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どうぞ、こころおきなく4杯目のコーヒーを召し上がれ

どうぞ、こころおきなく4杯目のコーヒーを召し上がれ


もしあなたが、コーヒーなどのカフェイン飲料を摂取して、なんとか1日を乗り切っている何百万ものうちの1人なら、ここに良いニュースがあります。カフェインの安全性に関する最新の科学レポートにより、1日にコーヒー4杯(カフェイン400ミリグラム)までなら、まったく安全であることが示されました。

現時点で、最も網羅的だと言えるこの研究は、International Life Sciences Instituteのシステマティック・レビューのスペシャリストである、Esther Myers氏の主導により行われました。Myers氏ら研究チームは、今週、シカゴで開かれた実験生物学のカンファレンスで、研究結果の発表を行っています。この研究は、摂取するカフェインのレベルによって、長期的、あるいは短期的に、人体にどのような影響の違いが出るかを調べたもので、特に、心臓の血管、 筋骨格系、生殖系、行動系といった領域に、どのような悪影響が見られるかに着目しています。

さまざまなレベルでカフェインを摂取した場合の安全性に関する700以上の研究を調べた結果、チームは、健康な成人にとって、1日あたり400ミリグラムのカフェイン、またコーヒー4杯までの摂取なら安全であることを示す、たくさんの証拠を発見しました。カフェインを摂っても健康にはなりませんが、ダメージもないということです。一方、妊娠している女性は、カフェイン300ミリグラム以下、またはコーヒー3杯以下に抑えるほうが賢明です。とはいえ、この400ミリグラムの上限は新しい情報ではありません。この事実は、カナダ保健省が小規模なレビューを発表した2003年ごろから、米国食品医薬品局(FDA)と国際食品情報協議会(IFIC)により、広められてきました。そして今回、この勧告が正しかったことがさらに証明された形です。

1日にそれ以上のコーヒーを飲むとどうなるのでしょうか? 研究チームは、抑うつや、生活への不満、不安、高血圧、男性の場合は精子のDNA損傷の増加、などとのつながりを示す証拠を発見しています。健康な人にとっては、たまに1日に5杯のコーヒーを飲むことがあっても、非常に危険だというわけではない、とMyers氏は話していますが、それを習慣にしないほうが賢明です。コーヒーをすでに4杯飲んでしまったときは、代わりにお茶や紅茶を飲むようにしてください。


Patrick Allan(原文/訳:伊藤貴之)

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