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人生の役に立つ言葉:善い行いの先に、見返りを求めてしまう人たちへ

人生の役に立つ言葉:善い行いの先に、見返りを求めてしまう人たちへ
Image: Wikimedia Commons/Flickr

米Lifehackerが人生の役に立つ言葉を紹介するシリーズ「Mid-Week Meditations」へようこそ。ストイック派の知恵を探求しそれを使って自らを省みて、人生を好転させましょう。

今週ご紹介するのはマルクス・アウレリウスの『自省録』からの言葉です。この本の第7巻、73節でアウレリウスは、善い行いをしたあとで賞賛や見返りを期待する人たちを厳しく批判しています。

君が善事をなし、他人が君のおかげで善い思いをしたときに、なぜ君は馬鹿者どものごとく、そのほかにまだ第三のものを求め、善いことをしたという評判や、その報酬を受けたいなどと考えるのか。

その意味するもの

他人に善事をなすとき、重要なことは2つだけです。あなたが善い行いをしたこと、そして、誰かがあなたの行ないから利益を受けたこと、の2つです。感謝や評判、見返りなど第三のものを期待するのは愚かなことです。

そこから学べるもの

私たち現代人の心には、自己中心的なメンタリティが巣食っています。何かをするたびに、それが善い行いでも悪い行いでも、あるいはその中間の行いでも、手を差し出して「さあ、お返しに何をくれる?」と言うのです。その手を引っ込めてください!

誰かを助けて、自分は正しい行いをしたのだと思えたら、あなたはすでに十分な報酬を得ているのです。ストア派では、「善いことをする」とか「善くある」という概念は、本質的に無私であることを意味しており、それが人間の理想的かつ自然な姿だと考えられています。

あなたが善い行いをするのは、それが善い行いだからです。ただ、そうすべきだからするのです。それ以外の理由はありません。

とくに理由もなく善い行いをするのが腑に落ちないときは、自分に聞いてみてください。他人に善いことをして、あなたに何か害があるでしょうか?

短期的には報酬を受け取ることができないかもしれませんが、長期的には必ず利益がもたらされます。無理をしてまで善い行いをする必要はありません。ただ、そうする機会が目の前にあるときに、そうしない理由はないということです。そしていつの日か、同じように誰かがあなたを助けてくれるでしょう。

善い行いをしてください。理由はそれが善い行いだからです。感謝を期待してはいけません。評判を期待してはいけません。見返りを期待してはいけません。そうした些細な報酬がもたらされたら、素直に喜べばOKです。もたらされなかったときは、世界が少し良くなったのだと考え、人生を続けてください。

すべての善行が取引である必要はないのですから。


Image: Wikimedia Commons/Flickr

Patrick Allan - Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

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