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10代の子どもには、「狭く深い友情」をすすめよう

10代の子どもには、「狭く深い友情」をすすめよう
Image: michaeljung/Shutterstock.

思春期には、できるだけ多くの友達だちをつくりたいと夢見るものです。けれども最新の研究によれば、まったく正反対の10代を送った人の方が、大人になってから充実した暮らしができる可能性が高いそうです。

学術誌「Child Development」に発表された研究結果によると、10代のときに狭く深い友情を育んだ人は、広く浅い交友関係を築いた人に比べて、25歳の時点で自尊心がより高く、社会不安がより小さかったと、「Quartz」は伝えています。

社会的な関係は、10代にとてつもなく大きな心理的影響を与えます。子どもの交友関係は親が口出しすることではないと考える人もいるかもしれませんが、子どもが特定の友人と深い友情を育むのを手助けする方法は、いろいろとあります。

たとえば以下のような方法です。

好感度と地位の違いを説明する

今回の研究は、これまでの研究に習うかたちで、「人気」の定義に種類があることを指摘しています。「好感度」の高い生徒は、友人たちから純粋に称賛・信頼されます。一方、「地位」を求める生徒は、自らに力を与える社会的な序列をつくろうとするのです。どちらのグループが、より安心できるでしょう?

中学生になった子どもが、周囲に溶け込むことができるか、人気者になることができるかといった不安を口にするかもしれません。そのような相談を受けたときが絶好のチャンスです。互いに信頼しあえる友情を育むことと、社会的地位を築くために「友情」を武器にすることの違いを説明してください。

10代は、手っ取り早くグループに入るために、陰口やうわさ話を使いたいという誘惑にかられることがあります。こうした誘惑を跳ね返し、ゆっくりと信頼を積み上げていけば必ず報われるということを伝えてください。将来、意味深い友情と永続的な健康を手に入れることができるのです。

本物の友情を育む手助け

もしあなたの子どもが誰かと深い友情を育んでいるようであれば、さらに友情が深まるよう、全力で後押ししましょう。家族旅行に友人を招待したり、困ったときは友人に相談するよう勧めたり、友人の両親と交流を持ったりするとよいでしょう。

流行のアイテムは、子どもの社会的な地位を高めてくれるかもしれません。けれども、そうしたアイテムを買い与えるより、前述したような体験をさせた方が、長い目で見れば、子どもはありがたいと思うはずです。

たとえ社交の場がデジタル世界に移っても

今回の研究には1つの欠点があります。それは、スマホやソーシャルメディアが普及する前にはじまった研究だということです。スマホとソーシャルメディアの普及によって、10代の交友関係は大きく変化しました。

とはいえ、どのような方法で交友しているとしても、「好感度」と「地位」の間には決定的な違いがあることは変わりません。子どもには、たとえ社交の場がデジタル世界に移っても、人格の土台への影響には変わりがないことを理解させましょう。正しい方法で友情を育めば、長期的な意味で人生をよくしてくれるのです。


Image: michaeljung/Shutterstock.

Source: Quartz

Jesse Hagen- Lifehacker US[原文

(訳:米井香織/ガリレオ)

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