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在宅勤務者が同居人に仕事中であることをわかってもらうには?

在宅勤務者が同居人に仕事中であることをわかってもらうには?
Image: Rinet IT Australia / flickr

「家で仕事をしているの? それは素晴らしい!」在宅勤務の人は、決まってそんな風に言われます。そう言われたら、うなずきながら顔をしかめるしかありません。なぜなら、通勤する必要がなく、社内政治に巻き込まれる心配もないのは良いことなのですが、その一方で在宅勤務特有の問題があることもわかっているからです。つまり、スウェットパンツをはいて自宅にいるからといって手が空いているわけではないことをまわりにわかってもらうのがどれだけ大変かを知っているからです。

Work From Home Week」では、「デリバリーのランチを頼む」「仕事用チャット『Slack』を駆使する」「午後にシャワーを浴びる」など、仕事と生活のバランスを取りながら生産性を維持し、健全に働くコツをお教えしています。働く場所が自宅のソファであれ、近所のカフェであれ、1日だけ家で仕事をする人であれ、これからずっと在宅で働く人であれ、ぜひ参考になさってください。

在宅勤務もほかの仕事とまったく同じように本物の仕事なんだということをわかってくれる人はあまりいないようです。たとえば私の場合、決まった時間に起きて、決まった時間に仕事を始めなくてはいけません。そのあとは、1日のほとんどを机に向かって過ごします。確かに下着姿のままで何でもできるのはありがたいです。でも仕事そのものは、優秀な同僚たちが本社で行っていることとなんら変わりはありません

どちらかといえば、私の場合、在宅勤務のほうがやりづらいです。なぜなら、まわりに誘惑が多すぎて気が散ってしまうからです。テレビを見たり、ゲームをしたり、ランニングに出かけたり、料理をしたり、本を読んだり、昼寝をしたり、ついにはシャワーを浴びたりしてしまいます。うらやましいと思っているオフィス勤務のみなさん、信じてください。私は会社でも自宅でも働いた経験がありますが、いつも青いのは隣の芝生なのです。

でも、気が散ってしまう最大の原因は、いっしょに暮らしている人たちです。私の現状はとても恵まれています。なぜなら筆者の同居人も自宅で仕事をしていて、私のことを理解してくれているからです。でも、昔の同居人の中には、理解してくれなかった人もいました。そういう人は、あれをやってくれ、どこどこへ行ってきてくれなどと、まるで私がフルタイムで働いていないかのように、いろんなことを頼んできました。TVシリーズ「Portlandia」の中に、在宅勤務の人がケーブルテレビ工事の作業員に応対するのを拒否するところを見事に描写して、それぞれの側の思いをうまくまとめている場面があります(上の動画)。確かに、自宅という快適な環境で仕事をしながら、気が散るのを嫌がるのは馬鹿げているように思われるかもしれません。でも、邪魔しないでください。私は仕事をしているんです!

同居人やパートナーが理解してくれず、必要以上に仕事がやりづらくなっていると感じている人は、相手と真剣に話し合うべきです。できれば、仕事中ではないときに。この話し合いは、相手に悩まされる前に始めましょう。問題が起こった後だと、口論になったり、イヤなヤツの発言のように思われたりします。また、相手も冷静にやりとりせず、自己防衛に走ってしまいます。くつろいでいる夜や週末など、時機を見計らって、次のような話をしてみましょう。

「私が家で仕事をしているときのことで、話があるんだけど。私がオフィスではなく家にいるので、少し混乱させてしまっているかもしれないけれど、休暇というわけではないんです。[ここには勤務時間を入れてください]の間は手があいていません――何もできないのです。この時間帯は、おしゃべりすることも、家事をすることも、お使いに行くことも、[ここには人や場所、物などを入れてください]の世話もできません。でももちろん、できる場合は、あとからその用事を片づけるように最善は尽くします。その時間帯は、私は家にいないと考えてもらったほうが良いかもしれません。私にとっては、あなたに理解してもらうことが大切なのです」

そのあと、次のように付け加えてみましょう。

「何か質問はありませんか?」

あなたの仕事が重要であることを相手にきちんと理解してもらう必要がある一方で、相手にも、ずっと抱え込んできた疑問をぶつけられる機会を与えなくてはいけません。相手がオフィス以外で仕事をしたことがなかったら、在宅勤務のあらゆる側面に違和感を感じているかもしれません。どんなふうに家で仕事をしているかがわかれば、あなたの仕事がどういうものかも理解できるのではないでしょうか。もしかすると相手は、自分の日中の行動があなたの気が散る原因になっているかどうか知りたいと思っているかもしれません。相手に質問するように促し、それに対して正直に答えるようにしましょう。衝突を避けるために隠しごとをしている場合ではありません。あなたの目的は問題を解決することであって、さらなる問題を生み出すことではないのです。

もちろん、自宅で働く人の誰もが、膝を突き合わせた話し合いを必要としているわけではありません。ルームメイトやパートナーが、あなたにとって家で集中できることがどれほど大切かをだいたい理解してくれていたら、いくつかの基本的なルールを決めておくだけで、うまくやっていけるかもしれません。仕事と家庭生活の健全なバランスを保ちやすくしてくれるルールをいくつか挙げてみましょう。

  • 「閉まったドア」ルール:あらかじめ決めておいた勤務時間中に、仕事場/書斎/ベッドルームのドアが閉まっていたら、あなたは仕事中です。邪魔をしてはいけません。ドアが開いていたら、仕事をしているかもしれませんが、おしゃべりくらいならできます。
  • 「10分以下」ルール:あなたが何かに参加したり、家事を手伝ったりできるのは、それが10分以内に終わる場合だけです。それ以上かかる場合は、あなたの仕事が終わるまで待ってもらいましょう。この制限時間は、自分の都合に合わせて自由に変えてかまいません。
  • 「2日」ルール:このルールは私個人のお気に入りです。ようするに、あなたのほうから「準備期間さえ与えてくれれば、厄介な用事を手伝ったり、時間のかかる活動に参加したりすることもできる」と申し出るのです。2日つまり48時間あれば、計画を立て、前もって仕事を多めにこなし、一時的に仕事を引き受けられない、と会社に伝えることができます。1日では難しいですが。

在宅勤務になじみがない人には、仕事と家庭生活の間にこうした境界をきちんと設けることの大切さを、いくら力説しても十分ということはありません。妥協点を探りましょう。でも、あなたが一方的に折れる必要はありません。オフィス以外の場所で仕事をするということは、フルタイムであれパートタイムであれ、それだけでストレスが多いものです。自分のためにも、それをさらに辛いものにするのはやめましょう。


Image: Rinet IT Australia / flickr

Source: Work From Home Week, BC / Viemo

Patrick Allan - Lifehacker US[原文

訳:松田貴美子/ガリレオ

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