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ランチ特集─ランチを制するものは、ビジネスを制する

マナー1つで変わる関係性。クライアントから一目置かれるビジネスランチのマナーとは?

マナー1つで変わる関係性。クライアントから一目置かれるビジネスランチのマナーとは?
Image: Monkey Business Images/Shutterstock.com

「オフィスアワーや夜の会食よりも気軽」「時間を決めてスパッと終わらす」など、お互いの負担が少ないビジネスランチ。しかし、あくまでもオフィスアワーの延長線上であり、最低限のマナーには気をつけたいところ。

アメリカのニュースサイトInc.によると「ビジネスランチはマナーが見える場所。食べ物を口にいれながら会話をすると、相手を不快にさせます。最悪の場合、関係性に傷をつけてしまうことも」とマナーの重要性を説いています。

そこで今回は、ビジネスランチを積極的に活用しているビジネスパーソンに、普段意識しているビジネスランチマナーについて伺ってみました。

27歳男性:商社勤務の営業マン。クライアントと月2回程度ビジネスランチを行なう。

29歳男性:シンガポール在住。コンサルティング会社勤務。ビジネスランチを週2回クライアントと行なう。

32歳女性:会社経営者。月2回程度ビジネスランチを利用。

お店選びのマナー:お店選びで気をつけていることはありますか?

「ランチタイムはビジネスパーソンが多く、騒がしいので避けたほうがベター。ランチタイムに行くなら、価格帯が高めのお店かオフィス街から離れた場所がおすすめです。いずれにしても、お店の静かさや雰囲気を基準としてお店選びます」(商社勤務の27歳男性)

「時間を取ってもらうので、相手のオフィスに近いレストランを予約します。また、シンガポールは多民族国家ということもあり、複数の料理を注文できるレストランを選んでいます。もし、相手がムスリムだけの場合は、ハラールレストラン一択です」(コンサルティング会社勤務の29歳男性)

タバコ臭くないことを重視しています。タバコを吸わない人もいますし、なにより食事中にタバコの匂いを嗅ぎたくありません。」(会社経営者の32歳女性)

相手への気づかいが、そのまま反映されるお店選び。「お店の雰囲気」「アクセスの良さ」「料理の種類」など、相手に配慮したお店選びをすべきだということがわかります。そのなかでも、お店の静けさについては全員が気をつけている要素でした。ビジネスランチといっても、オフィスアワーの延長線上であるため、落ち着いた雰囲気のレストランを選ぶというのが重要と言えそうです。

もし、そういう場所が身近に思い当たらないという場合は、ホテルのレストランがおすすめ。「静かで落ち着いた雰囲気がビジネスランチ向き(会社経営者の32歳女性)」ということです。

食事中のマナー:食事中、気をつけていることはありますか?

「相手の食べるペースに合わせたり、相手のドリンクの減り具合を気にしたり、女性とデートに行くときとポイントは変わりません」(商社勤務の27歳男性)

食事中は仕事の話はできるだけしないようにしています。食事後にコーヒーを飲みながら、仕事の話をすることがほとんどです」(コンサルティング会社勤務の29歳男性)

汁物やソース系の食べ物は絶対にオーダーしません。食べずらかったり、相手の洋服が汚れてしまったりする可能性があるためです」(会社経営者の32歳女性)

食事中は、相手のペースに合わせて食事をするのが基本中の基本とのこと。それ以外に、食べにくいものやスーツが汚れるものは極力控えているようです。

また、「仕事の話はできるだけ避ける」という意見もありました。これは、一見マナーとは関係なさそうですが、海外の場合「仕事は仕事。ランチはランチ」と切り分ける人も多くいます。そのため、ランチの時間に仕事の話をすると相手の気分を害することもあるので、事前に「ランチの目的」を伝えておくといいでしょう。

食後のマナー:支払いはどちらがしますか?

クライアントに支払ってもらうのはNG。ただ、頻繁にビジネスランチをする相手なら、交互に支払いをすることもあります」(商社勤務の27歳男性)

「クライアントがジャカルタにいて、こっちが赴く場合はクライアントが支払ってくれます。逆に、クライアントがシンガポールに来ている場合は、こちらが支払いをします。持ちつ持たれつという関係です」(コンサルティング会社勤務の29歳男性)

「こちらが支払うということもありますが、割勘が多い気がします」(会社経営者の32歳女性)

食後に困るのが、支払いはどちらがすべきかということ。クライアントに支払ってもらうのは気がひけますが、シーンによっては相手に支払ってもらったり、割勘もありという結果が出ました。

もし、相手の分も支払いたいという気持ちがあるのであれば、誘いの連絡をするときに「今回はこちらでお支払いします」と一言添えると、丁寧だということです。

食後のマナー:ビジネスランチのあとに、お礼のメールや電話を入れますか?

「基本的にはお礼のメールをいれるようにしています。特に相手に支払っていただいたときは必ず連絡をします」(商社勤務の27歳男性)

基本的には連絡を入れません。そういう関係性ができていることが多いので」(コンサルティング会社勤務の29歳男性)

「相手が誰であろうと、メールでお礼と簡単な議事録をお送りします」(会社経営者の32歳女性)

連絡をする人としない人で分かれましたが、あくまでもビジネスランチということを忘れてはいけません。もし、お礼のメールを送るのは気がひけるということなら、議事録を一緒に送るといいでしょう。お礼の気持ちを示しながら、しっかりしているという印象も与えられます。

多忙な人をビジネスランチに誘うべきではない

このように、ビジネスランチにはさまざまなマナーがありますが、多忙な人をビジネスランチに誘うのはそもそもマナー違反かもしれません。ベンチャーキャピタリストのMark Suster氏も「多忙な人をビジネスランチに誘うべきではない」と言っています。

多忙なビジネスパーソンが(少なくともまだよく知らない人との)ランチミーティングやディナーミーティングを嫌う理由は、ご想像の通り、それが時間の浪費だからです。

多忙な人をビジネスランチに誘う場合、ある程度お互いのことを理解して、話す内容が固まっていることが大前提となります。もしくは、ハードルをもう少し下げて、カフェミーティングを利用する手もあるでしょう。

いずれにしても、相手に対する気づかいは必須。プライベートに友人とランチをする感覚で行くと、せっかく築きあげた関係性が崩れてしまうかもしれません。

お互いにとって心地の良いビジネスランチにするためにも、これらのマナーを意識してみてはいかがでしょうか?


Image: Monkey Business Images/Shutterstock.com

Source: Inc.

島津健吾

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