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EVは人の身体と一体化する? 佐々木俊尚さんと体感する新型「日産リーフ」の実力

Sponsored By 日産自動車株式会社

EVは人の身体と一体化する? 佐々木俊尚さんと体感する新型「日産リーフ」の実力
Photo: 小原啓樹

100年に一度といわれる大変革の真っ只中にある自動車業界。進化の二本柱となっているのが、自動運転技術とEV(電気自動車)の普及です。「まだまだ先の話でしょう」と思っている人も多いかもしれませんが、自動運転技術の一部はすでに実用化され、EVも問題なく普段使いが可能な性能と実用性を実現しています。

そんなEVのなかでも本命と目され、自動運転技術も搭載した一台が、昨年10月に日産から発売された新型日産リーフです。

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Photo: 小原啓樹

その性能は従来型を大きく上回り、クルマとしてはかなり高い完成度を誇っています。その進化は、実際にはどれほどのものなのか、また、新型『日産リーフ』から見えてくる自動車の未来とはどうなるのか。ジャーナリストの佐々木俊尚氏が実際にハンドルを握り、その実力や可能性に迫りました。

モーターならではの動力性能が生み出す、身体との一体感

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Photo: 小原啓樹

佐々木俊尚(ささき・としなお)|オフィシャルサイト

作家・ジャーナリスト。 電通総研フェロー。暮らしの文化圏SUSONO運営。TOKYO FM「TIMELINE」MC。テレビ東京「未来世紀ジパング」。朝日新聞「売れてる本」。総務省情報通信白書編集委員。一般社団法人シェアリングエコノミー協会adv.。福井県美浜町多拠点活動adv.。東京長野福井の3拠点を移動生活中。

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Photo: 小原啓樹

── 今回は、横浜市内の一般道や高速道路など、約20kmを新型『日産リーフ』でドライブしてもらいました。まず、運転した率直な感想を聞かせていただけますか。

EVには初めて乗りましたが、全体的な体感としてはクルマを運転しているというより、宇宙船を操作しているみたいでした。宇宙船を操縦したことはないですけれど(笑)。

乗り味はスポーツカーのようでした。バッテリーが床下にあるので重心が低くて安定性があり、ハンドリング性能も高い。加速感もすごかった。最初はコンパクトカーみたいな可愛らしい印象を持っていたのですが、完全に裏切られましたね。乗った後は、第一印象よりもさらに、デザインがスポーティーにみえてきました。

もう一点、静かさにも驚きました。エンジンがないので、大きな音がしない。今の国道はどこを走っても同じ風景でしょう。だから、僕は狭い旧道をのんびり走るのが好きなんです。音が静かなEVで窓をあけて走れば、その街の音や空気感が伝わってきそうです。

── EVの運転は、新型『日産リーフ』が初めてだったのですか。

はい。正直、最初は「気軽に走れるけどドライビングの楽しさはないだろう」といった先入観を持っていましたが、実際に運転してみると、ガソリン車とは明らかに異なる、不思議な一体感がありました。例えるなら、ガソリン車は馬に乗るみたいな感覚で、新型『日産リーフ』は自分の体が拡張したような感覚といったところです。

その理由を考えてみたのですが、動力源であるエンジンとモーターの出力特性の違いが大きいのだと思います。エンジンは、踏み込んだ後に一瞬ですがタイムラグを感じます。しかし、モーターはタイムラグが一切なく、自分の感覚と比例した出力の制御ができます。EVならではの出力特性によって、クルマが自分の体の一部のように感じられて、ある種、サイボーグ的な面白さがある。EVの進化のなかで、クルマと身体の一体感というものが、今後より語られてくるのではないでしょうか。

アクセル操作だけで加減速・停止までできる「e-Pedal」

── クルマとの一体感という意味では、新型『日産リーフ』に搭載されている「e-Pedal(イーペダル)」も大きな役割を果たしているのではないですか。

それは間違いないでしょう。「e-Pedal」は、モーターの特性を活かして、アクセル操作だけで加減速や停止をできるようにした機能です。説明を受けたときには、「慣れるのに時間がかかりそうだ」と思いましたが、ものの10分で使いこなせるようになりました。

