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デジタル社会に逆行! 地方の小さな水族館で大人気の「魚歴書」とは?

デジタル社会に逆行! 地方の小さな水族館で大人気の「魚歴書」とは?

「生き物好き」は意外に多いものですが、きょうはそんな方々に『へんなおさかな 竹島水族館の「魚歴書」』(小林龍二監修、竹島水族館スタッフ編、あさ出版)をご紹介したいと思います。愛知県蒲郡市にある竹島水族館の名物になっているという、スタッフによる手描きの「魚歴書(ぎょれきしょ)」をご紹介した楽しい1冊です。

竹島水族館は1956年生まれ。汽車窓のような小さな水そうがならぶ小さな水族館で、水族館界の昭和遺産とでも称すべき存在だ。特別に人気のある生物がいるわけでもなく、流行のプロジェクションマッピングなどする予算はもちろんない。

竹島水族館の人気は、読んで楽しく生物のことがほっこり好きになる手書きの解説板だ。実は竹島水族館の人気生物とは、館長をはじめとした飼育スタッフ。彼らが生物を親しい友人のごとく紹介する解説が、うすっぺらな作り物のプロジェクションマッピングを凌駕するコンテンツとなっているのだ。(水族館プロデューサー 中村元「推薦者の言葉」より)

上記にもあるとおり、魚歴書とは水族館で毎日生き物と接している飼育スタッフが、お客さんに魚のことを知ってもらうためにつくった「へんな魚の説明書」。デジタル全盛の時代に逆行するかのようなアナログ感が支持され、この小さな水族館を訪れる人が絶えないそうなのです。

竹島水族館といえば、地方の超ビンボ〜水族館…。お客さんに伝えたいことはあっても、そのときは、あたらしくキレイな解説パネルをつくるお金がありませんでした。

だったらもう、すぐに手に入って安い画用紙に、好きなことをおもしろく書いた解説パネルをつくろう! と、生まれたのが「魚歴書」や「解説カンバン」だったのです。(「魚歴書ができるまで」より)

なお魚歴書の楽しみ方は、次のようになっているのだそうです。

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第1章「見ためはへんでも愛される! 竹島水族館の人気者編」から、いくつかをピックアップしてみましょう。

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子どもはもちろん、大人も楽しめる魅力的な内容。週末を利用して眺めてみれば、一週間の疲れを解消することができるかも知れません。ぜひ手にとってみてください。

Photo: 印南敦史

印南敦史

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