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追記あり:まるで外に執事つきのクローゼットを持つみたい⁉ レナウンのビジネススーツレンタルサービス『着ルダケ』とは

追記あり:まるで外に執事つきのクローゼットを持つみたい⁉ レナウンのビジネススーツレンタルサービス『着ルダケ』とは
Image: Roman Stetsyk / Shutterstock.com

2018年7月12日追記:2018年秋冬シーズンの申し込みの開始にともない、サービス拡充の情報を追記しています。初月半額となるクーポンも掲載。

今や家具や家電など、色々なものをレンタルすることが可能です。新生活にあたって、購入ではなくレンタルサービスを利用している人も増えています。そこで、注目したいのがのレンタルです。パーティーのときのドレスなど、イベントのときにだけ借りる「貸し衣装」的なサービスは以前からありましたが、最近は普段着る服を毎月何点か借りられるサービスを提供するところが複数出てきています。

ただ、服というとビジネスパーソンにとってなくてはならないのが、スーツ。それに伴う悩みも多くあることでしょう。アパレル製品の製造や販売を行うレナウンでは、本日3月27日からビジネススーツをレンタルできるサービス『着ルダケ』を開始します。一体、どのようなサービスなのでしょうか。サービスのリリースに関わった方々にお話しをお聞きしました。

『着ルダケ』とはどんなサービスか

カスタマーリレーション&コーポレートコミュニケーション統括部 統括部長の中川智博さんによると、『着ルダケ』の契約期間は6カ月からでプランは2つ。「スタートアップ・プラン」と「エンタープライズ・プラン」です。

まず「スタートアップ・プラン」。「基本セット」でスーツ春夏物と秋冬物で各2着を借りることができます。これに、シャツが春夏物と秋冬物で各5着ずつ送られてくる「シャツセット」や、加えてネクタイが12本使える(最初に3本、6カ月の利用継続ごとに3本ずつ、2年で計12本送られてくる。返却不要)「シャツ&ネクタイセット」をつけることが可能です。

エンタープライズセット
エンタープライズ・プラン 「基本セット」+「シャツ&ネクタイセット」
Image: 株式会社レナウン

そして「エンタープライズ・プラン」では、「基本セット」でスーツ春夏物と秋冬物を各3着、これに追加できる「シャツセット」は春夏物と秋冬物で各10着、「シャツ&ネクタイセット」だと加えてネクタイが20本使えます(最初に5本、6カ月の利用継続ごとに5本ずつ、2年で計20本送られてくる。返却不要)。

お客さんがサービスを開始できる時期は春と秋の年2回。たとえば春から始めるとすると、3月に春夏物が届いて使用を開始。9月に秋冬物が届くので、春夏物をレナウンへ返却します。ポイントは衣替え期間となる1カ月の間は両方借りていていいということ。手元にいつでもある状態で、「着るものがない」ということはありません。また、衣替えの時期は暑くなったり寒くなったりすることからも安心です。レナウンに返却したスーツなどはクリーニングメンテナンスを経て保管され、次のシーズンが来たときに再び自分が着ていた同じものが送られてくる、という仕組みです。

つまり『着ルダケ』の特徴は「レンタル」といっても、色々な人が使い回した服ではなく、新品に袖を通したときから自分専用のものとして使い続けます。家の外に自分の服を保管と同時にメンテナンスしてくれる場所があると思った方がわかりやすいかもしれません。さらに、ファッションのアドバイスをしてくれるコンシェルジュサービスもつきます。手持ちのネクタイや靴とどう合わせたらいいかの相談も、コンシェルジュに聞けば対応してくれるとのこと。

借りた商品は2年で回収され、新しい商品と交換されますが、途中で解約した場合、買取りも可能。一般的にイメージされる「レンタル」というより「リース」に近い形です。なお、太ったり痩せたりしてサイズが変わってしまった場合、アジャスターなどである程度対応できるようにしていますが、どうしても着られなくなった場合は一度解約して違うサイズで再契約となるものの、解約料はかからないそうです。

サービス立ち上げのきっかけとは

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カスタマーリレーション&コーポレートコミュニケーション統括部 統括部長の中川智博さん
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

