じて行動する力)

2:CONNECTION(信頼と共感を通じて人とつながる力)

3:COMMUNITY(連帯感や支え合いから、自分を増幅していく力)

ワクワクしながら好きな未来をデザインしていくためには、まず自信がキーワードであるといえそうです。固定概念を取り払って自信を持つことはすばらしいことなのだと思うこと自体が重要であるといえるでしょう。信頼関係を築いたうえで、意義や好きなことに対して共感を得る。そこで、つながったコネクションは人をも動かしていくといえそうです。だからこそ、信頼と共感を基にした同士・同志の集団、仲間のコミュニティが大事になってくるのかもしれません。複数のコミュニティに所属することで、多くの学びを得ることができるでしょう。

今いる場所であっても、3つの要素を意識しながら過ごしていくことで、新しい自分の展望をクリアな視野で見つめていくことができそうです。

自分が好きなことと人の喜びをかけ合わせる

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あなたが本当に好きなものは何ですか? このように改めて聞かれると戸惑うかもしれません。すでに無理だと考えていることを、好き、と認めることはバカバカしく思えてしまうので、まずはとにかく、「好きなことを生業にすることは可能」と信じる必要がありますね。(中略)これからは、自分の好きを追求すると同時に、「他の人にも喜んでもらえるか」という視点を考えることも当たり前になると私は思っています。

107・124ページより引用

日々、忙しく働いて会社としての責任を担う世代ともなると、自分が好きなことをといわれても、はたしてそれはいったい何だっただろうかと戸惑いを感じるものです。しかし、おかしな夢などない、と著者はいいます。

夢を思い出す方法として、子どもの頃の自分に語りかけて、それをノートに書き起こしてみることを著者は推奨しています。そうすると、いくつかのキーワードが浮かび上がってくるのだとか。そのキーワードの理由を掘り起こしてwhyを繰り返していくと、より潜在的な意識が見えてくる。その本質が見極められてくるといえるでしょう。さらに、好きなことを誰かに話してみるとよいのだとか。他者の反応を自分がどう受け止めるかで、自分の本当の感情が可視化されるのだとか。たしかに、話すことで行動に移しやすくなり、楽しい夢が実現しやすくなるようです。

忘れてはいけないのは、自分が好きなことは他の人に喜んでもらえることなのかという視点。人の喜びを体感しやすければ、それがまた自然に自分の楽しみにもなっていくでしょう。

自分の好きを追求しながら人を喜ばせることを意識することで、自分にも社会にも良い循環を生み出していくことができそうです。

Source: 『これからは、生き方が働き方になっていく』

Image: Shutterstock

カフェグローブより転載(2018.5.26)

ナカセコ エミコ

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