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”面白い人”になりたければ、聞き上手になるといい

”面白い人”になりたければ、聞き上手になるといい
Image: Sukhonosova Anastasia/Shutterstock.com

Inc.:仲間内で“面白い人”と言われるのに、内向的か外向的かは関係ありません。それより、他者を惹きつける会話ができることがマストです。

この記事では、何よりも優先すべき3つの原則をお伝えしたうえで、そのような会話のきっかけとなりうる7つの質問を紹介します。

原則1: 相手を退屈させていることに気づく

多くの人が、相手を退屈させていることに気づけません。皆、自分は魅力的だと勘違いしているのです。『ディルバート』などで知られる漫画家のScott Adams氏によると、簡潔でポジティブであることがポイントのようです。

  • 簡潔:ダラダラと長ったらしい話し方よりも、要領を得た簡潔な話し方を心がけてください。ゆっくり話す人、反応までに間があく人、話しながら考え込む人は、すぐに聞き手を失うでしょう。
  • ポジティブ:陽気な話題を選んでください(宗教や政治など、意見が分かれる話題は注意です)。深刻になったり、単調になったり、のんびりになったりせずに、感情を示し、他人のジョークに笑い、誰かが微笑めば微笑み、気まずい状況は気にしないようにしましょう。

相手の退屈を判断するもう1つの手段が、質問をしてくるかどうか。相手から質問がなければ、会話がつまらなくなっている証拠です。そろそろ自分の話をやめて、相手に質問をするときかもしれません。

原則2:関心を示す

Greater Good Magazineが紹介している複数の研究では、好奇心の強い人ほど良好な人間関係を築けることが示されています。好奇心が強い人は、人とうまくつながり、拒絶にうまく対応し、社交的であることを楽しめるのです。実際、自分に関心を示してくれる人には惹きつけられ、親密な感覚を受けることが多いでしょう。

ジョージ・メイソン大学の心理学者のTodd Kashdan氏は、ある研究を行い、このような結論に至ったそうです。

人間関係を育み、維持するためには、面白い(interesting)ことよりも、相手への関心を示す(interested)ことが重要です。それが対話をうまく進める基本であり、人間関係の隠し味になるのです。

また、Inc.のコラムニストであるRhett Power氏はこう言います。

好奇心が関心(interest)の源です。この人は何を考えているのだろう。彼のモチベーションの源は何だろう。彼は何を起こそうとしているのか。彼女はどのように世界を見ているのか。謙虚な人は、すべてに答えがあるわけではなく、出会った人ひとりひとりから、経験したことひとつひとつから学んでいくことを知っているのです。

原則3:いい話を用意しておく

会話が途切れたときに使えるストーリーをいくつか用意しておくと便利です。何度も練習を重ねた、つまりこれまで多くの人に話して面白がってもらえたストーリーです。Scott Adams氏は、ものよりも人に関するストーリーを勧めています。なぜなら私たちは、人の行動に魅了されるからです。


以上が3つの原則でした。それでは、本題の7つの質問に移りましょう。

初めて会った人に名前を聞いたあと、次にどんな質問をしていますか?

  • 最近どうですか?
  • お仕事は何されてるんですか?
  • どちら出身ですか?

…あまりにも退屈です。そういうお決まりの質問ではなく、これから紹介する質問をしてみてください。ただし、相手によってはお決まりの質問をして、ある程度親密になってからのほうがいい場合もあるので気を付けてくださいね。

1. あなたのストーリーはどんなものがありますか?(教えてください)

十分にオープンエンドな質問なので、面白いストーリーが聞けるかもしれません。海外を旅した話、バンドを組んでいて車で寝泊まりしながらツアーをした話、スタートアップで資金を調達した話、人生を変える天性の才能の話などなど。

2. 今日、あるいは今週のハイライトはなんですか?

この質問は相手にワクワクを振り返る機会を与えるので、会話はあっという間にポジティブな流れになります。

3. 人生の決定的な瞬間は?

話し手を深く会話に引き込むことができる、便利な質問です。すぐに、勢いと親密さが生まれるでしょう。もちろん、この質問の前にはいくつかカジュアルな質問をしておき、決定的瞬間を聞けるような雰囲気を作っておく必要があります。

4. もっとも影響を受けた本は?

本には人生を変える効果があります。それについて聞くことで、もっと個人的で魅力的な会話になるでしょう。この質問をすることで、その本が相手の人生をどのように変えたのかを知り、つながりを深めることができるでしょう。関連して面白い質問がどんどんできるはずです。

5. 子どものころの夢は?

相手の内面を覗くようなユニークなストーリーを引き出せる質問です。医者、警察官、宇宙飛行士、スーパーヒーローなど、誰もが憧れていた何かがあるはず。大人になった今でもそれへの憧れを抱いているかなどを聞きながら、点と点をつないでいきましょう。

6. 必ず本当の答えを聞ける質問が1つだけできるとしたら、どんな質問をしますか?

私だったら「JFKを殺したのは本当は誰?」です。相手によっては「神はいるの?」かもしれません。真面目なものからバカバカしいものまで、どんな質問であれ、相手の興味、価値観、信念、ユーモアを知るきっかけとなるでしょう。

7. 今の仕事を選んだのはなぜ?

私が考える「会話の玉ねぎをむく」質問の1つです。相手が今の仕事をするに至るまで、その人らしさ、モチベーション、情熱、天命か手段かなど、何層もの理由があるはずです。場合によっては、考えさせるような反応が得られるきっかけになるかもしれません。この質問をすることで、あなたがその人のキャリアや転職を支援する立場やメンターとなる可能性もなきにしもあらずです。

最後に

これらの質問に共通のパターンに気が付きましたか? それは、会話のイニシアチブをあなたが持ち、相手に話させることです。会話に付加価値を与えられるのであれば、誰しも自分の話をしたいもの。いろいろ質問をして、あなたが怪しい人でないことがわかったら、相手はあなたが関心を示してくれたことに感謝するでしょう。相手にスポットライトを当てるという無私の心が、あなたを”面白い人”にする秘訣なのです。

7 Questions Interesting People Always Ask in Conversations | Inc.

Image: Sukhonosova Anastasia/Shutterstock.com

Source: Inc., Greater Good Magazine, Todd Kashdan

Marcel Schwawntes(訳:堀込泰三)

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