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VR、Photos、Safari。最新版macOS「High Sierra」について知っておくべきこと

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VR、Photos、Safari。最新版macOS「High Sierra」について知っておくべきこと
Image: Denys Prykhodov/Shutterstock.com

Appleのデスクトップ向けOS「High Sierra」が公式にダウンロードできるようになりました。数々の新機能を追加したiOS11アップデートに比べると、High Sierraの変更はほとんど内部的なものに終始しています。そのためあまり派手な追加はありませんが、macOSがサクサク動くようになると同時に、セキュリティも向上しています。

SSD向けファイルシステム

回転式のハードディスクドライブを捨て、フラッシュ式のストレージのみを搭載しているマックをお持ちのあなたには朗報です。Appleの新しいAPFSファイルシステムは、ソリッドステートドライブ(SSD)による高速化を惜しみなく活用できるような変更がなされています。

具体的には「システムクラッシュや停電時のデータ保護の強化」「起動時間短縮」「TRIM機能やスパースファイル(未使用データのセグメントを一掃することでデータストレージ効率を高める)」のサポートといった省スペース機能などの点が変更されています。

このようなSSD対応により、ファイルコピーなどはほぼ瞬時に終了します。APFS組み込みの暗号化は「個々のファイル」「フォルダー」またはディスク全体を暗号化できます。シングルキーはもちろん、データセキュリティー向上のためにマルチキー暗号化も利用可能です。

Photosの編集が便利に

アプリ『Photos』の最新版は、画像の管理・編集が容易になるとともに、新しい画像フォーマット「HEIF」と動画フォーマット「HEVC」をサポートしています。Photosは新しい画像フォーマットを一般的なJPEGファイルに変換できるので、画像の共有時などにも便利です。

Live Photosに関しては、メイン画像として静止画を選択したり、長時間露光などのエフェクトを追加したり、Live Photoビデオそのものを編集したりできます。サードパーティ製アプリで行なったすべての変更は、Photos内の画像に保存され、さらなる変更を加えることも(オリジナルバージョンに戻すことも)可能です。

VRと外付けGPUをサポート

High Sierraでもっともエキサイティングな改善点は、Metal 2グラフィックス処理を利用したVRヘッドセットを公式にサポートしたことでしょう。かつてのMacではサポートされていなかったため、VRアプリケーションを走らせることができませんでした。それが今や、AppleだけでなくUnrealやUnityなどのサードパーティ企業によるサポートのおかげで、MacでもVRヘッドセットを使えるようになりました。ただ、ほとんどのMacは、VRヘッドセットを取り扱えるだけの処理パワーを有していません。そんなときには、外付けグラフィックスカードの出番です。

High Sierraは、Thunderbolt 2またはThunderbolt 3接続による外付けグラフィックスカードをサポートしています。そのため、高精細動画の編集時やビデオゲームのプレイ時に、互換性のあるグラフィックスカードや筐体を使ってMacのパフォーマンスを高めることができます。これは本当に素晴らしい機能です。

なぜって? MacBookの携帯性を犠牲にせず、動画編集やゲームにも使えるようにできるのですから。それほど速いアクションには向かないので専用ゲーム機の代わりとまではいきませんが、ときどき『XCOM 2』をやるぐらいであればこれで対応できるでしょう。

Safari 11はプライバシー機能を向上

Safariの最新版は、記事の読みやすさがアップしたほか、ターゲット広告に追跡されることはなく、自由に閲覧できます。また、いつでも「リーダー表示」でサイトを開くように設定しておけば、サイトのフォーマットをシンプルなインターフェイスでコンテンツを読むことができます。動画の自動再生がなくなるのは本当にありがたいことです(これでようやく、Chromeの「タブをミュート」機能に追いついたといえます)。


Image: Denys Prykhodov/Shutterstock.com

Source: Apple, ギズモード・ジャパン

Patrick Lucas Austin - Lifehacker US[原文

(訳:堀込泰三)

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