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古くなったパソコンのドライブを、自力で交換する方法

古くなったパソコンのドライブを、自力で交換する方法
Image: Lifehacker US

大事な作業の途中でパソコンのドライブが壊れるのは、どんなにバックアップをきちんと取っている人でも本当に痛いものです。ありがたいことに、古くて動かなくなったドライブを新品に交換するのは、個人でできる一番簡単なアップグレードと言えるでしょう。

どのドライブを買うべきか?

自分のパソコンに合うドライブの種類や、何ギガバイト/テラバイト必要か、それに予算にもよりますが、選択肢はたくさんあります。基本的なドライブの種類を簡単に紹介しましょう。

ソリッドステートドライブ(SSD)

一般的に、パフォーマンス重視でドライブを探しているなら、ソリッドステートドライブ(以下SSD)にしておけば間違いありません。SSDは驚くほど静かで、信じられないほど速く、非常に軽いです。

値段は、大容量が必要な場合(例:2TB)なら、通常のハードディスクドライブの6〜10倍になります。さらに速いM.2のSSD(低速のSATA接続ではなく、高速のPCI Express接続をする)が欲しい場合は、さらに数万円多くかかると考えておきましょう。

ハイブリッドドライブ

ハイブリッドドライブ、もしくはソリッドステートハイブリッドドライブ(SSHD)は、低速のハードディスクドライブ(以下HDD)と高速のSSDの差を埋めようとしているものです。基本的に、少しメモリが搭載されているHDDです。このドライブは、より速くアクセスするために、最もアクセスの多いデータをドライブのメモリキャッシュに入れ換えます。ほとんどのデータは低速のHDD部分に保管されています。

そのデータ処理の管理によって、ドライブの性能の良さが決まります。初めて使うデータは、頻繁にアクセスするドライブに情報がないので、少し時間がかかる可能性があります。ある程度使っていくうちに、速度が上がるようになります。

SSHDは、HDDよりも少し高額ですが、同程度の容量のSSDよりもかなり安価なものが多いです。HDDに比べると、大容量のSSD(4TB以上)は少ないので、容量の大きなドライブが必要な場合は、違うものにすることになると思います。

ハードディスクドライブ(HDD)

SSDが高級レストランだとして、ハイブリッドドライブがちょっといいレストラン、もしくは知る人ぞ知る隠れ家レストランだとしたら、HDDはファストフードです。永遠になくなることはなく、働き者で、ほかのドライブに比べて安価で、決して売り切れることはありません。

HDDの性能はそれぞれ異なりますが、ドライブを見て速度を推測する基本的な方法があります。一般的に、HDDのサイズは2つあり、1つはRPM(回転数)の速く(7,200)、もう1つはRPMの遅い(5,400)です。

ドライブの性能に関しては面密度も重要ですが、速度を重視しているのであれば、購入を検討しているドライブのベンチマークを調べるのがいいでしょう。ほとんどの人は、予算に見合った、最大7,200RPMのドライブを買えば十分なはずです。

買ったドライブを、どうインストールするか?

新しいドライブを買うのが、パソコンのドライブを交換する上で一番大変なところだと思います。ドライブを買って箱から出してしまえば、インストールは簡単です。

まずはパソコンをキレイに掃除しましょう。ノートパソコンに新しいドライブをインストールするのも、メーカーがドライブの交換を認めている機種であれば簡単です。基本的には、パソコンのパネルのネジをはずし、古いドライブを取り出し、新しいドライブを入れるのですが、すべてを正確に行うために、パソコンのマニュアルをきちんとチェックしましょう。

ステップ 1:新しいドライブを袋から出す

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Image: Lifehacker US

普通は帯電防止袋に入っていると思いますが、新しいドライブを慎重に袋から取り出しましょう。子どもみたいに、袋を歯で噛み切りたい衝動は抑えてください。取り出したあとの袋は、古いドライブを入れておくのにいいので取っておきましょう。リサイクルには出さなくても、その後の何かに使うかもしれません。帯電防止袋から取り出したドライブを置いて、デスクトップパソコンに取り付ける準備をはじめます。

ステップ 2:デスクトップパソコンの筐体を開ける

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Image: Lifehacker US

ドライバーを使わなければならないかもしれませんし、筐体のネジが手で回せるものかもしれませんが、いずれにしても両方のサイドパネルを取り外しましょう。運が良ければ、サイドパネルはひとつかもしれません。

