
食欲の秋と言われるだけあって、秋は食に関するイベントが盛りだくさん。ボジョレーヌーボーの解禁も、そのひとつと言っていいでしょう。
ボジョレーヌーボーの解禁日は、毎年11月の第3木曜日と決まっています。今年は、11月16日。そしてボジョレーヌーボーの特徴は、フレッシュでフルーティーな味わい。その味を、毎年楽しみにされている方も多いです。
そこで今回は解禁に先駆け、ボジョレーヌーボーをよりおいしく飲むための、男性でも簡単に作れるおつまみをご紹介します。ボジョレーヌーボーの解禁時間は午前0時。遅くまで開いているスーパーが近所にあればいいですが、購入は主にコンビニになるでしょう。そこで材料はコンビニで揃えられるものを用意しました。
カルボナーラハッセルバックサンド

▼材料(1~2人分)
ロールパン……2個
スモークタン……適量
リーフレタス……適量
カルボナーラソース……1袋
▼作り方
- ロールパンを横にして置き、包丁で縦に9つの切れ込みを入れる。
- 端の切れ込みから、カルボナーラソースを適量塗り、リーフレタス、スモークタンを適当な大きさにカットして挟む。
- 切れ込みをひとつ空けて、次の切れ込みに②と同じように材料を挟む。また切れ込みをひとつ空けて、同じことを繰り返す。
赤ワインに合うおつまみに、チーズがあります。ボジョレーヌーボーは味が軽いので、高級なチーズでなくても、コンビニで売っている安いもので十分合います。
今回カルボナーラソースを使ったのは、材料にチーズが含まれているから。味も香りも強すぎず、それでいてしっかりチーズの風味が楽しめるので丁度いいんです。
切れ込みをひとつおきにして材料を挟むのは、手でちぎって食べられるようにするため。空いた切れ込みに指を挟んでちぎれば、サンドイッチの要領で食べることができます。
スモークタンのコリコリとした食感も良く、食も進んでほどよくお腹も満たされます。見た目も華やかなので、即席ボジョレーパーティーなどを行う際に出すと喜ばれますよ。
秋刀魚缶詰とカマンベールチーズ

▼材料(1~2人分)
秋刀魚缶詰……1缶
カマンベールチーズ……適量
リーフレタス……適量
▼作り方
- お皿に秋刀魚をのせ、適当な大きさに切ったカマンベールチーズを添える。
- リーフレタスを添え、あれば粗挽き黒胡椒をふる。
1分どころか30秒でできるメニューです。分量は食べたいぶんだけのせて、お好みでどうぞ。
秋刀魚とカマンベールチーズは相性が良いんです。口の中で、秋刀魚の香ばしさとチーズのまろやかさが重なります。粗挽き黒胡椒をふると、ピリッとしたアクセントも加わって、より大人の味になります。
別々に食べるのではなく、ワインと合わせてマリアージュをお楽しみください。
クリームチーズと醤油卵黄

▼材料(1~2人分)
卵……1個
クリームチーズ……適量
醤油……小さじ1
チャービル……適量
▼作り方
- クリームチーズを適当な大きさに切り、真ん中を少し開けるように皿の上に配置する。
- 開いた部分に卵黄をのせて、上から醤油を回しかけ、チャービルを添える。
卵黄とクリームチーズ、チャービルの色がそれぞれ鮮やかで、見た目に可愛らしい一品です。
それでいて、食べると濃厚。口の中にチーズと卵黄の風味が広がり、それをワインで流し込んだときの後味がたまりません。まさに後を引くおいしさ。オリーブオイルを少量たらすと爽やかさが加わり、また違った味が楽しめます。
期間限定のボジョレーヌーボーですから、せっかくならおいしく飲みたいですよね。
おつまみはただのチーズだけでもいいですが、ひと手間加えることで、味だけでなく見た目も楽しめる一品になります。
チーズには二日酔い予防効果もあると言われているので、おつまみにはピッタリ。グラス片手に、秋の夜長をスタイリッシュにお過ごしください。
レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。
Image: 大崎えりや
オガワチエコ
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