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優秀な社員に長く活躍し続けてもらう方法とは?

優秀な社員に長く活躍し続けてもらう方法とは?
Image: Syda Productions / Shutterstock.com

最も素晴らしいと評されている会社は、どのようなことに取り組んでいるのでしょう?

Inc.:ギャラップ社は17年という歳月をかけて社員の帰属性について調査をしてきました。その結果、アメリカで働くおおよそ30%が自分の仕事に帰属意識を持っているということがわかりました。これまで多くの時間を費やし、仕事にインスピレーションを受けながら情熱を傾けてきた人たち。彼らこそが、自分のすべてを投げうって仕事に没頭してくれている、スター社員と呼ばれる存在なのです。

ギャラップ社によると、約50%の社員はいつも通り会社へ出勤し、お昼と定時の17時がやってくるのを今か今かと待ちわびながら時間をつぶし、最低限やる必要のある仕事を大した労力をかけずに過ごしています。残りの社員については、約17-20%の社員が"人罪"的存在なのだそう。いわゆる"ゾンビのような"存在、ともいえるでしょう。何をするわけでもなく、ただその場にいるだけ。他の社員のモラルにまで、悪影響をを及ぼしている可能性さえあるのです。

したがって、スター社員の活躍は他社と大幅に差別化を図る上で、非常に大きな要素です。いったいどのようにして70%の社員からの悪影響を受けさせず、30%のスター社員を活躍し続けさせることができるのでしょうか?

Great Place to Work社のCEOであるMichael C. Bushは、「フォーチュン社が "最も働きたい会社100社" を取り上げた際に行われた調査によると、この100社は高い信頼関係を基軸とした社内文化と自立した社員を育成する環境づくりに注力している」と述べています。

まだ誰も開拓をしていない大きなビジネス領域を発掘していくためには、社員ひとりひとりのポテンシャルを伸ばすしかありません。そうすることで組織の力はも最大化するのです。でも "最高の職場" と評されるような会社も含め、世の中の全ての会社が社員全員にとって傑出した新たな文化をつくりだすことの難しさに直面しています。

では、スター社員に活躍しつづけてもらうためにはどうしたらいいのでしょうか? いくつかの方法をお教えしましょう。最高の職場と称される場所に共通するのは、自由裁量で物事を決められる環境が用意されているということ、組織を超えて素晴らしいコミュニケーションがとれているということ、そして人として常に成長できるような組織文化がある、ということです。これらはどれも欠くことのできない重要な要素で、他社を圧倒する明確な強みとなります。

1. ビジネスパートナーとしての意識を持たせること。

社員は起業家のような立場におくと成長するので、社内で投資家のような気持ちにさせましょう。彼らの仕事に多くの権限と裁量を持たせることで高いパフォーマンスを発揮し、成果を上げてくれるようになるでしょう。

2. オープンな職場であること。

上司と部下の間で、オープンなコミュニケーションの繋がりをつくっておくことも非常に重要です。ビジネスの現場では今何が起こっていて、自分たちの仕事がどう顧客に影響を与えるのかを常に意識させるようにさせましょう。多くのインプットとアイデアを提案する機会を与えましょう。

3. 新たな責務を課すこと。

新たな仕事を課すことで、知識や経験をどんどん磨くことのできる機会を作ってあげましょう。

4. 敬意をもって接すること。

仕事以外の内面まで深く部下を理解してあげることで、ただの働きバチではなく、1人の人間として接しましょう。

5.フィードバックを与えること。

仕事を単なる決まりきった作業ととらえずに、常にフィードバックを求めるようにし、何が上手くいっていて、何が上手くいっていないのかを意識させましょう。幸福な職場を保ちたいなら、その動向には常に気を配らなければならないのです。

6. 仲間を指導させること。

ある研究では、1日あたり10-30分誰かを手助けした社員は、より自信を持ち、自身が有用だと感じるようになる、という調査結果を発表しています。なにかを成し遂げたという達成感から、自分の持っている力以上のものを発揮できるようになるのです。

7.学びの環境を用意してあげること。

3番と似ていますが、部署を超えたプロジェクトや、これまでにない能力開発、ランチタイムを活用した学びの機会を用意してあげることは、スター社員を増やす重要な手立てです。

8. 仕事に意味や目的を持たせ続けること。

短期と長期でのゴール設定をしっかり行うことで、その達成に向けてマインドセットをすることも重要です。以前少し議論にもなったグーグル社の有名な80/20ポリシーでは、スター社員は会社の戦略やビジョンに合ったもので自分の興味のある分野であれば、勤務時間の20%の時間を費やすことができます。必要に応じて、5%から10%へ調整することも可能です。

9.承認と称賛の社内文化をつくること。

何か新しい改革をおこなったり創造性を発揮したり、ハードワークやそれ以外で称賛すべきことがあれば積極的に表彰する機会をもうけましょう。そして、その素晴らしい経験を社内に共有しましょう。ギャラップ社の調査では、定期的に承認と称賛を受けた社員は個々の生産性が高まり、高い帰属意識を持ち、顧客からも高い満足を得ているといいます。また、そういった社員は長く組織に留まり続ける傾向にあるといいます。週に一度はなにか称賛する機会を設けることがベストです。

10 . 意見を述べさせること。

最も優れた例は保険会社のAcuityでの事例でしょう。同社の社員は年に一度の戦略会議に出席し、どのチャリティ団体にAcuityが募金すべきかを決定しています。Acuityの、こうした重大な決断に社員を参加させるという自由に重きを置いた職場環境は、2%という驚異的な売上高アップに繋がっているのです。


The Most Effective Way to Keep Star Employees From Leaving | Inc.com

Image: Syda Productions / Shutterstock.com

Marcel Schwantes (訳:saori)

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