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春から“おつり”ではじめる貯金・投資術
Image: Sentavio , Vova_31 , VectorKnight/Shutterstock

こんにちは。家計再生コンサルタントの横山光昭です。

貯金をしたい、投資もしたい、でも元手となるお金がない、という方は多いと思います。ですが、最近はスマートフォンのアプリで気軽に「おつり」で貯金ができたり、投資もできたりします。毎日の買い物で出るおつりをコツコツと積み重ねれば、貯金でも投資でも、存在感のある金額になる人が多いようです。

自分ではなかなかお金が貯まらないという方、知らず知らずのうちに貯められるアプリを活用してみてはいかがでしょうか。ゲーム感覚でやっているうちに、気が付けば「こんなに貯まっていた!」と驚く日が来るかもしれませんよ。

横山光昭(よこやま・みつあき)

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家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、これまで1万人以上の赤字家計を再生。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は55万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は累計270万部となる。また、お金の悩みが相談できる店舗を展開するmirai talk株式会社の取締役共同代表も務める。

スマホアプリで知らないうちに貯金ができる!

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Image: Mascha Tace , Vova_31Shutterstock

今まで貯金をする習慣がなかったという人でも、気軽に貯金ができる貯金アプリ。今ではたくさんの種類がありますが、なかでも有名なのは「しらたま」「finbee(フィンビー)」です。

しらたま」は、支払う単位を100円、500円、1000円で設定し、クレジットカードで買い物したおつりを貯金していくというもの。たとえば、270円のコーヒーを買ったときは、設定が100円なら300円払って30円のおつり、設定が500円なら230円、設定が1000円なら730円のおつりを、連携した金融機関の口座から貯金口座に移していきます。おつりはクレジットカードの利用で自動的に計算されます。また、毎日300円積み立てるというような貯金もできます。

finbee」は「つみたて貯金」「おつり貯金」「歩数貯金」「チェックイン貯金」などがあり、楽しみながら貯金ができます。

「つみたて貯金」は「毎週金曜日に1000円」など、自分で決めたタイミングと金額で貯めることができ、「おつり貯金」では「カード決済した時の1000円未満のおつりを貯める」などの設定ができます。また、「歩数貯金」ではスマートフォンで歩数を計測し「1日1万歩以上歩いたら2000円」、「チェックイン貯金」では位置情報サービスを利用し「ヨガ教室に着いたら1000円」とするなど、自分がやりやすいルールをつくり貯めていけます。こちらはクレジットカードだけでなく、デビットカードも利用できます。

おつりを利用して知らないうちに貯金をする、運動もかねてお金を貯められるなどの斬新な発想は、貯金が苦手な人でもお金を貯める一助になるはずです。ゲーム感覚でできますが、貯金の設定に無理があると、せっかく貯めても引き出してしまうことになるので注意が必要です。

おつりで「投資」もできる!

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Image: iceink , VectorKnight/Shutterstock

おつり貯金と同じような仕組みで投資ができる「おつり投資」も登場しています。

よく聞くのは「トラノコ」という長期分散投資ができるアプリ。「しらたま」同様におつりの単位を設定し、買い物で出るおつりをアプリ内でコツコツと貯め、1カ月分のおつりの合計を銀行口座から投資にまわします。

「数十円、数百円のおつりで投資してもそんなに増えないのでは?」と思うかもしれませんが、利用者の平均投資額は毎月1万円ほどにもなるそうです。これを10年間続けると、単純計算で120万円。元本保証はありませんが、運用益が付く可能性もあります。また、現金だけではなく、提携しているポイントを投資に充てることもできます。

投資の対象は国内外にリスク分散された、15種類のETF(上場投資信託)からなる投資信託で、リスク許容度に合わせ「小トラ」「中トラ」「大トラ」の3種類から選びます。運用は「おまかせ」なので、投資の知識がなくても大丈夫です。

また、マイルがたまったり、将来の資産シミュレーションができたり、専門家によるファンドのウィークリー解説を見ることができるなど、少しずつ投資に関心を持ち、知識を得られるような仕組みも用意されています。今まで投資をしたことがなかった人も気軽にはじめられるのが特長です。

投資をはじめるとお金に対する関心が高くなり、家計状況がよくなったという人も多いので、長期的に分散して積み立てられる投資は、チャレンジしてもよいのではないかと思います。

ただ、1つ気にしたいのは、月額利用料がかかる点。初月から3か月は無料ですが、以後は月額300円です。

なかなか貯金できない人ほど、はじめてみよう

これらのアプリは、貯金を楽しみながらできている人、投資先をあれこれ考えながら投資している人にはあまり向かず、むしろお金の管理が苦手で、貯金ができないという人に向いています。

フィンテックの進化で、お金に関するサービスが簡単かつ便利に利用できるようになりました。今後ますます便利な機能が組み込まれてくるのではないかと思います。ただ、気を付けたいのが、「自分には少し無理があるかな」と思う設定はしないこと。せっかくの機能やシステムを利用しても、欲張った設定をしたがために、あっという間に利用しなくなるのでは意味がありません。

お金を貯めるアプリを利用する際は、自分の収支の現状を把握し、無理なく楽しみながら貯めていただけたらと思います。

そして、おつり貯金やおつり投資のように、自分のお金の流れを変えるには、生活スタイルが変わりがちな春が適していると思うのです。新年度、新生活を迎える今こそ、心機一転、気分も新たにはじめてみませんか。


Image: Sentavio , Mascha Tace , iceink , Vova_31 , VectorKnight/Shutterstock

Source: しらたま , finbee , トラノコ

横山光昭

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