『着ルダケ』のサービス立ち上げのきっかけは、世の中の流れが「所有」から「利用」という消費スタイルに変わっているので、レナウンの強味である「スーツ」を元に、それに合わせたサービスが何かできるのではないかという話になったそう。そもそも、それなりの年齢にふさわしいスーツはけっこうな金額がするもの。たとえばレナウンのブランド『D'URBAN』のスーツで10万ほどするので、購入するのは難しい方もいるでしょう。でも、月額利用の仕組みを作れば一気な出費とならず、月々で平準化されるため、新たな顧客としてアプローチできるのではと考えたとのこと。

また、レナウンは服をシーズンごとに販売するビジネスモデルを行っているため、世の中では着られなくなった服がクローゼットにあふれている人が多いことを知っていたので、どうにかならないかと思っていたそう。特に一人暮らしの人や家族がいても単身赴任をしている人はクローゼットが小さく、収納スペースには余裕がないものです。

これらを全て解決できるサービスとして考えられたのが『着ルダケ』です。立ち上げるにあたって、モニター調査も行われました。レナウンと取り引きがあり、普段からスーツを着ている従業員の多い会社に協力してもらい、提供する商品と同等のものをスーツ3着、シャツ10枚で(エンタープライズ・プラン+シャツセットと同じ)実際に半年間利用してもらったそう。定期的に意見を聞くと同時に、回収後に半年でどれくらい商品が傷むのかも調べたとのこと。

また、『着ルダケ』のメリットはサービス立ち上げの目的になったことだけではありません。ファッションセンスに自信がないという人にも役立ちます。人からどう見られるかということだけでなく、「勝負服」という言葉があるように、ファッションは人の気分を左右するので、重要なプレゼンのときに「間違いのない」服を着ているということは自信につながります。

中川さんによると、あまりファッションに興味がないか、スーツを仕事着として「仕方なく」着なければならないという人も少なくなく、そういう人たちはサイズが合ってなかったり、季節感がなかったりという場合が多いので、もったいないと感じるそう。「“ビジネススーツの正しい着方”というとおこがましいが、こう着るともっと格好よくなる第一印象がよくなる、といったことを『着ルダケ』を通してぜひ実感してもらいたいです」

これに関しては、コンシェルジェサービスが役立つ部分も大きいでしょう。スーツやシャツにクリーニングでは難しいような染みをつけてしまったなどの借りているものについての相談はもちろん、手入れや着こなしといった、ファッションにまつわる一般的な相談も可能とのこと。最初は電話やメールなどから始めて、ゆくゆくはチャットの導入など、より早い対応が可能な仕組みを作っていきたいそうです。

シェアリングとの違いや「ならでは」の特徴

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『着ルダケ』の商品イメージとコンセプト
Image: 株式会社レナウン

『着ルダケ』は、ほかの一般的な服レンタルサービスと異なり、毎月違った服が届くというものではなく、服を他人と共有するものでもありません。借りた服は自分だけが使ってメンテナンスをしてもらうという「リース」のような仕組みです。他人が袖を通したものに抵抗を感じる人もいますが、それがありません。

送ってもらうものはサービススタート時点ではプランによって決まっており、写真で何が送られてくるか確認の上申し込むので、意外なものが送られてきたり、柄が気に入らないから交換したりといったサービスではありません。ビジネススーツにおけるファッションの基本をしっかりおさえ、プラスアルファで質を高められるというサービスになります。

また、コンシェルジュが「着回しガイドブック」となる小冊子を同梱してくれるので、それぞれのプランで最大限組み合わせを提案してもらえます。たとえば、シャツやネクタイとセットで申し込んだ場合は「2週間のコーディネート」、そのほか、「初対面のときのコーディネート」「プレゼンのときはこの組み合わせ」など、シーンに応じた提案も掲載されているそう。この小冊子は、手持ちのものと合わせた場合にも役立つものにしていきたいとのことです。

どのような反響があるのか

サービス開始時点では、「法人」を中心に展開していくそうです。ただ、法人といっても法人契約ではなく、営業の窓口として会社を通し、そこに勤めている従業員に知ってもらうというものです。

対法人にすると、ある程度人が集まりそうなら受注会が行えます。スーツはピッタリのものを着た方が恰好良く見える服の最たるものですが、買うときに自信を持って自分のジャストサイズが分かる人は多くないでしょう。受注会では採寸ができるので、お客さんはリアルに採寸をしたうえで妥協しないサイズを選ぶことが可能になります。

現在の反響としては、メインの客層と想定していた、社会人経験がある程度あって、スーツに対しての意識が高くなってきた30代からが多いのではと考えていたものの、それだけでなく、50代以上の高い年齢層からも好印象を得ているそう。