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e-Pedalのイメージ図。
Image: 日産自動車

信号や渋滞でストップ&ゴーが多い街中では、非常に有効だと思います。アクセルを踏めば踏んだ分だけ加速して、戻したら戻した分だけ減速する。非常に直感的で、まさに身体の延長といったところでしょう。

「e-Pedal」を体験して感じたのは、「UI(ユーザーインターフェイス)」として高い完成度を誇っているということです。UIは人間の直感に近ければ近いほど、その設計が難しくなる。例えば、iPhoneのUIが素晴らしかったのは、スクリーンをタッチしたりスワイプしたりする行為が、人間の直感に近かったからです。こういった優れたUIは滅多に現れません。そういった意味で「e-Pedal」は、人間の直感に近い形で加減速を可能にした、非常に優れたUIです。

自動運転技術「プロパイロット」は自分の運転のクセも修正できる?

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Photo: 小原啓樹

プロパイロットによる2つの効果

・車間距離をキープ:前を走行するクルマとの車間距離をモニターし、ドライバーのアクセル、ブレーキ操作に代わってスピードを自動でコントロールすることで、前のクルマとの車間距離を保つ手助けをする。

・車線中央をキープ:白線をモニターし、ステアリングを自動でコントロール。直線道路はもちろん、カーブにおいても走行車線の中央を走行する手助けをする。

── クルマとの一体感が高まっている一方で、自動運転の萌芽を感じさせる「プロパイロット」が搭載されたことも話題となっています。実際に使ってみて、いかがでしたか。

自分の運転が正しいのかを考えさせられましたね。僕が普段乗っているクルマは、輸入車のSUV。車幅が大きいため、車線からはみ出ないように車線のかなり右寄りを走るクセがついていたんです。

そのクセで、新型『日産リーフ』を運転したときも右に寄っていたのですが、リーフはそこまで車幅がないので、「プロパイロット」を設定するとステアリングを修正されて、車線の真ん中を走ってくれる。それに、前のクルマとの距離も、普段より広めに取ってくれました。運転は人によって癖がありますが、それを修正してくれる感覚で、非常に面白く感じました。

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Photo: 小原啓樹

これまで、クルマの基本性能である「走る、曲がる、止まる」は、人が支配してきました。つまり、人の操作いかんで事故が発生する危険性をはらんでいた。しかし、自動運転はある意味、クルマが積極的に人を守る機能です。これによって、人とクルマの関係性も変わらざるを得ない。

課題は、人がどこまでクルマを信頼できるかどうか。正直、僕はクルマが多い首都高速などでは、大丈夫と分かっていても、怖いという気持ちがまだありました。

ただ、僕には生活の拠点が3カ所あります。東京と長野の軽井沢、福井県の美浜町です。福井では北陸自動車道を走るのですが、クルマが少なく景色も変わらないから、刺激があまりありません。そういった道路では注意力が低下する恐れもあるので、「プロパイロット」が役立ちそうです。

あとは、高速道路の渋滞。アウトドアが好きでよく山に行くのですが、帰りの渋滞はつらい。これは「プロパイロット」に任せて、ゆっくり帰ってきたい。こういったシチュエーションで「プロパイロット」に慣れて、信頼関係を高めていけるといいのではないでしょうか。

小刻みに動いて自分で車庫入れする姿は愛らしさを感じる

── 自動運転を感じさせる技術としてもう1つ、「プロパイロット パーキング」も搭載されています。これは、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト、パーキングブレーキまで自動制御を行い、駐車をアシストする機能です。

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Photo: 小原啓樹

これは驚きました。駐車したい場所の手前に停めると、自動でスペースを検知してナビの画面内にPマークが表示されます。それを確認したら、あとはスイッチを押すだけ。僕のクルマにはバックカメラさえついていないので、原始時代から文明時代にタイムスリップした感覚でした(笑)。

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Photo: 小原啓樹

「プロパイロット パーキング」では、2つ感心したことがあります。1つは、スイッチを押した状態でないと作動せず、手を離すと停止するということ。すべてを機械に任せるのではなく、人間の意志を介在させているのです。

もうひとつは、しっかりと何度も切り返しを行っていたこと。たまに、一発で駐車することにこだわる人がいますよね。当然、「プロパイロット パーキング」にはそういった気持ちはなく、より安全できっちりとした方法を取っている。小刻みに動く姿からは頑張りが伝わってきて、まるでペットのような愛らしささえ感じました。

