特集
カテゴリー
タグ
メディア

失敗、拒絶、屈辱に対処する方法

失敗、拒絶、屈辱に対処する方法
Image: Neirfy/Shutterstock.com

レストランレビューサイトYelpでつけられたひどいレビューを仕事のタネに変えてしまう人はそうそういませんが、作家のAlexandra Franzenさんは、新著『You're Going to Survive』でそれをやってのけています。

数年前、私のパートナーでシェフのBrandonがレストランをオープンしようとしていました。私は無邪気にも「私も手伝うわ! それって大変かしら?」なんて言っていたんです。いざやってみたら、本当に大変でした。

レストランの運営は2人の共同作業により行なわれました。Brandonさんは厨房で料理を、Franzenさんはホールで接客係を担当しました。2人の店が地域のランチスポットとして評判になりはじめたころ、否定的なオンラインレビューが1つ書き込まれました。そのレビューは「過大評価されています」ではじまり、「最悪!!」などの罵詈雑言がちりばめられ、「二度と行きません」で締めくくられていました。

「否定的なレビューは決して気分のいいものではありません」とFranzenさん。

特にこのレビューを見た時は本当にショックでした。個人攻撃のように感じられました。ビジネスやプロジェクトが産声を上げたばかりの段階でこうしたレビューを受けとると、もうダメだという気分になるものです。

Franzenさんにとって、否定的な反応を受け取るのが人生で初めてというわけではありませんでしたが、この一件がどうしても頭から離れませんでした。そこで彼女は、困難に直面した時にいつもやる方法をとることにしました。その問題について本を書くのです。Franzenさんは、ほかの人たちはどうなのだろうと考えました。そして、さまざまな業界でさまざまな職業についている、友人知人に連絡を取ってみました。

全員が、本当に全員が、「ちょうどその問題について話したいことがあるよ!」とか、「10ぐらいの話ができます」という返事を返してきたんです。これには少し驚きましたが、Yelpで1つ星をつけられるような体験を誰もがしていたとしても、べつに不思議ではないとも思いました。

結果、さまざまな分野で働く15人以上のプロフェショナルが、彼女の本のために、何十もの決して喜ばしいとは言えない体験をシェアしてくれました。以下に、そうした体験談やアドバイスに、Franzenさん自身のアドバイスを加えたものから、Franzenさんお気に入りのものを7つご紹介します。すべて、批判、拒絶、屈辱、落胆など「心が壊れる体験」をしたときにどう対処すべきかを語ったものです。

1. できるかぎりの危機管理をする

「誤ちを犯してしまったり、自分の誤ちではないが、何か問題が起きて、評判を大きく落としてしまうことがあります」とFranzenさんは話します。そうした場合、いかに対応するかが重要となります。声明を発表したり、謝罪したり、以前書いた記事に編集後記を追加して間違いを訂正する必要があるかもしれません。品格を保った対応をこころがけてください。うまく対応し、人びとに感銘を与えることができれば、ファンや支持者が以前より増えることも珍しくありません。

2. 嫌なことを忘れて前を向く

Franzenさんは次のようにアドバイスしています。

レジリエンスを鍛えましょう。困難に出会っても、いじわるなレビューやコメントを書き込まれても、仕事やクライアントが思うように獲得できなくても、「これは参ったね」とため息をついたら、嫌なことは忘れて前を向くために必要なことを何でもしてください。ヨガ、瞑想、友人に電話をかける、サンドバッグを叩く、どんなことでもかまいません。そして、明日という日がやってきたら、いままで通り仕事に取り組んでください。

ブログを書いてもいいし、運動をしてもいいし、出版社に売り込みをかけてもかまいません。とにかく動きを止めないこと。進み続けてください。

3. 批判をエネルギーに変える

「批判されて嫌な気分になったのは、その批判が、あなたが直視しなければならない真実を部分的にでも言い当てているからかもしれません」とFranzenさん。

たとえば、パートナーのBrendonはかつて、あるシェフから仕事に関するダメ出しをされたことがありました。そんなとき、「なんていじわるな人だ。私はちゃんとやってるのに」と拒絶反応を示す人もいます。Brendonは違います。彼は「なるほど、では向上する余地があるということだ」と考えました。批判を前進するエネルギーに変えたのです。

4. 全体に目を向ける

「なるべく多くの情報源からフィードバックを得るようにし、たった1件のレビューではなく全体の傾向に目を向けるようにします。私の母は、プロジェクトの進行状況をホリスティックに見るのだと言っていました。それはつまり、今何が起きているかの全体像を把握するために、あらゆること、あらゆる指標に目を向けることを意味します」とFranzenさんはアドバイスしています。

偏見に満ちているであろうたった1件のレビューに固執せずに、あらゆる角度から全体を眺めてみることは、間違いなく価値のあることだと思います。

5. 誰もがつらい経験をしていることを思い出す

「友人、同僚、尊敬している人びと、歴史上の人物に至るまで、例外なく本当にすべての人が、つらい体験、つらい日々をくぐり抜けてきていることを忘れてはいけません」とFranzenさん。

そうした体験は、Instagramにも投稿されなければ、人前でおおっぴらに話されることもありません。私自身はもっとそうなればいいのにと思いますが。

6. 人に話す

友人や自分の子ども、クライアントに話してみましょう。ステージの上からでもかまいません。心を開いて、苦しい体験をシェアしてください。そうした話には癒し効果があるし、話すだけでも人に大きな影響を与えますそうした体験談をシェアする人が増えれば、社会はもっと住みやすい場所になるはずです。最悪の状況に陥っても、だれもが経験することなのだと思えれば、それほどみじめな気持ちにも、パニックにもならずに済むでしょう。

7. 自分なりの対処法を見つける

「人によってできることは違いますが、私たちの誰もがそれぞれに、レジリエンスを高め、つらい体験から少しだけ早く立ち直り、夢をあきらめないでいられる方法を見つけられるはずです」とFranzenさんは話しています。

FranzenさんとBrendonさんは、新しい対処法を1つ学んだと言っています。「たった1つのレビューでレストランがダメになるわけではないことがわかりました」と彼女は笑います。それから2人はレビューを見ないようになったということです。


Image: Neirfy/Shutterstock.com

Source: Alexandra Franzen, Amazon

Kirsten Akens - Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

swiper-button-prev
swiper-button-next