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社会起業家と現場を結びつける。「MR.復興」と呼ばれた男の物語

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社会起業家と現場を結びつける。「MR.復興」と呼ばれた男の物語
Image: Mugendai(無限大)

社会の課題を事業によって解決する存在といわれ、近年注目される存在である社会起業家。とはいえ社会の仕組みを変える、利益を追求しないなど漠然としたイメージはあっても具体的にどんなことをする人たちなのか、いまいち分からないところもあります。

IBMのWebメディアMugendai(無限大)では、東日本大震災時での活躍から「MR.復興」とも呼ばれた一般社団法人RCF代表理事の藤沢烈さんが紹介されていました。

藤沢さんは、社会起業家たちを育成し、実際の仕事と結びつける「 社会事業コーディネーター」という役割を担う人物。身近なようで遠い存在の社会起業家、そして社会事業コーディネーターとは、果たしてどのようなことをする人たちなのでしょうか。

きっかけは3.11。「今自分にできることは何か」を問い続けた日々

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Image: Mugendai(無限大)

大学時代に起業を経験し、大手コンサルティング企業として有名なマッキンゼーで活躍した後、ベンチャーキャピタルを手掛けるなど、順風満帆ともいえる人生を歩んでいた藤沢さん。しかし、そんな人生が大きく変わったのは、あの2011年3月11日のことでした。

東日本大震災の惨状を見るにつれ、居ても立ってもいられなくなった藤沢さんは東北に飛びます。しかし現地は情報が錯綜しており、みんな目の前の問題を解決することに必死の状態でした。「今自分にできることは何か」を考えた藤沢さんはあえて東京に戻り、散らばっていた情報を集め、正しい内容を届ける「後方支援」としての役割を担うことにしたのです。

そんな藤沢さんの活動は、次第にメディアに取り上げられ始めます。すると政府からも声がかかるようになり、いくつかの企業からのバックアップを経て、2011年10月にRCFを正式に立ち上げることとなったのです。

ボランティアより「働く」人を。福島が海外からも注目されるワケ

藤沢さんが代表を務めるRCFが行った具体的な活動としては、全国から東北に人材を派遣するプロジェクト「WORK FOR東北」が挙げられます。災害時といえば、つい寄付やボランティアを想像してしまいますが、これは文字通り「東北で働く人を増やす」というプロジェクトで、藤沢さんたちは被災地で足りていないポジションを洗い出し、4年間で170人もの人材を現地に送り出したそうです。

藤沢さんは、今後もそうした社会起業家の育成に力を入れていくと語っており、 例えばいまだ避難地域に指定されている福島の町に支援員を派遣し、町のニュースをまとめた広報紙を作ったり、交流会を開いたりしてコミュニティの維持に協力しているそうです。

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Image: Mugendai(無限大)

藤沢さんがこの取り組みによって変えようとしているのは、国内だけではありません。実は東北の復興は、世界が注目する事象でもあるのです。藤沢さんは以下のように語っています。

イラク政府の高官が2015年、福島を視察に来ました。「なぜ、福島なのですか」と聞くと、「イラクには国内避難民がたくさんいて、故郷にいつ戻れるか分からない。その戻れない状況が福島とよく似ているように思ったので、住民をどのようにケアしているのか、彼らはどんな生活をしているのか、コミュニティをどう維持しているのか、産業をどう立て直すのかなど、ぜひ知りたい」という話でした。

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Image: Mugendai(無限大)

Mugendai(無限大)では他にも、比較的閉鎖的といわれていた東北が変わったこと、欧米でのNPOの信頼度の高さなど、興味深い内容が満載です。社会起業家や社会事業コーディネーターに少しでもご興味のある方は、ぜひ続きをご覧ください。


Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

渡邊徹則

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