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正統派アイリッシュ・コーヒーの淹れ方|本場の味を家庭で楽しめる3つのコツ

正統派アイリッシュ・コーヒーの淹れ方|本場の味を家庭で楽しめる3つのコツ
Image: E. Price

数年前にアイルランドの首都ダブリンを旅行で訪れたときのことです。とあるバーで午後を過ごしていた私は、お年を召したアイルランド人女性のグループと仲良くなりました。

会話の中で私がまだ一度も本物のアイリッシュ・コーヒーを飲んだことがないと話すと、女性グループの面々は私に本場のアイリッシュ・コーヒーをごちそうしてくれました。このとき以来、私はすっかりその味にほれ込んでしまいました。

アメリカで飲める「アイリッシュ・コーヒー」は、コーヒーにウイスキーを1ショット混ぜただけのものから正統派からまで、実にさまざまです。とはいえ、本場と同じレベルのものを楽しめる機会はなかなかありません。

伝統的なアイリッシュ・コーヒーは、上の写真に写っているような小ぶりのガラス製のカップで供されるのが普通です。

「ジェムソン」ブランドのアイリッシュ・ウイスキーと砂糖を加えたコーヒーを混ぜ、そこに冷やしたダブルクリーム(脂肪分48%前後の濃い生クリーム)を乗せるのが一般的な作り方(スプレー缶からホイップクリームが出て来るタイプではなく、泡立てない液体の生クリームを乗せるのがミソ)。

簡単なようですが、失敗せずに作るのはなかなか難しいものです。

私は先週もアイルランドを訪ねたのですが、その時に立ち寄ったバーで、私のアイリッシュ・コーヒーの師匠であるマーティンさんが、慣れた手つきでこの素晴らしい飲み物を作ってくれました。

その時の様子を撮影した動画がありますので、ぜひご覧ください。

Video: Emily Price / YouTube

混んでいるバーで撮影したので、ちょっと見にくいところがあるかもしれません。もう1本、本家本元のジェムソン(先述した、アイリッシュ・ウイスキーのブランド)による作り方の解説動画もご紹介しておきましょう。マーティンさんの手順とは若干異なりますが、それほど大きな違いはありません。

Video: Jameson Irish Whiskey / YouTube

以下では、私が教わった作り方の手順を文章で説明しておきます。このやり方に従って作れば、正統派のおいしいアイリッシュ・コーヒーを味わっていただけると思いますが、必要に応じてアレンジを加えてください。

正統派アイリッシュ・コーヒーの作り方

まずは、グラスをお湯で温めましょう。上の写真にあるような、薄手のガラス製のカップを使う場合、あらかじめスプーンを入れておくと、熱で割れるのを防げます。

お湯を捨てたら、グラスの3分の2くらいまでコーヒーを注ぎ、砂糖を適量加えます。ジェムソンのレシピでは、デメララシュガー(ブラウンシュガーの一種)とマスコバドシュガー(黒砂糖に近い未精製の砂糖)を2対1の割合で加えるように勧められています。一方、マーティンさんは、普通のブラウンシュガーをスプーン3杯入れていました。

「ずいぶんたくさん砂糖を入れるんだな」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、これは味を調えるためと、もう1つ、あとで乗せるクリームを確実に浮かせるには、これくらいの量の砂糖を溶かしておく必要があるためです。

さて、コーヒーに砂糖を入れたら、よくかき混ぜましょう。砂糖がすっかり溶けたところで、ウイスキーを加えます。上の写真くらいのサイズのグラスでは、私は1ショットに加え、「おまけ」分を少し足しています。もっと大きなグラスを使う場合は、もちろんウイスキーも増量してください。

ここでもう一度コーヒーを混ぜたら、次はクリームの出番です。私に言わせると、ここが一番工夫のしがいがあるところです。以前自宅で試した時は、注ぎ入れたクリームがグラスの底に沈んでしまいました。これでは満足のいくアイリッシュ・コーヒーとは言えません。コーヒーに混ぜる砂糖が足りないとこうなりがちなのですが、クリームの注ぎ方にも注意が必要です。

きれいにクリームを乗せるには、グラスの上にスプーンをかざすのがコツです。この時、スプーンの裏面をコーヒーの表面に当てつつも、スプーンのくぼみ部分にコーヒーが入らないくらいの、絶妙な距離感を保ちます。位置取りが決まったら、スプーンめがけて、ゆっくりとクリームを注いでいきます。これでコーヒーの上にクリームが広がっていくはずです。

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Image: E. Price

ジェムソンさんの動画では、もっと脂肪分の高いクリームをスプーンですくって乗せています。これでもかまわないのですが、私に言わせると、スプーンの上から注ぐやり方に比べて、見た目がいまいちのように思います。超簡単に済ませたければ、既製品のスプレー式ホイップクリームを使う手もあります。でもこれは正統派とはほど遠いですし、味もかなり落ちます。

また、ありがちなのですが、スプーンを置く位置を間違えるとクリームが浮かばず、コーヒーと混ざり合ってしまいます。これでも味は変わりませんが、見た目は台無しです。

3月17日は、アイルランドの有名な祝日、セント・パトリックス・デーでした。アメリカ各地でも祝われるこの日をきっかけに、アイルランドのおいしい食べものや飲み物に興味を持たれた方は、ぜひアイリッシュ・コーヒーも試してみてください。きっと、私に感謝したくなるはずですよ。

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Image: Emily Price - Lifehacker US

Source: Emily Price / YouTube, Jameson Irish Whiskey / YouTube

Emily Price - Lifehacker US[原文

訳:長谷 睦/ガリレオ

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