特集
カテゴリー
タグ
メディア

プロ直伝! ウイスキーを飲む前に知っておきたいこと

プロ直伝! ウイスキーを飲む前に知っておきたいこと
Image: VGstockstudio/Shutterstock.com

ウイスキーを飲んでみたいけれど、手が出しにくい。

そう思っている人は多いのではないでしょうか。まず、どれを飲んでいいかわからない。次に、どうやって飲んだらいいのかわからない。ロック? ストレート? 水割り? いざ口にしても、はたしてそのクレイジーな風味をどう味わえばいいのかわからない。

上記の疑問をぶつけても、人によって答えはさまざまでしょう。そこで専門家の出番です。マッカランのブランド教育マネージャー、チャーリー・ホイットフィールド氏に「正しい」ウイスキーの飲み方を教えてもらいました。

ウイスキーの選び方

財布にどれだけのお金があるかと、最初に何を試してみたいかによりますね。以前、こんな人に会ったことがあります。最初に飲んだウイスキーはスコッチで、マッカランの25年だったと言うのです。最初は感心したのですが、次に「なんてことだ。今後飲むウイスキーのハードルを、自ら上げてしまってるじゃないか」と思いました。

これは、何にでも当てはまる事実だと思います。高級品からはじめると、たとえそれが気に入ったとしても、後々安いものに満足できなくなってしまいます

お値段を考えると、一般的にブレンデッドスコッチのほうが手が届きやすいです。一方、少々値が張りますが、シングルモルトは蒸留所の特徴が如実に表れます。

飲み方その1. まずは色を見る

多くの人が、グラスを持ってすぐに飲みはじめてしまいます。でも、まずはウイスキーの色を見てほしいんです。

古いウイスキーほど色が濃いと言う人がいますが、ホイットフィールド氏によると必ずしもそうではないそうです。

それは正しくありません。実際は、樽に使われているオークの種類によって色が変わります。薄い色のマッカランは、おそらくアメリカンオークの樽で作られたと考えていいでしょう。アメリカンオークは穴が少なくタンニンも少ないため、熟成中のウイスキーがオークに浸み込む量が少なくなります。そのため、色の抽出も少ないのです。

マッカランの場合、濃い色は樽が違うことを意味します。

一方で、マッカラン伝統の12年、18年、25年のシェリーオークスタイルで多く使われるヨーロピアンオークは、多孔質でタンニンも多いオークです。熟成中にウイスキーが樽に浸透しやすく、色の抽出が多くなるため、濃いマホガニー色になるのです。

初めてウイスキーの色を見ても、違いがわからないと思います。でも、時を重ねてたくさんのウイスキーを見るうちに、違いが見分けられるようになるでしょう。

飲み方その2. ノージング

次なる大きなステップは「ノージング」。これは単に、「ウイスキーの匂いを嗅ぐ」ことをおしゃれに言っただけです。

ワインを嗅ぐときのように、グラスの真上に鼻を持っていくのはおすすめしません。なぜなら、ウイスキーはアルコール度数が高いからです。鼻毛が焼けるような感じがして、1日中何の匂いも感じなくなるかもしれません。

まずは、ゆっくりとグラスを鼻に近づけ、軽く嗅ぎます。次に、グラスを遠ざけ、鼻を休ませます。その後、再びグラスを徐々に鼻に近づけ、新しい香りを感じようとしてください。匂いを嗅ぐときは、口を開けておくのがいいそうです。

少し変に感じますが、循環をよくすることで、ドライフルーツやバニラ、はちみつ、ココナッツなど、箱や瓶に記載された香りをピックアップしやすくなります。

感じるべき香りをとらえられない場合、こちらの記事を参考にハンドトリックを使ってみてください。指をウイスキーに浸し、それを手の甲にこすりつけ、アルコール分を飛ばすという方法です。

飲み方その3. 飲む

ウイスキー業界には、妙に気取った「正しい」とされる飲み方がたくさん存在します。でも、ホイットフィールド氏が言うには、何よりも正しい飲み方は、自分が楽しめる飲み方です。

多くの人から、ウイスキーをどのように味わうべきかと聞かれます。ストレートで飲んでもいいのか。少し水を足したほうがいいのか。私はいつも、もっとも純粋な状態で飲むことをすすめています。つまり、ストレートです。

最初はストレートではじめるべきとしても、それを続ける必要はありません。

スコットランドのバーでは、小さな水差しが用意されています。信じられないかもしれませんが、ほんの2滴でいいので、水を足してみてください。ウイスキーの風味の分子が解放され、味や香りがはっきりわかるようになり、風味を堪能できるはずです。

ウイスキーへの加水により、味や香りがわかりやすくなります。反対に、氷を入れると味の一部が損なわれます。微妙な風味が感じにくくなりますが、一方で清涼感は増します。

スコッチを飲みはじめたばかりなら、氷を1つだけ入れることで、あまり薄めずにウイスキーを冷やせるのでおすすめです。できれば大きなもの、さらにいえば、表面積が小さい球状の氷がベストです。

また、少量を口に含んだら、噛むようにして味わうのがいいそうです。

これも変に感じるかもしれませんが、口の中で噛むようにして味わうのがおすすめです。なぜなら、舌は位置によって、甘みや酸味など、感じる味覚が異なります。そのため、ウイスキーを5から10秒口の中で噛むことで、すべての風味を真に感じられるのです。

噛む以外に、呼吸を使った味わい方もあります。息を吸いながら口に含み、舌の上で保ち、飲み込んだあとに息を吐くという方法です。ウイスキーの焼けるような感覚が薄れるので、スコッチを飲みはじめたばかりの人におすすめしたい飲み方です。


Image: VGstockstudio/Shutterstock.com

Emily Price - Lifehacker US[原文

(訳:堀込泰三)

swiper-button-prev
swiper-button-next