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タイムズスクエアには行くな! Hack Your City:ニューヨーク編

タイムズスクエアには行くな! Hack Your City:ニューヨーク編
Image: UTBP/Shutterstock.com

都市ごとのハックをお届けする米Lifehackerの新シリーズ「Hack Your City」へようこそ!

都市はさまざまな顔を持っています。訪れる人に独自の課題を与え、独自の秘密を隠し持っています。旅行者にとっても、居住者にとっても、その都市専用のガイドブックが必要なのです。

記念すべき第1回はニューヨークを取り上げます。表面的には、ニューヨークは恐ろしい場所です。騒がしく、悪臭が漂い、お金もかかります。地下鉄は複雑で、ルールがすぐにかわり、大勢の人々がすし詰めで肩をぶつけ合って暮らしています。しかし、それこそがニューヨークをおもしろい街にしているともいえます。

私が、旅行者や新しく引っ越してきた人に最初にアドバイスするのは、ニューヨークでは「誰もが忙しい」ということです。人々が無愛想に見えるのは時間に追われているからです。もし、あなたが声をかけて助けを求め、何が必要なのかを迅速に伝えることができたなら、ほとんどのニューヨーカーがこころよく手を貸してくれることでしょう。私たちは、人に道を教えたり、おすすめのスポットを教えたりするのが大好きなんです。

とはいえ、ニューヨーカーの95%が、いつでも何かに遅刻しそうになっているのが実情です。もし、正当な理由もなく足止めされたら、怒りを覚えるのは当然のことです。

移動の仕方

ほとんどの場合、経路を調べる最善の方法はGoogleマップに尋ねることです。今では、電車の遅延や週末サービスの変更など、特殊事情を含めた最新情報を入手できるので、どの交通手段を使うのであれ、最も効率のいい行き方を的確に調べることができます。

また『Transit』というアプリもおすすめです。リアルタイムでバスの運行状況をモニターし、次のバスまでの待ち時間を教えてくれます。また、Googleマップと同じく、さまざまな交通手段の移動時間を比較できます。

地下鉄

1〜3キロ以上の移動には地下鉄が最適です。たいていは車より早く、夜間でも利用できます。最初はとまどい、慣れるまでは大変な思いをするかもしれませんが、それに見合うだけのお金の節約になります。

ここ数年、ニューヨークの地下鉄は完全に混乱しています。ハリケーン・サンディの影響からまだ回復しておらず、利用客の増加に開発が追いついていません。電車は頻繁に遅れ、駅と駅の間で停止したり、乗客を乗せたまま行き先が変わってしまうこともあります。

ですので、地下鉄にまだ慣れていないうちは、車内アナウンスによく耳を傾けることが重要です。とはいえ、何を言っているのか理解するのは難しいでしょう。周囲の、地下鉄に乗り慣れていそうな人に尋ねてください。自分達が一体どこへ連れていかれるのか、乗客たちみんなで答を探すのは見慣れた光景です。

電車に掲示される行き先は「Uptown」「Downtown」「Inbound」「Outbound」また、終着地を冠してBrooklyn-boundなどとなっています。Googleや『Transit』で行き先を調べつつ、通過する駅をいくつかチェックして、間違いなくそのルートを走っていることを確かめてください。そしてもちろん、周囲の人に聞いてみるのはいい考えです。

電車に乗って走っていると、電子掲示板にまったく違う路線の情報が表示されていることがあります。パニックにならないように。どの情報が正しいのか、ほかの乗客に尋ねてください。まったくもってMTA(大都市交通公社)の電子掲示板はカフカの小説みたいにシュールです。それについては、大変申し訳なく思っています。

ニューヨークの巨大な地下鉄システムの特徴の1つは、複数の駅に同じ名前がついていたりすることです。たとえば、B、Q系統には、ブルックリン地域とマンハッタン地域にそれぞれ「7th Ave」という駅があります。

旅行で来るなら、自動券売機でメトロカードを購入しましょう。クレジットカードも使えます。1週間で13回以上地下鉄に乗るなら、7日間のunlimited(乗り放題)カードがお得です。もしくは、MTAの料金計算サービスで、いくら分のプリペイドカードを買えばいいかを調べてください(MTAは5%のボーナスを追加するので、払った金額とカードに入る金額は異なります。まったくばかげたシステムです…)。

