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宝塚と少女マンガを未体験でも「ポーの一族」を観るべき4つの理由

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宝塚と少女マンガを未体験でも「ポーの一族」を観るべき4つの理由
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Photo: 菊岡俊子

「少女マンガ」と「宝塚歌劇」。 まったく別のように感じますが、どちらも日本独自のカルチャーを持ちながら、海外でも高い評価を受けています。その2つの良さを同時に堪能できる舞台が登場! それが、2018年宝塚の最新作『ポーの一族』なのです。

オリジナル作品をメインとしながらも、これまで、原作ものや意外な題材を絶妙に融合させてすばらしい舞台に昇華させてきた宝塚歌劇が、新たに挑む同作品。日々自宅と仕事場との往復の繰り返しで、新しい発見や感動に飢えており、「最近、忙しくてあまりインプットができていないな……」というビジネスパーソンにこそ必見の公演なので、紹介したいと思います。

『ポーの一族』とは?

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(c)萩尾望都/小学館

少女マンガ『ポーの一族』の原作者は、『トーマの心臓』や『イグアナの娘』などでも有名な萩尾望都(はぎお・もと)さん。1972年に『別冊少女コミック』(小学館)で連載が始まってから40年以上、多くの人に愛され続けてきました。連載が終わってからもその人気は根強く、2016年にはコミックの復刻版も発売されています。また、2016年5月から『月刊フラワーズ』にて、その続編となる『ポーの一族〜春の夢〜』が連載されたことでも話題になりました。

『ポーの一族』は西洋に伝わる吸血鬼「バンパネラ」の伝説を題材にした物語で、主人公は永遠の時を生きる14歳の少年エドガーです。物語の舞台は18~20世紀のヨーロッパ。バラの花咲く「ポーの村」に、エドガーをはじめとしたバンパネラの一族が暮らしています。

エドガーはもとは人間でした。小さい頃森に捨てられ、妹と2人バンパネラの老ハンナ・ポーに育てられるのですが、ある時その正体を知ってしまいます。妹を守るため、成人後に自分がパンパネラになると約束させられますが、14歳になったときに老ハンナ・ポーが胸に杭を打たれ消滅してしまう出来事が起こり、そこで否応なく一族に加えられることに。そのため、エドガーは14歳の姿のままになってしまったのです。

観るべき理由①原作の秀逸さ

この舞台をオススメしたい最初の理由は、何といっても原作のおもしろさ!

主人公の設定を簡単に紹介しましたが、『ポーの一族』は200年以上の時を生きるエドガーの一大スペクタル。少女マンガの枠を超えた異色の作品として、連載当初より幅広い層から高い評価を得ました。男性ファンも多く、少女マンガの読者層を広げた作品ともいえるでしょう。

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Photo: 菊岡俊子

この物語に登場するエドガーをはじめ、妹のメリーベル、エドガーと100年の時をともにするアランなど、バンパネラたちの耽美な美しさが非常に印象的です。その美しさを際立たせるものは、きっと彼らの孤独なのでしょう。

繰り返される出会いと別れ。その中で感じる、人を愛する喜び、失う悲しさ、嫉妬、憎しみ……。誰もが心の中に持つさまざまな感情が、読者の共感を誘います。

日々現実に直面しさまざまな悩みや困難がありますが、永遠の時を過ごさなくてはならない運命を背負ったエドガーのはかり知れない苦悩を通して、ビジネスパーソンもきっと考えさせられるところがあるのではないでしょうか。

永遠の少年エドガーの美しさと孤独が、宝塚歌劇の舞台でどう表現されるのか、とても楽しみです。 原作者の萩尾望都さんは、舞台の制作発表で、次のように語っています。

「『ポーの一族』は私が若い頃に描いた作品なのですが、今改めて、エドガーをはじめ、この中のキャラクターたちのことが好きだなと再確認しております。そういう意味でも私にとって、とても大切な作品です。今回光栄にも『ポーの一族』を舞台化していただけるということで、私のイメージを超えた美しい世界が目の前に広がることが想像でき、今からドキドキワクワクしております」(萩尾望都さん)

観るべき理由②演出家の熱意

宝塚歌劇『ポーの一族』の脚本・演出は、『エリザベート』などいくつものヒット作を手がけた、脚本家の小池修一郎氏です。この小池氏、実は「ポーの一族」をミュージカル化したくて宝塚歌劇団に入ったというから驚きです。

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Photo: 菅井淳子

小池氏は大学時代、友人に勧められて『ポーの一族』と出会いました。「少女マンガだろ……」と思いながらも、ページを開いてみた結果、大ハマリした! といいます。 アランをバンパネラへと誘うエドガーの挑戦的な眼差し。その挑戦に応え、二度と戻れない世界に飛び出したアランの強い決意。

当時、小池氏は、彼らの強烈な個性や存在に強く惹かれたといいます。「いつか『ポーの一族』を宝塚でミュージカル化したい」という夢を抱き、小池氏は宝塚の演出助手となりました。(出典元:『ポーの一族』小学館 文庫版 第1巻のご本人の解説より)

かくして構想から40年の時が経ちました。これまであらゆる上演化のオファーを断ってきた原作者・萩尾望都さんの承諾も得て、今回、ついに舞台化が実現したのです。 小池氏はエドガーをはじめ、魅力的なキャラクターや原作の世界観をどのように描くのでしょうか? 舞台の制作発表で小池氏は、今回の舞台について次のように語っています。

