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相手の過ちに対して冷静に対処する方法

相手の過ちに対して冷静に対処する方法
Image: Wikipedia

米Lifehackerが人生の役に立つ言葉を紹介するシリーズ「Mid-Week Meditations」へようこそ。ストイックな知恵を探求し、それを使って自らを省みて、人生を好転させましょう。

今週ご紹介するのは、マルクス・アウレリウスの言葉です。アウレリウスは、他人の行動に対して怒りで反応する前に、相手の視点から考えてみるべきだと言っています。

人が君に対し過ちを犯したとき、その人が善悪に関するいかなる観念をいだいてこのような悪事をしたのか直ちに考えてみるがよい。それがわかったら、君はその人を憐れみこそすれ、驚いたり怒ったりはせぬであろう。なぜならば君自身またその人と同じ善の観念を持っているか、あるいは大体同じような観念を持っているのだから彼を許してやらなくてはならない。しかしもし君が善悪についてもはやそのような観念を持っていないなら、あやまった見方をしている者にたいして寛大な態度をとることは一層たやすいであろう。

── マルクス・アウレーリウス(『自省録』神谷恵美子訳、岩波文庫)第7巻 26

その意味するもの

誰かがあなたに対して過ちをおかしたときは、相手の立場からはどう見えていたのか、その裏にはどんな意図があったのかを考えるようにしましょう。そうすることができれば、怒りをぶつけるかわりに、思いやりをもって接することができるはずです。逆の立場なら自分も同じことをしたと気づくかもしれません。たとえそうでなくとも、少なくとも相手の立場に立ってみたことで、お互いがこれ以上傷つくことのない解決策を思いつくことでしょう。

そこから学べること

考えてみてください。そもそも「正しい」とか「間違っている」というのは、権力者たちの個人的な世界観にもとづき、長い年月をかけて作り上げられてきた抽象概念、社会構成概念にすぎません。ある人にとって正しいことが、別の人にとっては間違っていることもありえます。ほかの人に立場に完全に立つことは難しいとしても、少しでも理解しようと努めることはできます。相手の視点で見ることのパワーを忘れないでください。

誰かから間違ったことをされたときは、少なくとも10〜15秒間は立ち止まって、相手がどのような意図でそうしたのかを考えてみましょう。緊急的な状況でもないかぎり、突発的な反応はしないように。

この人はわたしを傷つけようとしているのだろうか? と自分に問いかけてください。あるいは、単に自分が正しいと思ったことをしただけなのだろうか? もしかすると、あなたを助けようとしたのかもしれないし、何か誤解をしているか、混乱していたのかもしれません。

その人を取り巻いている環境が、あなたにとって過ちとなる行動をとらせた可能性もあります。怒りをぶつけるかわりに、少し冷静になって考えてください。しばらく考えて、それでも相手が過ちをおかしたと思うなら、責めるのではなく教えてあげましょう。もし、相手の行動が自分とは違う視点から来たもので、あなたを傷つける意図はなかったのだとわかったら、そして、とくにその人からそういうことをされるのはこれがはじめてなら、思いやりをもって受け流してあげてください。


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Source: Wikipedia

Patrick Allan - Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

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