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1日たった3分で目を強化できる「目に効く」フィットネス3つ

1日たった3分で目を強化できる「目に効く」フィットネス3つ

はたらく人の目の強化書』(中川和宏著、クロスメディア・パブリッシング)の著者は、視力回復・脳力開発の第一人者として活躍する人物。そんな立場に基づいて書かれた本書は、「疲れない眼と脳をつくること」を最終目的として書かれているのだそうです。

ひと言で言えば、眼と脳は繋がっています。

ですから、目が疲れていたり悪かったりすると、脳への情報伝達力が落ち、脳機能が低下します。目のコンディションによって、パフォーマンスの良し悪しが決まる。そう言っても過言ではありません。

これは逆に考えれば、目を良くすることで「脳力」を高めることができる、ということでもあります。目を鍛えることで脳が最適化され、仕事のパフォーマンスが今よりさらに向上する…。

(「はじめに」より)

単に疲れ目が解消されるだけでも、十分に生産性は上がるもの。しかし本書が目指しているのは、さらにもう一歩先。疲れ目に負けない最強の眼と脳をつくり、仕事効率を極限まで高めることだというのです。きょうはまず、そんな本書の第4章「さらに目を強化する食事・睡眠・習慣」に注目してみたいと思います。

デジタルデトックスで眼と脳の老化を防ぐ

著者は昔、医学で病気が治らなかったとき、断食をして病気を治した経験があるそうです。ご存知のとおり、断食は自然治癒力を復活させることのできる方法。なにも食べないと消化吸収機能が休まるので、排泄機能にエネルギーが費やされ、身体のなかにたまった毒素が体外に解毒されるというわけです。

断食においては、身体のデトックスと同時に脳のデトックスも重要だといいます。脳は、食欲という大切な本能を捨てることによって、クリアな状態を得ることができるから。「あれが食べたい、これも食べたい」から、「なにが大事? これからなにがしたい?」へと思考がシフトし、血液も、お腹から脳へ移行するということ。

同じように、目から脳に入って消化吸収されなかった「未消化な情報から発生する毒素」を、スマホ・パソコン断食で排泄させるといいそうなのです。そうすることで脳が情報収集から情報処理・加工へとシフトし、「あの情報もこの情報もほしい」から、「あれはこうしよう、これもこうしよう」へと思考もシフトするから。

いわば、情報を入れるだけの脳から、「考える脳」へと変身するということ。これが、デジタルデトックスの効果なのだそうです。

今は何をするにもどこへ行ってもパソコン・スマホを使うのが普通ですが、だからこそ、定期的にこれらと距離を置き、目や脳を休める必要があるのです。

例えば月に1回、休みの日を狙って、パソコンもスマホも使わない日を設けてみてはいかがでしょうか?

効果を高めるのは、可能であれば、あらかじめ連絡(メールバック・コールバック)しないことを知らせておくのもいいでしょう。(123ページより)

デジタルデトックスをすると、外部情報によって抑圧されていた内部発信情報のふたが開き、「考える力」が復活しはじめるそうです。「見る力」を使いすぎて隠れていた「考える力」が、エネルギーを得て活動を開始しはじめるということ。その結果、視野が広がり、発想も自由になるというわけです。(122ページより)

「ブルーライト焼け」から目を守れ

よく聞くことですが、パソコンやスマホの外面が発する人工光「ブルーライト」にも注意が必要。著者によれば、ブルーライトが恐ろしいとされる理由は、その光が一気に目と脳の奥まで突き抜けてしまうことにあるのだそうです。

光は、その強さを表す「波長」によって、私たちの目で見ることができるものと、できないものに分けられます。私たちが普段光として認識しているのは、人間の目で見ることができる光、通称「可視光線」のことを指します。

可視光線の範囲は一般的に380〜780nmと言われており、それより外側の電磁波は見ることができません。波長がこの範囲より短いものは紫外線、長くなると赤外線と呼ばれています。これに対し、ブルーライトはおよそ380〜500nm。角膜や水晶体を透過し網膜に到達する光の中では、紫外線に最も近い強いエネルギーを持つ光、ということになります。(125ページより)