「ずっと舞台化したいと思いながらも、宝塚の役者たちは原作より大人ですので、ちょっと難しいかなと思って時間が経ってしまったんです。しかし今回、エドガーを演じる明日海の扮装姿を見たときに、スタッフが『何十年も待った甲斐がありましたね』と言ってくれました。僕もすごくそう思って、 彼女と舞台を作る時のために、運命の神様が今までやらない状況を作られたのではないかと思ったほどです。宝塚と原作の接点をかけ合わせながら、今私たちができるベストの作品を作り上げたいと思っています」(小池修一郎さん)

観るべき理由③役者の魅力

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Photo: 菅井淳子

今回の舞台で主役のエドガーを演じるのは、花組トップスターの明日海りおさんです。ご存知ない人もいるかもしれませんが、 そもそも宝塚歌劇団に入団できるのは、「東の東大、西の宝塚」ともいわれる激しい競争を突破して、宝塚音楽学校に入学し、卒業した人のみ。

その狭き門をくぐった少女たちは、プロフェッショナル育成のための徹底した指導を経て、劇団員として舞台に立つことになります。その中でもトップスターとなれるのは、ほんのひと握り。 今回、『ポーの一族』で主演を務める明日海さんも、そんな選ばれしひとりなのです。

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Image: 宝塚音楽学校より提供(現在の音楽学校の授業風景)

明日海さんは、これまでに『新源氏物語』の光源氏役や『エリザベート』のトート役を演じるなど、和洋どちらの作品もこなす実力派。明日海さん扮するエドガーの公演ポスター(※トップ画像で撮影したポスター)が、早くも話題になっています。明日海さんがどんなエドガーを見せてくれるのか、非常に楽しみです。制作発表で、明日海さんは舞台への意気込みについて、次のように語っています。

「漫画のキャラクターを立体化することの重大さを強く感じています。漫画には音声がありませんので、エドガーってどんな声なんだろう?というところから考える必要があります。エドガーは少年でありながらセクシーで、すごく惹きつけられる魅力的なキャラクターです。表情や目の淋しさ、立ち姿の背骨のライン、持ち合わせるオーラなどを佇まいでどう表現したらいいか、イマジネーションをフル稼働させて演じたいと思っています」 (明日海りおさん)

観るべき理由④歴史と伝統に裏づけされた宝塚の魅力

宝塚といえば『ベルサイユのばら』が代表作ですが、実はそうしたラブロマンスだけではなく、非常に幅広いジャンルの舞台を上演しているのをご存知でしょうか。

たとえばマンガが原作であれば、宝塚では『るろうに剣心』や『ルパン三世』、『ブラックジャック』や『JIN-仁-』などが舞台化されています。 ほかにも『逆転裁判」や『戦国BASARA』などの人気ゲームや、三島由紀夫や谷崎潤一郎などの日本文学まで、バラエティに富んだ作品が、あくまで原作のイメージを壊すことなく宝塚流に味つけされ、人気を博しています。

演目の幅が広がったことで、男性客の数も年々増えているのだとか。 原作が人気のものほど実写化が難しいといわれている中で、宝塚歌劇が多くの成功を収めているのは、100年の歴史と伝統を守りながらも、時代に合わせて常に新しい題材にチャレンジし続け、作品作りのノウハウが蓄積されているからなのです。

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(c)宝塚歌劇団

宝塚ならではの華やかなショーも、舞台の人気を支えるひとつ。宝塚の公演は、基本は芝居とショーの2本立てで構成されています。後半のショーは、出演者が華やかな衣装でコーラスやラインダンスを繰り広げます。

特に見応え抜群なのが、公演の最後を締めくくるフィナーレ。ラインダンスや出演者全員が次々と大階段を降りながら挨拶するパレードのシーンを、テレビなどで見たことがある人もいるのではないでしょうか? 『ポーの一族』のような1本立ての公演でも、このフィナーレはかならず観られるので、とにかく必見です!

少女漫画×宝塚の日本独自のカルチャーが気軽に楽しめる!

さて、『ポーの一族』の魅力は伝わったでしょうか? 興味を持っても、未経験者には少しハードルが高いと思われるかもしれません。でも、安心してください。宝塚の観劇は、ドレスコードもなく、実は値段もリーズナブル。映画を観に行く感覚とそう変わりません。

宝塚の舞台は、本拠地である兵庫県の宝塚大劇場や東京・日比谷の東京宝塚劇場で観ることができます。(そのほかにも、大阪・梅田、名古屋、福岡などでも公演あり)チケットは宝塚歌劇オンラインチケットや、各種プレイガイドでも購入することができます。

チケットの金額は、座席によってランクがあり、宝塚大劇場の場合、前列のSS席は、1万2000円で、S席8300円、A席5500円、B席3500円。初心者にもオススメでねらい目なのが2階席です。上から舞台全体を見下ろすことで、舞台装置や衣装、出演者のフォーメーションが立体的に楽しめます。より細部まで舞台を楽しむために、オペラグラスを持っていくことをお勧めします。

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Image: 宝塚大劇場より提供

これを機に、「少女漫画×宝塚」という日本のカルチャーを同時に楽しめる「ポーの一族」を体感し、磨かれた日本の文化にふれてみてはいかがでしょうか?

Photo: 菊岡俊子(静物)、菅井淳子(人物)

Source: 宝塚歌劇

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Text: 尾越まり恵 Edit: 庄司真美

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