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マネー特集─MONEY SWITCH

貯金・節約したいなら、食費ではなく固定費を見直すこと

貯金・節約したいなら、食費ではなく固定費を見直すこと
Image: SimpleB,Enmaler/Shutterstock.com

ほとんどの人は「節約」を意識して暮らしていると思います。食費を節約したり、水道光熱費を減らすことを考えたり、さまざまな方法を試している人も多いことでしょう。

しかし、意識してがんばっているのに、「お金が貯まる人」「お金が貯まらない人」がいるのはナゼだろうと思ったことはありませんか?

その秘密は、「節約の仕方」にあります。多くの節約の仕方は、実は逆効果。そこで、本当に効果のある節約を探してみましょう。

横山光昭(よこやま・みつあき)

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マイエフピー代表取締役、家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。お金の使い方そのものを改善する独自のプログラムで、これまで1万人以上の赤字家計を再生。書籍・雑誌の執筆や講演も多く手掛け、「はじめての人のための3000円投資生活」は40万部を超え、著書累計は205万部。公式サイト

節約の継続は意外と困難なことである

「節約するため、寝る前にすべてのコンセントを抜く」「こっちのスーパーのほうが10円安いからとスーパーを転々とする」。こういった節約は効果的と言えるでしょうか。

一見よさそうに見えるこうした節約行動ですが、実は長続きできなかったり、予定外のものを購入するきっかけになったりして、節約効果が安定しないことがあります。これは単に、目の前のお得感を追いかけているだけなので、安定しないし労力の割には効果が出にくいのです。

もちろん、まったく意味がないわけではありません。

少なくとも取り組んだ1カ月は節約の効果が出たり、目的以外のものを購入しないようにできるでしょう。ただ、それが半年後、1年後となると、今と同じ気持ちで節約していける人は、そう多くはないはずです。

人には欲があります。より楽なほうを選びがちで、欲しいものもたくさん出てきます。少しぐらいいいか、という気持ちが出て意志を曲げてしまったりして、順調な継続を妨げがちになるものです。

効果的な節約方法は固定費の見直し

では、効果的な節約といえるのは、どういった方法でしょうか?

まず、考えたいのは支出の性質についてです。

支出にはご存じの通り「固定費」「流動費」があります。

先ほどの方法は、「流動費」の節約。毎月、毎日の支出額が変わりやすい、食費、日用品代、水道光熱費などがそうです。これらは「やりくり」するには良いとしても、気持ちや行事などさまざまなものに影響を受けて変化しやすいので、「節約」するにはコントロールが難しい支出です。

対して「固定費」は、毎月の支出額がおおむね決まっているもの。

たとえば、家賃、生命保険料、新聞代や通信費、塾代などです。これは毎月およそ決まった金額が出ていく、変動が少ない安定した支出です。

一度節約しておけば、その効果はずっと継続するので、効果的な節約ができます

よくありがちで、支出の可否を見直したほうがよい固定費は、次のとおりです。

  • 契約したままプランを見直していない、スマホや光回線の利用料金
  • 行く回数が減ってしまったスポーツジムの年/ 月会費
  • 視聴時間が少なくなった、有料のケーブルテレビや動画アプリの利用料金
  • 定期購入している健康食品、サプリメント、ミネラルウォーターなど

これらは今の生活に本当に必要なのか、カットしてよいものなのか、検討するべき支出の代表例です。

何ごとも惰性でお金を支払っているのはムダと考えてください。そこからが「効果的な節約」のはじまりです。

料金プランを精査して、ライフスタイルに合った節約方法を見つける

目先のお得感ばかりを追いかけた節約には、あまり効果がない、あっても持続しないということはおわかりいただけたかと思います。

さまざまな場面で見聞きする「良い」と言われる節約方法は、実は目先のお得感が多く、それを頭から信じて、飛びついて、そっくりマネしても、あまり意味がありません。

マネをしてみて、失敗した経験があるとか、より効果的な節約方法を探したい人は、節約だけに縛られずに、自分の今の生活全体を振り返って、家計支出のなかで支出を下げられる部分はないか検討してみましょう。

それが、効果的な節約につながるわけです。

また、今は決済方法や契約コース、商品、それらに関連する情報が目まぐるしく変化している時代です。

その中から何が良いかを見つけ出すのは難しいことですが、判断を間違えると、思っていた以上の金額を支払わなくてはいけなくなったり、以前のほうが安かったということも起こりえます。

知識や情報ばかりを追うのではなく、その新しいことの「からくり」を見抜くセンスを持つことが必要なのです。

その意味でも、今現在の節約方法の多くは、節約になっていないと思います。

効果的な節約をするのであれば、いかに楽をして、長期にわたってその効果を持続させていけるのかを考えるべきでしょう。そして、情報に敏感になり、それを疑い、自分の生活にとって一番お得なのはどれかを探していくことが、必要だと考えています。

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横山光昭

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