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人生のどん底は50代前半にある:調査結果

人生のどん底は50代前半にある:調査結果
Image: steve p2008/Flickr

人生山あり谷あり。でも、新しい研究により、人生の満足感は誰にでも共通するパターンがあることが示されました。どうやら人生の中盤は、誰にとっても厳しい時期になるようです。

全米経済研究所は、無作為抽出の51カ国130万人を対象に行われた7つの大規模な人生満足度調査を横断的に分析しました。その結果、ほとんどの人が50代前半のどこかでどん底を迎える傾向が見られました。逆に、いちばんハッピーなのが、20代前半と退職後の60代。つまり、私たちの満足度は、下に凸の二次曲線に従うと考えてよさそうです(こちらのWashington Postの記事にすばらしいグラフが載っています)。

おもしろいのが、ある調査では人生全体の満足度を聞いているのに対し、また別の調査では幸せと不幸せについて聞いているなど、調査の方法が必ずしも同じでないのに、決まって結果がU字パターンを示す点です。つまり誰しも、すばらしい序盤を過したのち、徐々に人生が悪化し40代後半または50代前半で底を打ち、再び回復を遂げることを意味します。このような「U字型の幸福度曲線」は新しいコンセプトではなく、サルでも同様の傾向が見られることがわかっています。今回の分析は、幅広いデータソースでそれを再確認したという点で重要な意味を持つといえるでしょう。

では、なぜ50代が底になるのでしょうか。研究チームは、中年はキャリアのピークを迎えることが多く、同時にストレスが増えるからではないかと指摘しています。あるいは、キャリアのピークにある”はず”なのに、現実はそうでないというケースも多いでしょう。それに、40代から50代にかけて、子どもが心配の種になることも原因の1つと考えられます。冗談混じりに語られることが多い「ミッドライフ・クライシス」(中年の危機)は、このようなどん底に対する反応なのでしょう。

どん底を残り超える方法

誰にでも起こりうるこの「どん底」。できるだけ軽いものにするにはどうしたらいいのでしょう。

「クオーターライフ・クライシス」を乗り越える:20代後半から30代前半にかけて、人生の満足度が急落します。一部の専門家は、これを「クオーターライフ・クライシス」と呼びます。これを乗り越えるための方法はいくつかあります。

お金で買える幸せを知る:お金で愛は買えませんが、正しく使えば幸せを買うことは可能です。小旅行、経済的安定への投資、他者のためにお金を使うなどの方法で、継続的に気分を高められるでしょう。

幸せでないことを知ることで幸せを知る:あなたにとって何が幸せかは、他人にはわかりません。でも、確実に幸せでないものは存在します。たとえば、ポジティブで喜ばしい感情を持つことだけが幸せではありませんが、ネガティブな感情を持つことは決して幸せではありません。

がんばりすぎない幸せは、追えば追うほど見つけられないという研究結果があります。かえって失敗や失望につながるケースが多いのです。私は以前、幸せとは「空からゆっくり落ちてくる羽根のようなもの」と表現しました。手を伸ばしてつかもうとすると、回転しながら遠ざかってしまいます。でも、じっくり見つめて手に落ちるのを待っていれば、最終的に手にすることができるのです。

友人を持つ:孤独は不幸なだけでなく、不健康でもあります。不健康がさらに、不幸を招きます。生涯を通じた深い関係を持つことが大切です。

人生のどの段階においても、幸せと生活水準の高さは必ずしも一致しません。いつも楽しいことと、人生全体の幸福度は異なるのです。人生には山も谷もあります。継続的な幸せとは、人生の大きなことにも些細なことにも感謝を示すことで、自ら築くものなのです。


Image: steve p2008/Flickr

Source: The National Bureau of Economic Research, Washington Post, Smithsonian.com

Patrick Allan - Lifehacker US[原文

(訳:堀込泰三)

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