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旅行で息抜きをするなら最低8日は必要

旅行で息抜きをするなら最低8日は必要
Image: PROBureau of Land Management/Flickr

仕事が慌ただしくなる年末年始ですが、時には休みをとって充電することも必要です。

そこで、休暇は年に1度、長期でとるべきでしょうか? それとも、年間を通じて複数回に分けてとるべきでしょうか? 時には、回数が多いほうが、1回の質の高い休暇に勝ることもあります。

休暇をどう取るのであれ、まずは、休暇を取ることが必要です。しかもすぐに。休みを先送りにすればするほど、自分で自分の首を絞めることになります。燃え尽き症候群のリスクにさらされるだけではありません。学術誌Psychosomatic Medicineに発表された9年間に及ぶある研究によると、年に少なくとも1度の休暇をとらないと、循環器疾患によって死亡するリスクが高まるおそれがあるそう。

つまり、休暇をとらないと人生を楽しむ機会を逃すだけではなく、みずから死を招くことにもなりかねないのです。なので皆さん、休みをとりましょう。

そうはいうものの、いつ休みをとるべきかはいくつかの要因によって左右されます。取れる休みが何日間あるのか? 喜びをもたらしてくれるのはどんなことなのか? 休みを共に過ごす家族がいるのか、いないのか? といった事柄が、そこに関わってくるのです。そのため残念ながら、誰にでも当てはまる完璧な公式というものはありません。とはいえ、ヒントはいくつかあります。

リラクゼーションを最大限に高めるという観点から考えるなら、最低でも8日間の休暇をとるべきでしょう。それだけの時間があれば、仕事のストレスを取り除いて緊張をすっかりほぐし、心の平穏を十二分に得られますからね。

一方、学術誌Journal of Happiness Studiesに発表された研究では、休暇を一度に全部使い切ってしまうのではなく、等間隔に分けて取ることが推奨されています。年に10日しか休みがない方は、「最低8日間」と聞くと多いように思うかもしれません。ですが、休みを週末と週末のあいだにはめ込めば、9日間の休暇を年に2回、等間隔でとることができます。有給休暇が14日ある方は、1年を3分割して、9日間の休暇をほぼ3回とれることになります。つい休みを一度に全部使って、長い「夏休み」とりたくなってしまうかもしれませんが、目指すべきは質(長さ+満足感)と量(回数)の完璧なバランスをとることなのです。

休暇の回数も大切です。1年を通して何度も休みの計画を立てるということは、つまり楽しみがいつもあるということだからです。何かを計画することと、それにともなう期待には、私たちの幸福感を高めてくれる力があります。もし毎年、長期休暇を1度しかとらなかったら、このワクワク感はもっとゆっくりとしか高まってきません。あまりに遠い先のことに思えるため、それが絶望感にさえつながりかねません。

また、一部の研究(こちらや、こちらなど)から、休暇前のストレスは長期の場合のほうが高い可能性があることもわかっています。しばしば長期休暇のほうがより多くの準備を必要とするためです。衝動的な休暇やレジャー活動のほうが、慎重に計画を立てた旅行よりも大きな満足感が得られることが多いのも、何も準備しないでただ遊べばいいだけだからです。

研究者たちによると、一番いいのは「休暇を健康的なライフスタイルにとって必要な構成要素とみなすこと」だそうです。

我々人間は必ず疲れるものであることを考えると「私たちはなぜ、休暇を取り続けるべきなのか」という問いかけは「私たちはなぜ眠るべきなのか」という問いかけに類似していると言えます。長期にわたって健康を維持するためには、ぜひとも、仕事に労力を注ぐ期間と回復期が交互に訪れるようにすべき。したがって、取るべき休暇をスキップしたり、何年にもわたって長期休暇を年に1度しかとらなかったりするのではなく、年間を通して短めの休暇を何度か予定したほうが、高いレベルのH&W(ハピネス[幸福]とウェルビーイング[健全])の維持にははるかに合理的と思われます。

休暇を予定するのに一番適しているのは、あなた自身が最も休みを必要としていると感じる時期です。1年の計画を立てる時に「休暇が自分にとって一番大きな意味を持つのはいつなのか?」を自問してみましょう。ほかの皆が旅行に出かける真夏ではなく、ストレスの多い冬が終わったあとの春かもしれません。あるいは、忙しい秋が来る前、夏の終わりに充電が必要に思えるかもしれませんね。

あなたにとって、ストレスからの解放がもっとも必要なのはいつでしょう? まずはそのタイミングを見極め、それから質を重視した数回の休暇を一定の間隔で並べていきます。そうすればきっとあなたも、もっとハッピーに1年を過ごせるようになるのではないでしょうか。


Image:

Source: Taylor & Francis Online(1, 2), Psychosomatic Medicine, Springer Link(1, 2), Academy of Management, AMA Journals,

Patrick Allan - Lifehacker US[原文

(訳:阪本博希/ガリレオ)

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