デスクトップパソコンはそれぞれに違うので、ここでやり方が分かれてきます。ドライブに個別にトレイやレールが付いているものもあれば、筐体のドライブケージに直接ドライブを取り付けなければならないものもあります。

筐体への新しいドライブの取り付け方に関わらず、古いドライブと新しいドライブを同時にシステムに接続すれば、コンテンツのコピーがとても楽になります。私の場合は、複数のドライブがあったので(Windows OSがインストールされていない)SSDをひとつ外して、その電源ケーブルとSATAケーブルを新しいドライブに一時的に使用しました。

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Image: Lifehacker US

ちなみに、通常その時点で使用中のドライブはマザーボードのSATAポートに接続されているはずです。:(速度はマザーボードのマニュアルかマザーボード自体に書いてあります)。

SSDであれば、対応している場合は6 GB/sのSATAポートを使用してください。私が購入したような普通のHDDは、3 GB/sのSATAポートの速度にも満たないので、どのポートを選ぶかはそこまで重要ではありません。

新しいドライブと古いドライブを接続したら、パソコンを起動させ、Windows 10にログインし、「コンピューターの管理」というツールを開きます。このツールは、新しいディスクを初期化し、未使用のスペースに新しいボリュームを作成し(コンピューターの管理の大きな黒いスペースを右クリック)、名前を付けます。

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Image: Lifehacker US

古いドライブに、写真、書類、動画など様々なコンテンツがたくさん詰まっている場合は、そのコンテンツをFile Explorerで新しいドライブにコピーできます。『Macrium Reflect』のようなサードパーティーのアプリを使うほうが、コンテンツをコピーしてから面倒な問題をポップアップで出すので、より簡単です。File Explorerを使うと、「.TMP」ファイルや見つからない空のディレクトリなどコピーできないものがある度に、(新しいドライブに必要がないものでも)「スキップ」をクリックするためにシステムに戻り続けなければなりません。

また、古いドライブをそのまま新しいドライブにコピーしたい場合も、「Macrium Reflect」は主要なひとつのドライブのコンテンツ全体を新しいドライブに完璧にコピーする最高の方法です。サイズも含め、古いドライブのボリュームの正確なレプリカをつくってくれます。

覚えておいてほしいのは、小さなドライブのコンテンツを大きなドライブにコピーする場合は、コピーが終わったら「コンピューターの管理」に戻り、コピーされたボリュームがすべてドライブの内容で占められているかを確認するということです。複数のボリュームにコピーをした場合は、それぞれのボリュームの容量をどれくらいにするか自分で決めます。

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Image: Lifehacker US

新しいドライブに古いドライブの完璧なクローンをつくったら、パソコンの電源を落としましょう。古いドライブのコードを抜き、筐体から取り出し、新しいドライブのコードも抜き、古いドライブを接続していたところに新しいドライブを入れ替え、SATAポートと電源ケーブルを新しいドライブに再接続します。

また、ドライブを1つだけ使っている場合は、新しいドライブをそのままにして、古いドライブの接続を切り、取り出してもいいです。

一度に新旧両方のドライブを使うこともできます。SATAケーブルで互いのドライブを接続したままにしつつ、マザーボードと接続するドライブを切り替えるだけです。システムを再起動したら、「コンピューターの管理」でWindowsが新しいドライブを主要なドライブとして使用しているかを確認しましょう。そして、深呼吸をしたら、古いドライブを初期化します。

(もっと簡単な確認方法:システムの電源を落とす前に、マザーボードのドライブのSATAケーブルを付け替え、「古くて壊れた」という名前の大きなテキストファイルを古いドライブのデスクトップに置きます。ケーブルがきちんと付け替えられていたら、Windowsを起動した時にそのファイルはデスクトップになく、Windowsは新しいドライブを主要ドライブとして使用していることがわかります)

最後に

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Image: Lifehacker US

ドライブの追加、取り外し、切り替えは、一番慎重にならなければならない作業ではありません。新しいドライブを買って作成できるストレージ構成はさまざまで、たくさんあります。自分の想像力(とドライブのために利用できるスペース)が限られているだけです。パソコンの容量が足りなくなったら、外付けのドライブを接続することもできます。要するに、選択肢は常に1つではないので、自分でパソコンのドライブを交換するのもありだということです。


Image: Lifehacker US

David Murphy - Lifehacker US[原文

訳:的野裕子

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