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スコッチは「産地」で味が大きく変わる。その理由とは?

スコッチは「産地」で味が大きく変わる。その理由とは?
Image: E.Price

長い間、私はスコッチが嫌いなのだと思い込んでいました。ところが、知人に勧められてシングルモルトの大規模な試飲会に参加したとき、自分はスコッチが嫌いなのではなく、スコットランドの特定の地域でつくられたスコッチが好きじゃないだけなのだとわかりました。

スコッチ(スコットランドでは”whisky”と呼ばれる。”e"はつけない)はスコットランド各地でつくられていますが、つくられた場所によって味が大きく異なります。フランスのワインとカリフォルニアのワインの違いのようなものだと考えてください。ただ、スコッチは同じ国でつくられるというだけなのです。

蒸溜所がある地域、使われる水、ウイスキーが熟成していく間の気候などが風味に影響を与え、あなたの好みに合うかどうかを決めます。

語り出せばキリがありませんが、今回は基本的な、地域ごとの味の違いを説明します。あなたがウイスキー通ならこの記事を読む必要はないでしょう。

産地のリストにアイランズやキャンベルタウンを入れることもありますが、規模がとても小さい(これらの地域でつくられたシングルモルトを見つけるのは難しい)ので、わかりやすさのために今回は省略しました。

すでにお気に入りのブランドがある人は、同じ地域の別のウイスキーを飲んでみてください。または、かつての私にように自分はスコッチが嫌いだと思っているなら、飲んだことがない地域のスコッチを試してみてください。驚くほど好みに合うスコッチが見つかるかもしれません。

ハイランド(Highland)

この地域のウイスキーはスモークやピート(泥炭)がよく効いた、フルボディな味わいでよく知られています。口に含むと最初は甘く感じられ、最後はドライになります。この地域にある人気の蒸溜所に、Aberfeldy、Deanston, Edradour、Royal Brackla、Glenmorangieなどがあります。

スペイサイド(Speyside)

スペイサイドは、スコットランド最大のウイスキー産地で、数多くの蒸溜所があります。地理的にはハイランドの一部ですが、ここでつくられるウイスキーは独特の味がするため、独自の名声を得ています。かすかなフルーツの甘い香りに、ときおりスモークやピートの香りが混ざります。

スペイサイドという呼称は、地域を流れるスペイ川からとっているそう。Glenlivet、Macallan、Glenfiddich、Glenfarclas、Aultmoreなどの蒸留所が有名です。

アイラ(Islay)

スモークが好きな人には、アイラがぴったりです。この地域はスモーキーなウイスキーをつくることで有名ですが、強い風が吹くこともその理由の1つだと考えれています。アイラのウイスキーはドライでピーティーです。

これは、ウイスキーをつくる過程で、大麦を麦芽にするために使われるピート(泥炭)の香りです。人気のある蒸留所としては、Bowmore、Lagavulin、Ardbeg、Port Ellenなどが挙げられます。

ローランド(Lowland)

この地域で稼働している蒸溜所はわずかで、ウイスキーはライトボディでドライな仕上がりのものが多いです。スコッチウイスキーが初めての人には、この地域のものから始めるのもオススメですよ。ローランドのウイスキーの多くがブレンドに使われますが、Glenkinchie、Littlemill、Rosebank、St Magdaleneなどの蒸留所が人気です。


Knowing Where a Scotch Was Made Can Help You Know If You'll Like It|Lifehacker US

Image: E.Price

Emily Price(原文/訳:伊藤貴之)

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