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マネー特集─今さら聞けない、お金の疑問

お金の習慣を変えるには、根本的な考え方を変えてみよう

お金の習慣を変えるには、根本的な考え方を変えてみよう
Image: Green Chameleon/Unsplash

自分のお金の使いかた、自覚してますか? あなたは倹約家タイプ? それとも浪費家タイプそもそも考える気がないという人も多いかもしれません。

Daily WorthのファウンダーAmanda Steinbergさんは、著書『Worth It』において、普段から自分に言い聞かせているストーリーがあなたの行動や考え方を決めると説いています。特にお金に関してはその傾向が強いのだそう。

Steinbergさんは、あなたが無意識のうちに持っているお金に対する考え方を「マネーストーリー」とよんでいます。どう稼ぐべきか、お金がほしいとはどういう意味か、お金がある・ないとはどういうことか、それはあなた自身の多くを語るものです。そして、考えはいつか現実になるのです。

ネガティブなストーリーを持つ人もたくさんいます。お金のことを真剣に考えない言い訳のようなストーリーは、悪い行動と過度のストレスのもと。このように、自分に言い聞かせているストーリー通りに物事は運んでいくのです。

とはいえ、お金は常に心配の種なわけではありません。お金は時として、自由、力、そして選択肢をもたらしてくれるのです。Steinbergさん自身、「がっつり稼いでがっつり使い、次なるステータスシンボルを追い続ける自分」から、「節約家で投資好きな自分」へとストーリーを変えることで、人生が大きく変わったと述べています。

自分の人生を、根本から立て直さなければと思いました。

彼女にとってそれは、夫のもとを去り、小さな家に引っ越し、ヘアカットと髪染めを自分でこなすなど、ラジカルなダウンサイジングの数々を実行することでした。

彼女がそれを行動に移した方法を紹介しましょう。

マネーストーリーを変える方法

Steinbergさんは、自分のマネーストーリーを1行で表わすことをすすめています。

1行に凝縮することで、ストーリーの根底にあるものを注意深く考えることができます。あなたは自分自身のお金との付き合い方を、どうとらえているのでしょうか。

  • お金があれば何でも買える。
  • どんなにがんばっても貯金できない。
  • いつか王子様がやってくる。
  • 資本主義は悪だから、そんなものにはとらわれない。
  • 善い行ないをしていれば、ほしいものはお天道様がくれるだろう。
  • お金が自分の価値を高めてくれる。

Steinbergさんは、今のストーリーを一生続ける必要はないと言います。ストーリーはいつでも編集できるのです。たとえば、浪費家である自分は変われないと思っていませんか? あるいは、お金のことはわからないので配偶者に丸投げという人は多いでしょう。

何より、他力本願は絶対にやめましょう。自分で何とかしてください。「ストーリーを変えなくちゃ」と思うだけでも意義があるのです。

1つの方法が「セリフ付け」。心の中のネガティブなストーリーをちょっと編集することで、考え方を変える方法です。たとえばSteinbergさんは「節約家」と自分に言い聞かせながら貯金箱に小銭を入れることから始めたそうです。

役立つエクササイズはほかにもあります。

お金に対する考え方を2つの短いリストにまとめる

紙と鉛筆、あるいはワード文書を用意して、2つのリストを作ります。1つ目には、現在のお金に対する考え方とそう思っている理由を、2つ目には、今後到達したいお金に対する考え方とそれを維持する方法を書いてください。

考えずに、思いつくままに書くことです。

とSteinbergさん。完全な文になっていなくてもかまいません。こんな風に進めましょう。

  • 人生で最初のお金の記憶は? 誰が持っていて、誰が持っていなかった? それはどこからきたもの?
  • どんな環境で育ちましたか? 倹約的な家庭? それとも浪費家?
  • いま、お金はどうやって得るべきだと思っていますか? 仕事? 配偶者? 家族? 相続? 投資?
  • 節約、浪費、投資、収入、寄付など、お金の管理にかんする各側面について、どれだけの自信がありますか?
  • 友人や家族関係に使えるお金をどれくらい持っていますか? それは妥当な金額だと思いますか? そのことについてどう感じていますか?