クルマに駐車まで任せてしまうと、運転技能が落ちるといった意見も聞きます。しかし、そもそも車庫入れの技能なんて維持しておく必要はない。機械がやってくれるなら任せてしまったほうがいいに決まっています。

以前、AT(オートマチック)車が普及したときに、同じように運転技能が落ちるという話がありました。しかし、今ではMT(マニュアル)車はごく一部で、免許証もAT限定が存在します。いずれ、自動運転専用免許が出てきたときに、駐車能力などは問われないでしょう。

駐車場に停めておくだけで充電される未来も遠くない

── お話を伺っていると、EV車の未来に大きく期待していることを感じます。一方で、EV車を敬遠する人も存在します。その大きな理由のひとつが、航続距離の問題です。新型『日産リーフ』では、フル充電からの航続距離がJC08モードで400kmを達成。これは、実際の走行シーンでも約300kmは走れる数字です。

僕が乗っているクルマは燃費が悪いから、満タンで400kmくらい。あまり変わらないですね(笑)。ただ、空になったときにかかる充電時間とガソリンを満タンにする時間を比べると、確かにガソリン車のほうに分があります。ただ、それも、ドライブの休憩中に急速充電を上手く利用すれば、それほどの問題ではありません。

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Image: 日産自動車

── 急速充電器を使えば、約40分で80%までの充電が可能です。ショッピングセンターなどで買い物をするときに、継ぎ足し充電をしておけば安心ですね。

今はガソリンスタンドに比べると、充電設備の数が少ない印象があるかもしれませんが、すでに2万8000基を超えていると聞きました。それに、ガソリンスタンドほど設置にスペースを必要としないので、EVが普及すれば、充電スポットも加速度的に増えるはずです。

さらに未来では、現在、スマホなどで実用化されている非接触型充電が進化して、駐車場に停めておくだけで充電が完了するワイヤレス充電も可能になるでしょう。もしかすると、高速道路を走行中に充電することもできるかもしれない。そうなると、電池切れという概念もなくなります。

EVの普及の鍵は「ネットワーク効果」にある

── 今、未来のお話が出たので、EVの未来についてお伺いします。これから、EVは本格的に普及していくのでしょうか。

今までEVは環境問題だけで語られていた部分が大きかった。もちろん、それは大事な話ですが、すでにエコだけでEVを語る時代ではありません。今の日本人は生活構想に対する感覚がとても敏感です。

都市部ではクルマ離れが声高に言われていますが、それは税金や保険、修理代、ガソリン代など、維持費が高いことにも要因があります。とはいえ、僕のように地方でも暮らしていると、クルマがない生活は考えられない。そうなると、やはりトータルコストが安いクルマが売れることになります。

── 軽自動車はその典型です。

エコの視点だけでなく、EVのトータルコストが決定的に安くなるといった社会的な認知が広がれば、普及が加速するでしょう。あとは、充電が面倒だとか、高価だというイメージを払拭する必要もあります。そこを乗り越えることが大事ですね。

── 先ほどお話があったように、充電スポットは今後増えるでしょうし、価格面でも新型『日産リーフ』は315万360円(税込)から購入できますし、減税などのメリットもあります。

「ネットワーク効果」という言葉があります。普及が進めば進むほど、利用者の利便性が高まり、依存度も高くなるという考え方で、分かりやすい例では、Windowsが普及した理由がそれにあたります。つまり、Windowsを使わないと、ファイルのやり取りなどで面倒が生じる。だったらパソコンはWindowsにしておこう、という考えが働くわけです。

EVでも、ネットワーク効果が強力に働いてくるのではないでしょうか。今、過疎地ではガソリンスタンドが減少し、給油に苦労している人が増えつつあります。一方、EVなら自宅で充電ができる。多くの人がガソリンよりもEVのほうが便利だと感じ始めたら、雪崩のように変化が起きます。そのタイミングは、意外に近いかもしれません。

── 普及によって、世の中は大きく変わりますか。

クルマが発明されたのは約130年前。当時は馬車の代わりというイメージでした。しかし、実際には想像もしていなかったイノベーションが生まれます。例えば、高速道路によって「都市」と「郊外」というライフスタイルが誕生したのもそのひとつ。

EVや自動運転も、単なる技術革新ではなく、市場が広がり新しい社会構造を生み出すイノベーションだと思います。ただ、その波及までは、想像がつきません。

クルマは脳でコントロール。未来のUIはどうなる?

