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秋の味覚! サンマの味を引き立てる「〇〇おろし」ランキング

秋の味覚! サンマの味を引き立てる「〇〇おろし」ランキング
Photo: 大崎えりや

秋は食べものがおいしい季節です。なかでも、脂ののったサンマは格別。代表的な秋の味覚として、多くの人の舌を楽しませています。

また、ごはんのおかずにも合うしお酒のおつまみにもなるので、たくさんの人から支持されているサンマですが、薬味として大根おろしをのせると、さらに味が引き立ちます。ちょっと脂が強いと感じたときなど、さっぱりとして食べやすくもなります。

さて、ここでひとつ提案があります。当たり前のように大根おろしをそえていますが、別の食材で代用してみてはどうしょうか。

大根おろしには、消化や吸収の面でのメリットがありますが、単に味だけでいえば、もしかするともっとおいしくなる薬味もあるのでは?

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Photo: 大崎えりや

今回はそんな薬味を探すべく、さまざまな野菜や果実を用意してみました。

写真上段左から、大根、カブ、リンゴ、ニンジン、キュウリ、セロリ。下段左から、玉ねぎ、トマト、梨。用意したのは以上の9品です。

それぞれすりおろして、醤油をかけてのテイスティングになります。今回評価するのは私、料理研究家のオガワチエコと、料理カメラマンの大崎えりや。それでは、「サンマの味を引き立てる〇〇おろしランキング」の発表です!

第9位 セロリ

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Photo: 大崎えりや

野菜そのものでも好みが別れるセロリが最下位。すりおろすと、より香りが強調されます。カラダには良さそうですが、舌触りも悪く、箸でもつまみにくいのが難点。

オガワ:「セロリの青臭さがサンマの臭みを消すということはなく、むしろ共鳴し合って、ダブルの臭みを感じるね」

大崎:「醤油とまったく合わない! サンマの臭みが強調されて、違和感しかないです」

第8位 玉ねぎ

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Photo: 大崎えりや

玉ねぎは、味以前にすりおろす際、目が痛くなるという点が大きなマイナスポイントに。味においても辛みや香りが強く、サンマの良い部分を消してしまいました。

オガワ:「食べると玉ねぎの香りが残ってしまって、次の食べものの味にも影響しそう」

大崎:「私は玉ねぎが好きなので気に入ってるけど、そうでない人にとっては主張が強すぎるでしょうね」

第7位 キュウリ

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Photo: 大崎えりや

すりおろしたキュウリの鮮やかな緑は、サンマと並べると映えますが、味の変化という点において評価はイマイチでした。

オガワ:「少し青臭いな。苦みや甘みもそれほどなく、のせて食べても、ただサンマの味が薄くなっただけ」

大崎:「サンマをいったん水に浸してから食べているみたい」

第6位 ニンジン

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Photo: 大崎えりや

色が鮮やかで、サンマに添えるとかなりの存在感。秋らしいメニューになりますが、味には見た目ほどのインパクトがなかったですね。

オガワ:「甘みがあっておいしいけど、薬味という感じではないね。もうちょっと苦みや辛みが欲しいかな」

大崎:「悪くはないけど……。別々に食べたほうがいいかも」

第5位 大根

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Photo: 大崎えりや

ここで定番の大根おろしがランクイン。見た目も馴染み深いので、構えず安心して食べられます。

オガワ:「苦みがちょうどいい。しっとりした舌触りもいいですね」

大崎:「まさに家庭の味。脂っこさも緩和されてさっぱりして、おいしい」

第4位 梨

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Photo: 大崎えりや

秋の味覚同士のコラボ。いまが一番おいしい時期の組み合わせと言えます。旬の梨は甘みが強いので、それをどう感じるかといったところでしょう。

オガワ:「おいしいけど、ちょっとフルーツ感が強いかな。組み合わせというよりは、梨とサンマそれぞれを味わってる感じ」

大崎:「やっぱり別々に食べたいかも。梨はシャキシャキ感が大事だし、すりおろすともったいないです」

第3位 カブ

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Photo: 大崎えりや

すりおろした状態は、ほぼ大根と見分けがつきません。ただ、おろす際に形が丸いのでちょっと扱いにくいところがあります。

オガワ:「大根よりも優しい味を想像したけど、苦みが強い。でもそこが、脂ののったサンマとよく合う」

大崎:「水分が多いのでみずみずしさがある。食感も柔らかくて食べやすいですね!」

第2位 リンゴ

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Photo: 大崎えりや

梨ほど甘くなく、ほどよい酸味があって意外な相性の良さ。時間が経ってしまったときの変色も、醤油をかけてしまえば気になりません。

オガワ:「舌触りも良くなめらか。甘い大根おろしみたい。むしろ子どもはこっちのほうが好きかも」

大崎:「お店でこの組み合わせが出てきたらオシャレ。新しいメニューみたい!」

第1位 トマト

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Photo: 大崎えりや

堂々の1位はトマト。すりおろすと形にならないので、細かく刻んだ状態のほうが見映えよく仕上がります。

オガワ:「すでにトマトソースのようなので、醤油をかけなくても酸味が効いてて十分おいしいです。オリーブオイルを加えたりしてもいいかも」

大崎:「酸味が爽やか。食感も、またいいアクセントになってますね」

ということで、栄えある総合第1位を獲得したのは、トマト。審査員満場一致の結果となりました。

とはいえ、定番の大根おろしに含まれる栄養成分には、消化吸収を助ける働きがあります。また、サンマの焦げによるカラダへの悪影響緩和させる働きも期待できます。なので、健康面で選ぶのなら、大根おろしはほかの食材より一日の長があると言えます。

ただ、サンマをよりおいしく食べたいという欲求をお持ちの方もいるはず。そういう方は、上記のランキングを参考に選んでいただきたいですね。

焼くのが面倒という方は、スーパーに行けば調理済みのものがあるので、ぜひ旬のうちにご堪能ください。

レシピ・文/オガワチエコ

料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。

(写真/大崎えりや)

オガワチエコ

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