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PayPalが米国で即時送金機能を導入へ

PayPalが米国で即時送金機能を導入へ


個人間(P2P)送金と聞けば、PayPalを思い浮かべる人も多いでしょう。けれどもPayPalはこれまで、「Square Cash」などの競合サービスに1つ大きな後れをとっていました。即時送金の機能です。PayPalは6月20日、この機能を同社サービスに追加すると発表しました。

エグゼクティブバイスプレジデントのBill Ready氏は、声明で次のように述べています。

現在、「Venmo」や「Xoom」を含むPayPalのP2Pサービスのユーザーは、合計で、1時間に700万ドルを超える金額を友人や家族とやり取りしています。(中略)米国のPayPalユーザーは間もなく、PayPalアカウントに登録された対応デビットカードを使って、相手の銀行口座に即時送金を行うことができるようになります。お金は通常、数分後には受け取った口座から利用可能となりますが、最大30分ほどかかる銀行もあります。この機能は現在、一部のユーザーにベータ版として提供されていますが、数週間~数カ月後には、「Visa」または「Mastercard」の対応デビットカードを所持する全米のユーザーを対象に、同機能の提供を開始する予定です。

即時送金の手数料は、1回につき0.25ドルです。これまでは通常、送金に手数料はかかりませんでしたが、送金が完了するのは数日後となり、即時性が重視される現代のペースに合っていませんでした。

Square Cashや「Zelle」などの競合サービスは、すでに即時送金の機能を備えています。ローンチ間近のZelleは、すでに「Chase」、「Ally」、「Wells Fargo」など多くの大手銀行と提携しており、顧客にリアルタイムのP2P送金機能を提供する予定です。つまり、これらの銀行の口座を持っている人は、銀行のアプリもしくはZelleのアプリから、即時送金できるようになるということです。手数料は各行が独自に設定できますが、「銀行間の送金に手数料を徴収するという発表はどこからもない」と「New York Times」は報じています。

PayPalによると、一部の小規模金融機関のものを除いて、デビットカードを持っているほとんどの人が、PayPalとVenmoで新機能を利用できるそうです。ベータ版を利用できるのは限られた人のみですが、ベータ版を利用できるPayPalユーザーは、モバイルアプリやウェブアプリに即時送金オプションが追加されているはずです。PayPalによると、Venmoでも同じくベータ版の提供を予定しており、数週間後には、全米のユーザーに新機能の提供を開始するとのことです。


Kristin Wong(原文/訳:米井香織/ガリレオ)

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