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ポジティブな感情を抱かなくてもハッピーになれる

ポジティブな感情を抱かなくてもハッピーになれる
Image: Felinest/Flickr

最近の研究によれば、幸福になる秘訣は、常に虹やユニコーンのことを思い浮かべていることではなく、いわゆるネガティブとされる感情であっても、自分で価値があると思える感情を抱くことです。自分どんな感情を一番感じたいと思っているのか胸に手を当ててよくよく考えて、そういう感情が沸き上がったときには、それをしっかり味わうと幸福感が高まります。

この研究は先月、Journal of Experimental Psychologyに発表されたもので、「幸福に関する従来の研究は、心地よい感情を感じるほど幸福感が高まるとしている」ことに触れています。その一方でアリストテレスが「自分が感じたいと願う感情を体験するほど、人は幸福になる」と言ったことを指摘しています。

「常に幸福感や喜びを感じていたいと願うのはあまり現実的ではありません」と同研究筆頭著者のMaya Tamirさんはメールインタビューに書いています。さらに「悲しみ、怒り、恐れを絶対に感じたくないと思うのは現実的ではありません。快・不快に関わらず自分の感情を受け入れ、歓迎すらできるようになれば幸福感も満足感も高まるでしょう」と。

研究チームは、上記のアリストテレスの言葉の真偽をテストすべく、8カ国から2000人以上の被験者を募りました。その8か国の内訳は、アメリカ、ブラジル、中国、ドイツ、ガーナ、イスラエル、ポーランド、シンガポールで、世界の多様な文化圏を代表する国々です。

被験者は紙かオンラインで次のようなアンケートに回答しました。まず、それぞれが「自分が感じたいと思う感情」に順位をつけて、「どのぐらいの頻度でその感情を感じたいと思うか」を示しました。次に、感情的に対してニューラルな言葉遊びを5分間行ない、頭をフラットな状態にしました。最後に、日常生活でそうした感情を感じたときの感情の強度を1〜5で表わすとどの程度で何度感じたかを報告しました。

「高揚感」などの覚醒度の高い快感状態を高く評価する人もいれば「心の平穏」のような活性度の低い穏やかな感情を好む人もいます。人によって、幸福感は「情熱」で決まるか「充実感」で決まるかの違いかもしれません。

しかし、「パワー」や「達成」のような自己強化の感覚に価値を見出す人もいて、そういう人はプライドにこだわりますが、同時に怒り、憎しみ、軽蔑にも執着します。まさに、『スター・ウォーズ』のパルパティーン卿のように「憎しみを全身にたぎらせる」と、本当に幸福感が高まるタイプです。

「たとえ快適とはいえない感情であっても、自分が価値や意義を見出せる感情であるなら、その感情を求めるのは良いことです」とTamir氏は言います。今度腹が立ってたまらなくなったら、このことをちょっと考えてみてください。もしかしたら、その怒りを感じることこそ、自分らしくハッピーになれるベストな方法かもしれません。

Image: Felinest/Flickr

Source: Journal of Experimental Psychology, The Internet Classics Archive, Maya Tamir, YouTube

Melissa Meinzer - Lifehacker Vitals[原文

(訳:春野ユリ)

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