ネガティブなお金のアイデアを書き出す

最初のリストから次のリストに移る前に、新しいページを開いて、お金に関して自分がよく抱いてしまうネガティブな考えをできるだけ多く書き出しましょう。

たとえば私の場合「どんなに働いても、引退できるほどお金が貯まる日が来るとは思えない」と考えてしまうことがあります。ほかにも、Steinbergさんはこのような例を挙げています。

  • お金の管理は自分の仕事じゃない。
  • お金の管理は男性がすること。
  • お金に対する自分の考えなんて、一生わからないと思う。
  • お金を気にすることと崇高であることは両立しない。だって、それらは正反対の概念だから。
  • 無駄遣いをやめられたらお金が貯まるんだろうなぁ。
  • 私に見合った給料がもらえないのは景気が悪いせいだ。

自分のリストと向き合って、変えたいと思うものにアンダーラインを引きましょう。

生活への悪影響が大きい考えについて、さらに詳しく

日々の生活を大きく左右する考えを1つか2つリストから選び、もっと詳しい文章にしてみましょう。そこから膨らませて、その考えがあなたに及ぼす影響や、どうしたら変えられるかを考えます。

たとえば、自分のネガティブな考えに対して、私はこう考えました。

「どんなに働いても、引退できるほどお金が貯まる日がくるとは思えない」

収入は変わらないのに、生活費は増えるばかり(特に医療費)。安心して引退できる日など、いつかくるのだろうか。引退どころか、仕事を減らすことすらできないかもしれない。毎日、必要のない外食と無駄なワインにお金をかけよう。だって、その程度のお金を貯めたところで、何の役にも立たないんだから。確定拠出年金には入っているけれど、本当はもっと節約できることを知っている。家賃は高いし、私がたまたま幸運でこの業界で働けているだけ。貯金するお金なんてできっこないし、今より昇給を求められるだけの能力なんて身に付くはずもないもんな。

もっと自分の未来に楽天的になろう。私の給料は、歳を取ればきっと上がる。無駄な出費を減らすことだってできる。雇用形態もお金稼ぎも、きっとほかの手段があるはず。しっかりした社会保障制度もあるし、賢さとちょっとの幸運があれば、お金がお金を稼いでくれるだろう。

ありったけのポジティブな考えを書き出す

(願わくば)ポジティブなメモで終われたと思います。続いて、さらにポジティブなアイデアを書き出してみましょう。今すぐそのような考えを採用する必要はありません。それよりも「自分はどう考えたいか」その方法をじっくり考えてください。マネーストーリーを変える方法を考えるのです。特に、ネガティブな考えをポジティブな考えに書きかえることに注力しましょう。Steinbergさんの本には、こんな例が載っています。

  • お金は永遠の力になりうる。
  • 貯金口座の増加は、自分を大切にしている証し。
  • お金は崇高さの表われである。
  • ほしいものや必要なものを求めることは、まったく問題ない。

これらの新しいポジティブな宣言を繰り返しているうちに、行動が変わり、ストーリーが変わります。あなたもきっと「単なるお金を稼げない人」から、「自分のお金の未来に積極的な人」に変われるはず。

「どんなにがんばってもお金は貯まらない」というストーリーを脱却して、「自分の未来を大切にしているから、貯金なんてかんたん」と考えましょう。

無関心でいては、お金は減るばかり。何も考えずにうだうだしているのをやめて、自分のマネーストーリーをポジティブに組みなおしましょう。そして、自分のお金は自分で管理するのです。


Image: Green Chameleon/Unsplash

Source: Daily Worth

Alicia Adamczyk - Lifehacker Two Cents[原文

訳:堀込泰三

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