lifehacker

特集
カテゴリー
タグ
メディア

キャラクターに名前がついているお話を読んであげると、赤ちゃんの脳の発達が促される

キャラクターに名前がついているお話を読んであげると、赤ちゃんの脳の発達が促される
Image: Mcimage/Shutterstock

たいていの人が知っているように、赤ちゃんに本を読んであげるのはとても良いことです。読み聞かせは、言語発達と認知発達につながり、親子のきずなも強めてくれます。また、子ども番組の早口言葉のような歌を繰り返し歌わなくても、子どもの脳の発達に推奨されている1日3万語を聞かせることができます。

けれども、最大の効果を得るには、どの絵本でも良いというわけではないようです。タイ料理のテイクアウトメニューを端から読んでいっても意味はないのです。最新の研究によると、どんな種類の本を読むかによって大きな違いがもたらされる可能性があるそうです。

フロリダ大学の「The Brain, Cognition and Development Lab(脳と認識と発達研究所)」は、人物や物を総称して呼んでいる本よりも、登場する人物や物に固有の名前がついている本を読んであげたほうが、子どもの脳の発達が大きく促される可能性があることを発見しました。

研究チームは、さまざまな本を読み聞かせたときの子どもの脳波を記録。同研究所のLisa S. Scott所長は、学術系ニュースサイトThe Conversationで、次のように説明しています。

私たち研究チームは、生後半年から1年の子どもの成長を観察しました。すると、登場するの1つ1つに名前がついている絵本を赤ちゃんに見せていると、赤ちゃんはより多くのことを学び、自分が学んだことを新しい状況に当てはめ、より分化した脳反応を示すことがわかったのです。これは、登場する人物や物に名前がついていない絵本や、1つ1つのイメージを一般的な名称で括っている絵本と比較した結果です。また、幼いうちに学ぶと、4年後の子どもの脳にプラスの効果がもたらされうることもわかりました。

下の図は、個別の名前を使った絵本と、総称を使った絵本を比較した例です。

rpo0htv1dqzzqb55lehu
Image: The Brain, Cognition and Development Lab

左は、それぞれに個別の名前を使った絵本。同じように見えても、Anice、Louis、Harry、Jamarと別の名前がつけられています。Aniceはくるくる回り、Louisは高く飛べる...という具合です。

一方右は、総称(つまりすべて同じ名前)を使った絵本。それぞれ回ったり高く飛べたりと違いがありますが、名前はすべてWadgensです。

幸い、キャラクターに名前がつけられた絵本は山のようにあります。定番の『ジャックとジル(Jack and Jill)』や『ちいさなマフェット(Little Miss Muffet)』『ピーター・ラビット(Peter Rabbit)』などもそうです。でも、もしお子さんのお気に入りの絵本に登場するキャラクターに名前がついていなくても大丈夫です。Scott所長はこう書いています。「私の娘は『パット・ザ・バニー』シリーズや『どうぶつえんのおじさんへ』のような動物のお話が大好きでした。キャラクターに名前がついていなければつけてしまえば良いのです」


Image: Mcimage/Shutterstock, The Brain Cognition and Development Lab

Source: Wiley Online Library, The Conversation

Michelle Woo - Lifehacker Offspring[原文

訳:浅野美抄子/ガリレオ

swiper-button-prev
swiper-button-next