lifehacker

特集
カテゴリー
タグ
メディア

悩むより行動すると道が開ける、本当の理由

悩むより行動すると道が開ける、本当の理由
Image: Sai Tha/Shutterstock.com

新年を迎えるにあたり、新たな目標を立てようと考えている人も多いのでは...

「今の自分から脱却したい!」「営業成績を高めたい」「海外で活躍できるようになりたい」「人生をワクワクさせる趣味を見つけたい」「理想の恋人に出会いたい!」

これらのすべては行動することで道は開けます。しかし、この言葉が普遍の原則だとしても、なぜそうなるのか、もう少しロジカルに説明された方が納得して動きやすいですよね。そこで、行動すると道が開ける「本当の理由」を私なりに考えてみました。

古川武士(ふるかわ たけし)/習慣化コンサルタント

furukawa_prof

関西大学卒業後、日立製作所などを経て2006年に独立。約3万人のビジネスパーソンの育成と約500人の個人コンサルティングの現場から「続ける習慣」が最も重要なテーマと考え、オリジナルの習慣化理論・技術をもとに個人向けコンサルティング、習慣化講座、企業への行動定着支援を行っている。主な著書に「続ける習慣」「やめる習慣」「早起きの技術」などがあり、全16冊、計70万部を超え、中国・韓国・台湾など海外でも広く翻訳され読まれている。公式サイト

答えは動くことで導き出される

私たちは、行動する前にあれこれ考えすぎて、頭の中だけで堂々めぐりになり、閉塞感の中でもがき苦しむことがあります。

走りながら考える」という表現がありますが、動きだすから考えられる、解決策が見つかる、やりたいことに気づけるというのが私の提唱する「行動フォーカスアプローチ」です。理想の実現、問題の解決、自己の成長はすべて小さな行動からはじめるというアプローチです。

抽象的な解説になるより、具体例があった方がいいので、23歳、営業マンのAさんのケースで考えてみましょう。

Aさんは「今年は成績不振で上司からの評価が低い。来年は今年よりノルマが上がる。どうすれば営業成績を高められるのか」と悩んでいます。

ここで、最高の解決策、戦略が湧いてくればいいのですが、それができるなら成績不振に悩んでいないわけです。

そこで、行動フォーカスアプローチで発想します。

まず、考えすぎても答えを見いだせないムダな時間をなくし、1次行動からはじめていくようにします。1次行動とは、今、ここで、自分ができるアクションを考えることです。

たとえば、10の行動を次のように考えてみました。

  1. 成績の良い先輩のBさんの営業に同行させてもらうよう依頼する
  2. 営業の達人、ブライアン・トレーシーの本を3冊買う
  3. 営業力向上の講座やセミナーをネットで探してみる
  4. 心を許せる取引先C社の担当者に営業としての強み、弱みを聞いてみる
  5. 上司に毎日5件の訪問をコミットして宣言する
  6. 過去の営業数字を分析して売れた要因を分析する
  7. 時間管理を見直して作業効率を良くする
  8. 提案書のつくり方を改めて学ぶ
  9. 営業マンの同期10名と勉強会を企画する
  10. 1年の営業戦略を1日かけて深く練り込む

行動思考で考えることで、ヒントが見つかり、好循環がまわりはじめます。まず10の行動アイデアを書き出して、実際に行動してみてください。上記であれば、2週間もあれば実行できるはずです。

行動すればフィードバックが得られます。行動すると道が開ける本当の理由は、フィードバックから発展させることにあるわけですから。

フィードバックを発展させ、道を開くには

フィードバックとは反応のことで、外からやってくるもの、内からわいてくるものがあります。

外からのフィードバックとは、本を読んだり、セミナーに出かけたり、行動することで、そこで出会った人からアドバイスをもらったり、人を紹介してもらったり、新しい情報と出会えるというものです。

ここから得られる外的なフィードバックから、次なる手がかりを掴んでいきます。いつもの行動範囲から飛び出すことで、飛躍するチャンス、問題解決のヒントに出会える可能性が増えるのです。

また、内側からのフィードバックについても、行動することで直感がわいてきたり、試すことでアイデアを思いついたり、何が好きか嫌いか、得手不得手がわかります。

もちろん、1つの行動ですべての問題が解決し、理想が実現するほど世の中は甘くないのは確かです。

しかし、行動を続けることでフィードバックを受け取り、それを2次行動、3次行動と発展させることで問題は解決し、実現に向かって加速していけるのです。

では、Aさんの例に戻りましょう。

たとえば、10の行動の1番目、「成績の良い先輩のBさんの営業に同行させてもらうよう依頼する」を行なった結果、Aさんは次のような発見がありました。

  • お客様との信頼関係を構築するために頻繁に飲みに行っている。
  • 新規開拓の営業リストのつくり方を見聞して発見があった。
  • クロージングの手法と効果的なプレゼンの方法がわかった。

これはBさんに同行したからわかったこと、得られた気づきやヒントです。そして、すかさず1次行動でもたらされたフィードバックを元に次の10の行動を考えます。これが2次行動です。

1次行動が仮に思いつきの行動であっても、学びを生かして2次行動につなげればかなり効果的な行動が生まれます。試行錯誤をすること、失敗を恐れないことは、3次行動、4次行動へと発展させるとともに、さらに的確な行動と効果となります。

すべてのはじまりは、小さな10の行動を書き出すこと、そして実行してフィードバックを得て、次のアクションへとつなげることです。これを繰り返せば、問題の解決や、理想の実現に近づき、達成させることができるのです。

これが、行動することで道が開けるという私なりの考えです。

行動フォーカスアプローチ「実践への5ステップ」

最後に、読むだけではなく、自分に次のことを問いかけて実践してみてください。

  1. あなたが今直面している問題は何ですか? ノートに書き出してください。
  2. テーマを1つ選び、そのために「今すぐに、自分ができる行動」は何か、10個の行動を書き出してください。ごくごく簡単な行動で構いません。
  3. そして、それを1週間以内にすべて実行してください。
  4. 行動することで得られたフィードバックから、次の2次行動に発展させてください。
  5. .試行錯誤をしながら、テーマが解決、実現するまで行動を続けてください。

古川武士

swiper-button-prev
swiper-button-next