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Photo: 小原啓樹

── 未来のクルマといえば、自動運転やクルマ同士がつながるコネクティッドカー、EVなどが柱となり研究開発が進んでいます。実際、EVは市販化され、自動運転の実証実験はさまざまな地域で進んでいます。最後に、あえてその先のクルマ像を聞かせてください。

筑波大准教授の落合陽一氏は「デジタルネイチャー」を提言しています。ネイチャー(自然)といえばアナログを想像しますが、高性能なコンピューティングができる時代、彼は「デジタルネイチャーの方がより自然に近い」と言っている。クルマも人間と自動運転が合体したデジタルネイチャーの世界では、かのSFアニメで描かれたようなことが起こるかもしれません。

未来のクルマと親和性が高いのは電脳化です。つまり、脳にデバイスをインプラントする行為。現在の自動運転は、ナビやスマホでセットした目的地に連れていってもらうイメージです。しかし、未来は違うかもしれません。

── つまり、どういうことでしょうか?

脳から情報を直接読み取って、自分の思考をそのまま実現してくれる。そうなれば、ただ目的地に行くのではなく、ドライブで景色の良い道を走りたいのか、デートでムードのある道を走りたいのか、それとも、とにかく早く着きたいのかなどを汲み取ってくれる。言葉では説明しきれない心の機微まで機械に反映されることは、クルマの未来にとっては重要だと思います。

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Photo: 小原啓樹

── 突拍子のない話にも聞こえますが、これまで佐々木さんがおっしゃっていた「クルマとの信頼関係」や「愛おしいと思える動き」などは、ある意味、心の機微とも関わることです。もしかすると、新型『日産リーフ』は、未来の入り口にあるクルマなのでは?

そうなんです。最初に「一体感」という言葉を使いましたが、新型『日産リーフ』は自分の行動とクルマの動きが、これまでのクルマにないほど一体化していると思います。その先には、意識までも統一する未来があるのではないでしょうか。

意識を統一するには、方向性が重要になると考えています。パソコンやスマホを使うときは視線が画面に向いているので、ハードと対峙している形になります。インパネやナビもこの考え方ですね。

一方、インプラントやウェアラブル端末は、ハードと向き合う必要がなく、同じ方向に向かっています。この方向の統一感が意識の統一にとって重要なのです。対峙しているハードのUIは、キータッチや音声入力で良かったかもしれません。しかし、同じ方向を向いているデバイスへの入力には、新しいUIが求められる。

当たり前のことですが、クルマと人は同じ方向に移動します。本来、ハードと向き合って情報を得るのは不自然なのです。方向の統一感に即したUI、例えば先ほど例に挙げた脳の活用などが、未来のクルマの鍵になるかもしれません。

── 日産にはスカイラインやフェアレディZのように、長い歴史を持つクルマが存在します。もしかすると、日産リーフもロングセラーモデルになり、2030年に発売されるときには、脳波での操作が目玉機能になっているかもしれませんね。そう考えると、なんだかワクワクしてきました。今日は、お忙しいところ、ありがとうございました。




EVというと、「未来のクルマ」とか「まだ早い」と考えてしまうかもしれません。しかし、佐々木さんは新型『日産リーフ』に試乗し、ガソリン車と比較しても遜色なく、また、高い操作性や加速性、そして自動運転技術をベースにした快適なアシスト機能に驚いていました。

意外だったのは、都市部の住人に向いていると考えたEVが、地方こそ便利に使えるという意見。福井や長野でも暮らしている佐々木さんからみると「ガソリンスタンドが少なくなっている地方こそ、家で充電できるEVは助かるはず。新型『日産リーフ』の航続距離なら、地方都市でも移動に困ることはない」と感じたようです。

未来のクルマにつながる入り口でありながら、ライフスタイルによっては、今の生活にもぴったりな新型『日産リーフ』。100年に一度の変化を、先取りしたくなるクルマです。

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Photo: 小原啓樹

Image: 日産自動車

Source: 日産リーフ

林田孝司

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