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従業員の創造性を抑圧する「偽善者」にならないための方法

従業員の創造性を抑圧する「偽善者」にならないための方法
Image: ra2studio / Shutterstock.com

ビジネスメディアは創造性をたたえ、評論家やリーダーはしばしば、ビジネスで成功を収めるにはイノベーションが不可欠だと声高に叫びます。しかし、現実の経営者たちの行動を注意深く観察した結果、実態はこうした言葉とはかけ離れていることがわかりました。

複数の研究によれば、経営者たちは創造的な人や順応しない人を評価して昇進させるどころか、日常的に妨害や抑圧をしているそう。残念ながら、教師すら同様とのこと。結局、独自の道を行く自由な思想家とは扱いが難しいもの。全員が歯車のように動く方が、ビジネスという車輪を回し続けるのははるかに容易なのです。

唯一の問題は、当然ながら順応によって従業員のモチベーションやアイデアが殺されること。そのような企業はほぼ間違いなく、より革新的でやる気に満ちたライバルに後れを取ることになるでしょう。つまり、短期的な合理性や心地よさが、長期的には破滅をもたらしかねないのです。

「イノベーション偽善者」にならないための方法

口先だけで革新を称賛すると会社にとって有害なだけでなく、多くの偽善者を生み出してしまいます。つまり、創造的に考えることを奨励しながら、その言葉に従った人を罰するリーダーたちのことです。これは、たとえ無意識の行動でも同じです。

自分もこのように革新をつぶしているかもしれないと思った人は、「Wall Street Journal(WSJ)」に掲載されている、ハーバード大学ビジネススクールFrancesca Gino教授の提言を参考にするとよいでしょう。以下はその要約です。

1. 独自性の手本を示す:クレイジーなアイデアをシェアし、意表を突く行動を取り、自分の疑いや傷つきやすさを認めましょう。「あまりに多くのリーダーが、独自性をさりげなく抑止するようなミーティングを行っています。彼らは大胆に本音を語り、ときに異端児を演じるかもしれませんが、会話を支配し、安心して意見を述べることができないような雰囲気をつくり上げるのです」とGino教授は警告しています。

2. 順応を指摘する:もし従業員が反射的に現状維持を選択していると感じたら、声に出して指摘しなければなりません。もっと異議を唱え、議論するようハッパをかけましょう。

3. 自分の力を発揮させる:従業員が最高の仕事をするのは、自分独自の強みを発揮しているときです。決して、あなたが期待する人物像を演じているときではありません。従業員が自分の強みを発見できるよう、さまざまな部署を体験させたり、能力や好みに合った仕事を与えたりするといいかもしれません。

以上に興味をそそられたという人は、ぜひWSJの記事を読んでみてください。


A Harvard Business School Professor's 3 Tips to Build a Rebel-Friendly Company | Inc.

Image: ra2studio / Shutterstock.com

Source: Inc.1, 2, 3, 4, 5, 6, Wall Street Journal

Jessica Stillman(原文/訳:米井香織/ガリレオ)

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