
「お月さまがついてくるよ」子どもの頃、親にそんな風に話しかけ、あのきれいな月を家に連れて帰りたいなと思った人は多いことでしょう。そんな幼い頃の夢が実現しました。
3Dプリンターで本物の月を再現
『Magical ルナ ライト』は3Dプリンター技術で本物の月を再現したランプ。
地球からは見えない月の裏側もわかる
普通は見られない、月の裏側まで観察することができます。
充電する部分が小さく目立たない
月そのもののイメージを壊さないデザイン。充電式でコードレスかつ、機械っぽさを感じさせがちな充電するところも極力小さく、目立ちません。
USBで充電し、フル充電にかかる時間は1~2時間。充電中は青いランプがつき、満充電になると自動的に消えます。
光は2色に切り替えられる
「星を手中に収める…」という“中2的”な感覚で、思わず手にとって掲げたくなります。大きさは15cm、材質はPLA樹脂でとても軽いです。
光色は白色とオレンジ色の2色で切り替えが可能。空の高いところに昇った満月と、月の出の赤っぽい月の両方を楽しむことができます。真っ暗な中、オレンジ色の光で明るさを落とすと、赤銅色の皆既月食っぽくなるでしょう。
明るさも変えられる
充電するところはタッチセンサー式のスイッチになっており、光色の切り替えのほか、触れる長さで調光も可能。満充電のときから、明るさを強くしたときには8時間、弱くしたときには18時間もの長さで連続点灯します。
理科の教材としても
インテリアとして置いておくのも楽しめますが、教材としても使えます。
太陽に見立てた光源に対して月に見立てたボールを手にもって、自分を地球とし、ぐるぐるまわる実験。地球の自転によって月の満ち欠けがどう変わっていくのかがわかります。小学校のときはバスケットボールを使いましたが、このランプを使うとリアル。
月球儀と見比べて、地名から宇宙飛行士が降りたところや探査機を飛ばしたところに思いをはせるのも良いものです。
ナイトランプにもピッタリ
それにベッド脇に置いて、ナイトランプとして使うのにも最適です。白色光で明るめにすれば、寝る前の読書ができるくらいの明るさになります。
睡眠の質を高めるには、真っ暗な方がいいのか、ほのかに明かりをつけた方がいいのかは、心理学や脳科学などで見解がいろいろあり、はっきりとした決着はついていません。でも、明かりがあった方が眠れる派も多いのは事実(まさに「月明り」が理想という話もあります)。
落ち着くオレンジ色の光で好みの明るさにすれば睡眠の邪魔をせず、癒し効果もあって快適に眠れます。また、夜中にトイレに起きたときにも安心。コードレスなのでつまづくこともありません。
リアルへの妥協点
「自然科学オタク」として、ひとつだけ残念なところがあります。「ウサギの形」などと言われる月の黒っぽい部分、「月の海」は隕石の衝突によりできたと言われており、周りよりも高さが低いのと黒っぽい鉱物が多いために暗く見えるのですが、このランプでは盛り上がっています。
つまり、厚みによって光を透過しにくくすることで、明暗を表現しているわけです。ここをリアルにすると、球体の内側に厚みをつけなくてはならず、高度な技術が必要とされ、手軽に楽しめる価格にはならかったでしょう。月の100%ミニチュアではないのは留意が必要です。
とはいえ、主要なクレーターのでこぼこは再現されていますし、見た目のリアルさは十分。自宅に月を置いて「月光浴」で癒されてはいかがでしょうか。
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Photo: 今井麻裕美
Source: HONEY&COTTON, ねむりラボ
今井麻裕美
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