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Qiとは? Appleが採用した「ワイヤレス充電」についておさらいしておこう

Qiとは? Appleが採用した「ワイヤレス充電」についておさらいしておこう
Image: rzoze19/Shutterstock.com

先日、AppleはQi(チー)のワイヤレス充電を採用することを発表しましたが、ワイヤレス充電は価格に見合った価値があるのでしょうか?

Appleの最新のスマートフォン「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」は、すべてQiのワイヤレス充電に対応しています。さらにAppleは、新しい「Apple Watch Series3」と「AirPods」のワイヤレス充電ケースも発表しました。また、3つのデバイスを同時に充電できる充電器「AirPower」を、2018年に発売することも発表しました。

つまり、新しいApple製品はどれもコンセントにつながずに充電できるということです(さすがに充電器はコンセントにつながなければなりませんが)。

ワイヤレス充電の仕組み

ワイヤレス充電は、コイルと電気を生成する電磁誘導によって、それぞれのデバイスに電気を送ります。そうすると、充電器内部の送信コイルと、スマホ内部の受電コイルの組み合わせで、電磁場が生まれます。結果として、スマホ内の受電コイルは電磁場の電気を電流に変換し、スマホを充電できるというわけです。

電磁誘導のワイヤレス充電の場合、近接していることが重要なので(少なくともこのような小さな規模では)、ユーザーはスマホを直接充電器に置かなければなりません。スマホにワイヤレスの充電機能がない場合は、おそらくワイヤレス充電機能内蔵の互換ケースを使えば、充電できるようになるでしょう。

デバイスをコンセントに挿すのが面倒な人には便利ですが、ワイヤレス充電は充電が遅いという難点があります。高速で充電したい人は、ケーブルで接続する充電方法を選んだ方がいいでしょう。また、ワイヤレス充電で充電している間は、充電器から動かすことができないので、手持ち無沙汰を解消する何かも見つけなければなりません。

いたるところで使われているQi

長年iPhoneユーザーなのに、ワイヤレス充電のことは聞いたことがなかったという人もご心配なく。あなただけではありません。Wireless Power Consortiumによると、3億以上ものQi互換デバイスが使われているにもかかわらず、これまでのスマホで長年Qiの機能を排除してきたAppleのせいで、この技術はライトニングケーブルのように浸透していません。しかし、Appleが自社のものを導入するのではなく、ワイヤレス充電の規格として採用したのは幸いでした。

かなり人気のある場所で、電磁誘導のワイヤレス充電が使われています。たとえば、スターバックスの一部の店舗では、競合のPowermatの規格を使った、ワイヤレス充電内蔵のテーブルを店全体に配置しているところがあります。IKEAは、ワイヤレス充電ができる家具や照明と同様に、さまざまなQi互換のワイヤレス充電器を販売。ホンダやBMVのような自動車メーカーも、テック系のアップグレードパッケージの一部として、ワイヤレス充電機能を提供しています。

誰もがワイヤレス充電を使えるわけではない

長い1日の後、帰宅して充電器にスマホを置くのはいいと思いますが、一旦落ち着いたらスマホに手を伸ばし、充電器から離してソファーやベッドの上で使うことになると思います。テーブルの下にある充電ケーブルに接続するのではなく、スマホを手に取ることができないワイヤレス充電器を使う心の準備はできていますか? ケーブルで充電していれば、少なくともスマホを手にして使うことはできます。

しかし、最新の技術やワイヤレス充電に興味がある人は、満足することでしょう。寝室にワイヤレス充電器を置いておけば、ベッドサイドのテーブルの後ろに落ちたケーブルを探す必要がなくなったり、間違ったポートにコネクタを挿入したりすることもなくなります。とにかく、寝ている間はワイヤレス充電器を使うのが向いているかもしれません。

職場や車の中も、ワイヤレス充電器を使うのが便利な場所だと思います。特に、会社に着いてスマホを充電するのを忘れがちな人にはいいでしょう。


Image: rzoze19/Shutterstock.com

Source: Wireless Power Consortium. Powermat

Patrick Lucas Austin - Lifehacker US[原文

(訳:的野裕子)

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