ニーズの多そうな一人暮らしの多い20代はどうだったのかとお聞きしたところ、一番安いのがスーツを春夏物、秋冬物で2着ずつ借りられる「スタートアップ・プラン」「基本セット」の月額4800円(税抜き)のプランになるが、20代前半からは厳しいという反応だったそう。

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右:戦略事業本部 プレステージ戦略事業部 商品統括チームの越田耕一さん
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

ダーバン戦略事業部 企画商品部 UXユニットの越田耕一さんによると、「若いうちは4800円を月々スーツに払うのは高いと思ってしまうようです。ボーナスがたまったタイミングでスーツを買うという感じでしょう。でも、先輩に同行していると明らかに着ているものに差があると感じ、興味をもつようになります。また、立場があがるにつれ、スーツにかける4800円が高いか安いかの価値観が変わってくるでしょう。仕事のために必要だから高くないという感覚に切り替わるタイミングが20代後半なのかなと感じています」とのこと。ただ、先輩が『着ルダケ』を使っているのを見て、いいなと思ってもらえれば、ゆくゆくは利用してもらえる可能性はあるでしょう。

また、中川さんによると、法人を介すると窓口の担当が女性のこともあるので、女性からの反応も耳にするとのこと。「スーツを着るのは配偶者である男性でも、メンテナンスは奥さんが行っていることが多いので、シーズンごとのクリーニングに出したり収納する手間がなくなること、それに出費が安定するので、家計内で予算が立てやすくなることも評価されているようです。お金の管理は奥さんが行っている家庭も多いですからね」

ちなみに、女性からも日常的に仕事でスーツを着ている人から利用してみたいという声も聞かれ、今の時代は管理職の女性も増えているため、女性への展開も視野に入れていきたいそうです。

目指すは本当に満足してもらえるサービス

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

今後の目標として、1~2年の短期的な展望としては、法人を窓口とする販促活動を1年ほど中心に行い、2年目の春夏シーズンより一般のお客さんにも行っていきたいとのこと。また、今は各プランで送られてくるものが決まっていますが、2~3種類のバリエーションから選べるようにしたいそうです。

さらに長期的な展望としては、オーダーメイドにすることを考えているそう。生地はレナウンで用意したものになるが、一人一人の体型にきっちりと合わせたスーツを提供したいとのことです。お客さんにとって「本当に合ったもの」を着られるというメリットがあるし、レナウンにとっても在庫リスクが抑制できるというメリットがあります。

「所有から利用が消費者の流れと申し上げましたが、オーダースーツも一つの流れだと感じています。値段が安いのも出回りはじめており、スーツに求めるハードルがだんだん高くなっています。オーダーできるようにしないと、本当に満足してもらえるサービスにはならないでしょう。私たちは、そこにたどり着きたいと思っています。もちろん、値段もあげずにいけるように努力したいと思います」と中川さん。このためには、クリアしなければならない課題が色々あるものの、3年目には実現させることを目標にしているそうです。

「レナウンのスーツづくりのノウハウは50年の歴史があり、日本人にどのような形が合うのかなど、具体的なものにも活かされています。また、低コストでいいものが作れる環境も持っているので、『着ルダケ』を通して、より多くの人に体験していただきたいと思っています」中川さんの言葉から、商品に対する自負と想いが感じられました。『着ルダケ』は良いものを手軽に試せると自信をもって言えるサービスということでしょう。

今は男性だけのサービスなので女性は利用できないのが残念ですが、今後の展開への期待も大きく感じます。オーダーメイドレンタルに惹かれたので、実現したときには、ぜひ利用してみたいものです。

7月10日より、2018年秋冬シーズンの申し込みが開始。さらに今期から、以下のようにサービスが充実しました。

  1. サイズ展開の拡大:8 サイズ・3 デザインから16 サイズ・5 デザインになりました。
  2. 生地が選べる:5種類のスーツ生地から、プランに応じてセレクトが可能になりました。
  3. コンシェルジュ機能のリリース:公式にコンシェルジュサービスを開始(現時点ではメールでのサービスとなります)。

こちらからお申込みが可能です。なお、ライフハッカー[日本版]の読者の皆様へ、10月15日までのお申込みで初月半額 となるクーポンを差し上げます。

クーポンコード: lhjA18

Image: 株式会社レナウン, Roman Stetsyk / Shutterstock.com

Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

Reference: 着ルダケ

取材協力: 株式会社レナウン

今井麻裕美

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