
こんにちは、料理研究家のオガワチエコです。
男性に、好きな女性のタイプを尋ねたとき、必ず上位にあがるのが「料理が得意」という項目です。そこには、「おいしい料理が食べたい」という理由のほかにも、「面倒なことは任せたい」という理由が多分に含まれています。
でも、現代社会においては晩婚化が進み、長く独り身でいる男性は増えています。そういった場合、自分で料理しなければどうしても栄養が偏ります。そんな、現代の風潮にも合った食品が「BASE PASTA(ベースパスタ)」です。

1袋で1食に必要な31種類もの栄養素が含まれ、肥満の原因となる糖質は同量の生パスタに比較して半分の量。茹で時間も2分で済む優れた食品です。
今回は、そのベースパスタを使った「つけ麺」をご紹介します。包丁を使わず簡単に作れるので、まさに男性向けのメニューです。

▼材料(1人分)
ベースパスタ……1袋(145g)
豚肉……100g
生姜……1かけ
ニンニク……1片
つゆ(3倍濃縮)……1/2カップ
水……1と1/2カップ
酢……小さじ2
豆板醤……小さじ1/4
ごま油……小さじ2
鰹粉……小さじ1
万能ねぎ(小口切り)……適量
食材を切る工程がないので包丁を使う必要がありません。まな板も使わないので、洗いものも少なくて済みます。
▼作り方

1. 鍋に麵つゆと水、生姜とニンニクを入れて、さらに肉も加えて火にかける。こまめにアクを取る。

2. お酢と豆板醤、ごま油を入れて、ひと煮立ちさせてから鰹粉を加える。お好みでブラックペッパーを加えても。

3. 別の鍋に水をたっぷり入れて麺を2分茹で、ザルに移して湯を切る。

4. 器によそって、つけ汁にネギをかけてできあがり。
ベースパスタは一見すると、お蕎麦。そんな見た目を生かして、和風のつけ麺にアレンジしてみました。太麺かつ、麺自体に独特の風味があるので、濃厚なつけ汁に合わせても存在感を失いません。汁もよく絡まり、互いの味を引き立てます。
口に含むと、お酢のほどよい酸味と鰹粉のダシの旨みが広がり、お店で食べているかのような本格的な味が楽しめます。また、舌に感じる豆板醤のピリッとした辛みと、後に残るごま油の風味が食欲を掻き立て、箸が止まらなくなります。
それに豚肉には、疲労回復効果のある栄養素が豊富に含まれています。寒さが本格的になり、風邪を引きやすいこれからの時期の食事にもピッタリ。
チモチ食感の麺は食べごたえがあるのでお腹も満たされ、栄養もバッチリ摂取。これで冬の寒さも乗り切ることができそうですね。
レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。
あわせて読みたい
Image: 大崎えりや
オガワチエコ
ランキング
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5