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ホテルで課金される「リゾート・フィー」や「サービス料」って何?

ホテルで課金される「リゾート・フィー」や「サービス料」って何?
Image: StockSnap/Pixabay

パーム・スプリングスの古風なモーテルをチェックアウトした後、「リゾート・フィーって実際何だろうね」と私のボーイフレンドは車を運転しながら言いました。チェックアウトのときに受け取った請求書には税金やさまざまな料金が長々と記載されていましたが、いちいち全項目を確認するのが面倒なので、実は何にお金を払っているのかよくわからないまま、私たちは請求された額を支払いました。

同じような体験をしたことがある読者も多いと思います。今日は一般的なホテルの請求書でどんなことに課金されているのか探ってみたいと思います。

ホテルはさまざまな「料金」を課金することで大金を稼いでいます(昨年は27億ドルを記録しています)。多くは、客室選択、市内通話、レイトチェックアウトといった最も基本的なアメニティーでもお客に課金しています。

そうはいっても、こうした料金は少なくともわかりやすいので、まだいいですよね。Wi-Fiを使えばその料金が請求書に乗ります。でも、何の料金かさっぱりわからないものもあります。

リゾート・フィー

リゾート・フィーとはいったい何でしょうか。払わないとどうなるのでしょうか。リゾート地に滞在していたとしても、それは室料に含まれているはずではないでしょうか。

実は違います。リゾート・フィーの主な目的は、室料を安く提示しておいて、安くした分を補填することです。

リゾート・フィーとは、ホテルにつきもののアメニティーや諸々に対して客が支払う料金で、ビジネスセンター、毎朝部屋に届けられる新聞、ジムなどのコストをカバーしています。詳細はホテルによって異なりますが、お客目線で見ると、こうした「追加」料金を別にすることで、室料を安く見せる手段でしかありません。

リゾート・フィーの金額はホテルによって異なり、均一料金のホテルもあれば、室料の何パーセントかを課金するところもありますが、平均的なリゾート・フィーは1日約21ドルです。同様に、芝生や敷地のメンテナンスのための「グラウンドキーピング・フィー」も支払っているかもしれません。

Los Angeles Timesによれば「こうしたリゾート・フィーは法律で義務付けられているわけではなく、税務署から徴収されているわけでもありません。単にお金を設ける手管なのです」とのこと。

言い換えるなら、これは完全にホテルの裁量によるものなので、交渉可能です。そのホテルのポイント・プログラムに入っているとリゾート・フィーは払わなく済むかもしれません。ホテルチェーンの中には、ポイントを使って部屋を予約するとリゾート・フィーを免除するところもあります。

トラベルサイトのThe Points Guyによると、Hilton(ヒルトン)とHyatt(ハイアット)はこれを適用しており、MarriottとStarwoodに関しては、ロケーションによっては適用しています。また、リゾート・フィーはメンバーシップに含まれている可能性もあるので、メンバーとしての特典を指摘してみるのも手です。The Points GuyのNick Ewanさんは次のように言っています。

リゾート・フィーは、アメニティーや無料のインターネットや水のボトルなど、エリート・メンバーならどちらにしろ利用できるサービスの代金であることが多いものです。その場合は、既に会員特典でカバーされているので、その分の代金を払う必要はありません。私の同僚は、Hilton Clearwater Beachでダイヤモンド・メンバーはインターネットの料金を支払う必要がないことを指摘して、リゾート・フィーを免除させました。

ポイント・プログラムの会員でなかったり、プログラムを提供していないホテルに宿泊する場合でも、やり方はあります。ホテルのフロントで、リゾート・フィーが使うつもりのないジムやプールなどのアメニティーの管理料であるならリゾート・フィーを免除するか減額してもらえるように交渉してみましょう。もちろん、これはチェックイン時にするべきで、断られる可能性も高いです。

トラベルサイトのFrommerは、この交渉はチェックイン時にすることが重要だと指摘しています。チェックイン時にこうしたコストをカットするほうがチェックアウト時に請求書がプリントアウトされた後で返金するより簡単だからです。

ホテル業界に精通しているFrommerによると、ホテルのコンピューター・システムが自動的にリゾート・フィーを室料に加算してしまうので、フロント・デスクのスタッフが返金するのは難しくなっています。その場合は、支配人と話をして別の返金プランを考えてもらいましょう。

Wi-Fiが遅いとかプールが凍っているなど、使えなかったアメニティーがあった場合も、返金を求めることができます。使えないものの代金をお客に払わせるのは公平ではないからです。

宿泊税

宿泊税、あるいは一時滞在税は、州や地方自治体が課税しているので、なかなか免れることができません。さらに、これは州の売上税や地方売上税を上回るものです。いうまでもなく、支払う金額は宿泊するホテルの場所によって異なります。

