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たらい回しの理由は仕組みにある。日本の救急医療を変えるべく戦う医師の物語

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たらい回しの理由は仕組みにある。日本の救急医療を変えるべく戦う医師の物語
Image: Mugendai(無限大)

急に体の具合が悪くなり、救急車で搬送。それだけでも大変な事態なのに、受け入れてもらえる病院が見つからずたらい回しに…。

想像するだけで辛いものですが、今の日本で実際に起きていることでもあります。

そんな救急医療の現場を変えようと奮闘する熱血医師の物語が、IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)で紹介されていました。

実は急患の8割が軽症患者。救急医療の現場で起こっていることとは

Image: Mugendai(無限大)
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その医師とは、埼玉県川越市にある川越救急クリニック上原淳院長。同クリニックは、救急医療を主軸に据えた個人病院としては日本で初めて開業されました。

もともと、埼玉医科大学高度救命救急センターで医局長として活躍していた上原さん。まさに救急医療の最先端の現場ですが、そこで目の当たりにしたのは過酷な実態でした。

素人の考えでは、急患といえば重症で命に関わるというイメージがあります。しかし実際は8割の方が徒歩で帰宅できるほどの軽症で、集中治療室に入る必要がある重篤な患者は、全体のわずか1%しかいないのだそうです。

しわ寄せを受ける若手医師たちを見て、仕組みの根本を変えようと立ち上がる

Image: Mugendai(無限大)
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なぜ大学病院に軽症の患者が集まってしまうのかといえば、本来軽症者を受け入れるべき小さな病院が救急車の受け入れを断るケースが多いからなのだそう。いわゆる「たらい回し」問題はこれが原因です。

このしわ寄せを受けているのが、大学病院の各科の医師たち。ただでさえ忙しい毎日の中、24時間運ばれてくる軽症患者の対応に追われることに。その疲労は極限に達し、若手医師の多くが辞めてしまうという過酷な実態があるのです。

長年そんな現場を見てきた上原さんは、日本の救急医療のためには仕組みを根本から変える必要があると判断し、自身の病院を作ったそうなんです。何とも頭の下がる思いですよね。

Mugendai(無限大)では他にも、たった一人で立ち上げた開業時の苦労や、経営が苦しくアルバイトをしながら資金を賄った話、救急車をヤフオクで落札したなど、面白くも情熱に溢れる上原さんの奮闘がたくさん紹介されています。興味のある方はぜひご覧ください。


救急搬送中の「たらい回し」をなくしたい ――日本初、個人経営の救急クリニックをつくった熱血医師の挑戦 | Mugendai(無限大)

Image: Mugendai(無限大)

渡邊徹則

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