紫外線のような強い光を浴び続けると、皮膚が炎症を起こし、ヒリヒリとした痛みを伴うもの。同じことが、ブルーライトでも起こるというのです。パソコンやスマホからの強い光で、角膜から水晶体、硝子体、網膜、視神経、そして脳までもが「光焼け」によって侵されてしまうというのです。

ブルーライトを浴びすぎると、脳の奥にある脳下垂体(自律神経を司る部分)が乱れ、うつや不眠を招くこともあるのだとか。よって、画面にブルーライトシートを貼りつけたり、ブルーライトカット効果のある眼鏡を使ったりすることは大切。しかし、それでも完璧に防ぐことができないのだそうです。

そこで大切なのは、日常的に酷使したぶんのケアを行うこと。そのためには著者が提唱する「眼筋トレ」が有効だというので、第3章「『顔筋トレ』で疲れ目・不調を解消する」を確認してみることにしましょう。疲れ目解消はもちろん、目の筋肉そのものを鍛えることで、パソコン・スマホに負けない「疲れにくい目」をつくることができるというのです。具体的な方法は、1日3分、次の3つの「目に効く」フィットネスを通して行うこと。

・ クロージング・オープニング

・ シフティング

・ サークル・トライ・スクエアー

(89ページより)

どれも動きは単純で、タイミングも基本的には自由なのだそうです。それぞれを確認してみましょう。

クロージング・オープニング

その名のとおり、目を閉じたり開いたりするフィットネス。開いたときに上・下・左・右と視点を動かし、目の筋力(毛様体筋と外眼筋)を総合的に動かし、鍛えるもの。

▼やり方、ポイント

1. 目をギュッと奥へ引き絞ったり、

2. パッと開いて大きく見開いたりします

3. このとき、見たところにピントを合わせます

(90ページより)

おもな効果は、「柔軟性が取り戻され血流が促される」「さらに目に筋力自体が向上する」ということ。特に起床時や仕事をする前に行うと、やる気と集中力が高まるとか。

シフティング

指先の動きを目だけで追いかけることで意識的に眼球を動かし、凝り固まった筋肉を解きほぐしていくフィットネス。

▼ やり方

右手か左手どちらかの人差し指を顔の前に出し、自分の目の高さで左右に50㎝ほど動かし往復させます。これを上下、右上から左下、左上から右下と、それぞれ10往復ずつ行います。最初はゆっくりと自分のペースで始め、徐々にスピードを上げていくといいでしょう。

途中で手が疲れたら、反対の手で行ってください。顔は動かさず目だけで、爪や指先にピントを合わせるのがポイントです。(95ページより)

このフィットネスによって顔筋の凝りがなくなり瞬発力が高まると、それだけ脳への情報伝達力も高まるので、パフォーマンスアップも期待できるそうです。こちらも、時間帯や回数の制限はなし。(95ページより)

サークル・トライ・スクエア

顔筋をダイナミックに動かす、「シフティング」の進化版。サークル(丸)・トライアングル(三角)・スクエア(四角)を片手で半分ずつ、大きく描くだけ。凝り固まっていた筋肉が柔軟性を取り戻し、血流が促進されるとともに、目のまわりの表情筋のストレッチにもなるそうです。

▼やり方

正面を見て立ちます。そして左手であごを抑え、右手をまっすぐ上に伸ばします。顔を動かさないようにして、右手でゆっくり大きく上から下まで円を描き指先をしっかり目で追います。下に来たら手を入れ替え、あごを支える手を右にしてから、左手で下から上まで円を描きます。

次に、これを反対に回して○は完了。

同じことを、△や□でも行います。爪や指にピントを合わせながら行います。(100ページより)

世の中にある形は、ほとんどすべて○△四角でできているもの。そのため、これらの形をのびのびと大きく描き、正確に目で追いかけることは、ものを見たとき一瞬にして形を把握認識する力を高めることにもつながるのだそうです。そして気持ちも解放されるので、素早く目から脳に情報が伝達されるということ。(88ページより)


もちろん他にも、目を強化できるさまざまなトレーニング法がわかりやすく解説されています。目の疲れを感じている方は、手にとってみてはいかがでしょうか?


印南敦史

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