市町村によっては、ベッド税と呼ばれる税金やホテル・ユニット・フィーと呼ばれる追加料金を課金するところもあります。たとえば、ニューヨーク州課税局によれば、ニューヨーク市のホテルは、1日につき1.5ドルのホテル・ユニット・フィーを追加で課金することになっています。Los Angeles Timesは次のように報じています。

たとえばヒューストンにあるホテルに滞在すると、宿泊税は17%も支払うことになります。サンフランシスコなら場所によって、観光産業改善地区の賦課徴収料率として、14%に1%〜1.5%を上乗せしてチャージされます。パーム・スプリングスなら、ホテルにもよりますが、13.5%ぐらいでしょう。

こうした税金と料金はどんどん加算されますが、これに関して取れる対策はほとんどありません。全米州議会議員連盟は州ごとの宿泊税率をリストにしています。

寄付

ホテルによっては、自動的に「寄付」をお客にチャージして、そのホテルが選んだチャリティーに寄付しているところがあります。

「ホテルにとってはこれは便利な手です。私にお金を払わせて、ホテルはそれを寄付することで税金を免除してもらうのですから」とPhilaTravelGirlのSuzanne Wolkoさんは言います。「チャリティーに寄付するほんの2、3ドルのことをどうこう言うのも気が引けます。寄付分を減額してもらうことは簡単ですが、1ドルのカルマに取りつかれたらどうします?」

カルマを恐れず、Suzanneさんは自分で寄付分を値切ることができたそうです。単にその分を除いてもらうように頼んでみましょう。そして、カルマが心配なら、自分でチャリティーに寄付してください

リストッキング・フィー

ホテルによっては、ミニバーの中身に「リストッキング・フィー」を課しているところもあります。キャンディ1袋に4ドルでも高すぎるのに、リストッキング・フィーによってはさらに高くなる可能性もあります。たとえば、リストッキング・フィーが4.95ドルなら、キャンディーに10倍近い金額を払うことになります。

ミニバーを使いたいけれど、このフィーは払いたくないというときは、まずフロント・デスクでリストッキング・フィーがあるかどうか聞いて、もしあるなら、免除してほしいと頼みましょう。これもチェックアウトする前のほうが値切りやすいです。もしホテルが譲歩しなかったら、どうするかって?それはどれほどそのキャンディーを食べたいかによるでしょうね。

サービス料

これが一番フラストレーションを感じさせると思いますが、サービス料はホテルのスタッフへのチップです。と言っても、ホテルはサービス料の根拠もサービス料として支払われたお金の行き先も頑ななまでに曖昧にしています。あるホテルの宿泊客が、なぜサービス料が22%にもなるのかと聞くと、そのホテルはTripAdvisorで次のように回答しています。

当ホテルのサービス料22%には、6%の課税対象サービス料と14%のチップが含まれています。この22%は、州税以外のすべてが含まれており、追加で15%のチップも22%を越えるサービス料もありません。

この「すべて」とは何でしょうか。そして「サービス料」に含まれている6%の「サービス料」とはいったい何でしょう。とてもわかりにくいので、フロント・デスクに行ってわかりやすい説明を求めてもいいと思います。

特に、このサービス料は不当に高い気がします(The New York Timesは10%は一般に高い数字だと報じています)。滞在日数によっては、相当高い金額になるからです。このことに気づかず、ホテルのスタッフにチップをあげていたら、さらにたくさん払っていることになります。

その他のアメニティー料金

上述した不透明なわかりにくい料金ばかりでなく、ホテルでチャージされるもう少しわかりやすい料金のことも取り上げておくべきですね。次のような具体的なアメニティーの料金に気をつけましょう。

・ 市内通話

・ 駐車場

・ 追加タオル

・ Wi-Fi

・ レイトチェックアウト

・ 小包の配送や受取

・ 部屋の指定

・ ジム

・ 室内金庫

あと、もちろんキャンセル料金もあります。これは常に気にしなければなりません。以前はキャンセル料はチェックイン予定日の24時間前から発生するのが標準的なポリシーでしたが、最近は48時間前あるいは72時間前からキャンセル料を取るホテルもあります。

これも、部屋を予約するときホテルに確認すれば回避することができます。また、滞在中にタオルの追加やレイトチェックアウトなど追加のサービスを頼むときは、追加料金が発生するかどうか必ず事前に確認しましょう。


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Image: Stocksnap

Source: New York University, Reuters, Los Angeles Times, The Points Guy, Hilton Clearwater Beach, Frommer, NY.Gov, NCSL, PhilaTravelGirl, TripAdvisor, The New York Times

Kristin Wong - Lifehacker US[原文

訳:春野ユリ

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