特集
カテゴリー
タグ
メディア

このひと手間で高級感が段違い!自分でできる革靴のアンティーク仕上げ

このひと手間で高級感が段違い!自分でできる革靴のアンティーク仕上げ
Photo: Okihiro Mori

こんにちは! メンズファッションライターの丸山です。

今年も芸術の秋がやってきましたね。革の芸術品と言われるパティーヌ(ムラ染め)を皆さんはご存知でしょうか。パティーヌが施された革靴はグラデーションが美しく、とても高級感がありますよね。

ですが、専門の職人さんに頼まないかぎり、絶対にできないと思っていませんか。実はベーシックなものであれば自分でもできるんですよ!

今回は、自宅でパティーヌを行い、革靴をアンティーク調に仕上げる方法をお教えします。しかも、これを覚えておくと革靴のつま先に傷がついてしまったときや、色合いに飽きてしまったときにもサッとリフレッシュすることが可能なんです!

まずは基本のお手入れのおさらいから

shoes_antique_2
Photo: Okihiro Mori

靴ひもを外し、靴を磨きやすくするためにシューツリーを入れたら準備完了。

shoes_antique_3
Photo: Okihiro Mori

サッとブラシをかけて表面についたホコリを落としたら、リムーバーをつけて優しく汚れを落としましょう。以前に塗ったクリームなどが残って古くなっていると、仕上げのときに色が乗りにくくなる原因になるので、めんどうでもこのステップは忘れずに!

汚れが落ちたら、無色のクリームで栄養補給と艶出しをします。

さて今回の本番はココから!

shoes_antique_4
Photo: Okihiro Mori

色をつけていく箇所は3か所。

トゥ(つま先)、アイレット(紐を通す部分)周り、ヒール(かかと部分)をバランスよく色づけしていきます。この3か所に濃淡をつけるとグッと立体感がでて、高級感が演出できますよ。

まず、小さめのブラシに本当にちょっとだけ好みの色をつけます。

つま先部分から塗り始めていきましょう。

最初は控え目に!

shoes_antique_5
Photo: Okihiro Mori

トゥの部分から始めます。写真のようにV字状にすこしずつ塗り広げていく事がポイント。あとで大きなブラシでぼかしていきます。

控え目に塗っておいた方が何度か同じ作業を繰り返して好みの濃さにすることができるので、オススメです。

次にアイレット周りにとりかかります。つま先やかかとと違い、擦れることが少ないので色が乗りにくいですが、ここに色をつけることでグッと革靴の顔が引き締まります。

色がどうしても乗りにくい場合は、少し時間を置いてから大きなブラシでぼかすことがポイント。あくまで表情をつけるのが意図なので、ベッタリ塗りすぎたり、塗る面積が広すぎたりすると一気にダサくなってしまうのでご注意くださいね。

shoes_antique_6
Photo: Okihiro Mori

そして最後はヒール。ここは、前の2つの部分より若干広めに塗ります。

ソールに近い部分一番濃くなるようにするとカッコいいですよ。

最後の仕上げを忘れずに!

shoes_antique_7
Photo: Okihiro Mori

ブラッシングをして良い感じに色の境目をぼかしたら、クロスやミトンでより艶がでるよう全体を軽く磨き上げます。

これで完成です!

shoes_antique_8
Photo: Okihiro Mori

いかがでしょうか。綺麗に色がはいりました!

応用編

shoes_antique_9
Photo: Okihiro Mori

同じ靴でも青系を使うか、赤系を使うかで仕上がりに違いがでます。ライトブラウンのシューズには、ネイビーやダークブランがよくなじみますね。

今回のように色合いが明るめの靴であれば、もちろんそれより濃い色のものを使います。でも、黒い靴でもバーガンディやネイビーなどの色を塗ると艶が出る事はもちろん、色に深みがでて、角度によって表情が違うように見せられますよ。

納得がいくまで修正可能!

注意していたのに、どうしても色が濃くなりすぎたり、広い範囲に塗りすぎてしまった…。なんてときもありますよね。

どうしても仕上がりに納得できない場合は、完全に乾く前ならもう一度やり直す事が可能です(※乳化性クリームの場合)。ステインリムーバーを使って、優しく色をつける部分のクリームを溶かすように落としてください。そして、もう一度塗りなおす前に革を乾かしながら再度トライしてみてくださいね。

ただし、リムーバーを連続使用して革がふやけた状態で摩擦を加えてしてしまうと、革を傷める原因になりますので、ご注意を。

どうしても色が乗らないときは

shoes_antique_10
Photo: Okihiro Mori

靴によっては、ガラスレザー仕上げ(革表面にずっと艶がでるようにあらかじめ被膜でコーティング)がしてあるため、それに皮革の種類によってはクリームが乗らないこともあります。

この素材はどうなんだろう?と悩んだときは、靴を購入した店舗、または今回使用した、イングリッシュギルド ビーズリッチクリームを輸入しているR&D様へ確認してみることをおすすめします。

株式会社R&Dへのお問合せはこちら

今回は、普段の靴磨きに自分でひと手間加えることで高級感を演出できる「アンティーク仕上げ」をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

次回は年末に向けて、パーティーシーズンに使えるドレスシューズの選び方などをお届けしたいと思っています。乞うご期待。

丸山 尚弓(まるやま なおみ)Facebook

fashion_maruyama.jpg

美人すぎるメンズファッションライターとして活動中。メンズファッションを題材とした自身のFacebookは、コメントが女性目線で分かりやすいと好評で、紹介した商品には問い合わせが殺到する。ファッション初心者を「素敵な男性」へと優しく導くことが信条。またファッションだけでなく「人生を豊かにするライフスタイル」をテーマに、男性としてトータルの魅力アップが目指せる記事を発信している。ライター以外の活動として、メンズブランドの企画やブランディングも行う。特技はコミュニケーション力を活かして外国人ともすぐに友人になること。趣味はタウンウォッチと英語での映画。

Image: Okihiro Mori

丸山 尚弓

swiper-button-prev
swiper-button-next