あなたが居住者なら、自動入金メトロカード「EasyPay」に申し込みましょう。そのとき、乗車毎に支払う方法と、30日間乗り放題のどちらかを選びます。EasyPayのウェブサイトは使いづらく、カスタマーサービスは最悪で、アカウント情報を保存する機能もありません。また、カードを紛失した場合は、ほかの誰かに使われてしまわないよう、すぐに電話をかけてカードを停止しなければなりません。そうした点を除けば、EasyPayカードは非常に便利。券売機に並んでいる間に電車が行ってしまった、なんてことはなくなります。

あなたが乗り放題カードを持っていて、改札を出るときに、誰かからカードをスワイプしてもらえないかと頼まれたら、そうしてあげてください。きっと何らかの事情があるのです。

地下鉄利用者のためのもう1つのアプリ『Exit Strategy』は、どの車両が出口や乗り換え口に1番近いかを教えてくれます。残念ながら、2016年1月から更新されていませんが、新しくできた駅以外では、まだ有効です。

バス

ニューヨークのバスは過小評価されています。広々としていて、けっこう清潔です。多くのバスが専用レーンを走るので、渋滞も問題になりません。電車よりはずっと遅いですが、太陽の下を走るし、携帯の電波も入ります。ブルックリンの大半の地域では、唯一まともな交通手段となっています。

徒歩

ほかのどんな都市よりも、人々が歩きまわっているのがニューヨークです。あなたもそうしましょう! 街の多くの場所は徒歩で行くほうが便利です。特に日中や複数人で出かけるなら、たいていの場所は歩いて行っても安全です。また、だいたいの場所は夜間でも安全ですが、観光エリアはさらに安全です。

しかし、少し遠出をするときは、地元の人にアドバイスをもらうか、Googleマップのベージュの地域から離れないようにしましょう。そうしたエリアは商業地区で、多くの人が徒歩で行き交っています。より安全で、より楽しい体験ができるはずです。

よほどの事情がないかぎり、ニューヨークに車で乗り入れるのはやめましょう。駐車場は高く、交通事情は最悪です。この街のほとんどの人は車を持っていません。運転免許を持っていない人も多いです。かわりに「タクシー」「Uber」「Lyft」「Car2Go」などを利用してください。

アクティビティ

ニューヨークで飲食する場所を見つけるのはとても簡単です。NYMagTime Out New Yorkに載っている膨大なガイドをチェックしてください。お金のかかるこの街でも、無料のアトラクションがたくさんあります。

ブルックリンとマンハッタンの間にある公園「ガバナーズアイランド(Governors Island)」へ安いフェリーで出かけましょう。ここ数年で、このあたりの公共地域は急速に拡張、開発されました。島の片側では、放棄された軍用住宅の中で風変わりな(ひどいものも多い)アートの展示が行なわれています。反対側には、人口の丘がつくられ、長い滑り台と、映画のような景色を楽しめる散歩道があります。島の真ん中には、ニューヨークが誇るワールドクラスのフードトラックで賑わいます。ココナッツをまるごと買ってフレッシュなココナッツウォーターを楽しみましょう。飲み終わったら持ち帰り、ナタでカチ割れば中の果肉を食べることができます。

混雑するハイラインのかわりに、ブルックリンハイツ・プロムナード(Brooklyn Heights Promenade)を歩き、次にブルックリン・ブリッジ・パークまで下りましょう。

また、できるかぎり、タイムズスクエアには近づかないようにしましょう。決しておすすめできる場所ではありません。

ニューヨークでは、バーやレストランのように、いつでもどこかで何らかのイベントが開かれています。コニーアイランド・マーメイドパレード(Coney Island Mermaid Parade)や、ブルックリン・ブック・フェスティバル(Brooklyn Book Festival)オープンハウス・ニューヨーク・ウィークエンド(Open House New York Weekend)などの無料イベントが有名です。

毎年5月と7月の4日間だけ、マンハッタンのストリートにぴったり沿って夕日が沈みます。夕日に染まるストリートは幻想的ですよ。


Image: UTBP/Shutterstock.com

Source: Transit, MTA, Exit Strategy, NYMag, Time Out New York, Governors Island, New York Harbor Parks, Coney Island USA, Brooklyn Book Festival, Open House New York Weekend

Nick Douglas - Lifehacker US[原文

(訳:伊藤貴之)

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