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お金が貯まる? 「貯金体質」に自分を変える方法

お金が貯まる? 「貯金体質」に自分を変える方法

今年も、ゴールデンウィークは旅行などで散財し、お金がないと慌てている人や、それでもボーナスがこれから出るから、あてにしようと思っている人がいるのではないでしょうか。

お金を使うクセがついたままで「お金を貯めて挽回しよう」と思っても、急にはうまくいきません。そんなときはここで紹介する、「お金を使うことが習慣になっていても、お金が貯まるように変われる、ステップアップ術」を試してみてください。

横山光昭(よこやま・みつあき)


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マイエフピー代表取締役、家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。お金の使い方そのものを改善する独自のプログラムで、これまで1万人以上の赤字家計を再生。書籍・雑誌の執筆や講演も多く手掛け、「はじめての人のための3000円投資生活」は40万部を超え、著書累計は205万部。公式サイト

1か月目:部屋の中の「身近なモノ」を手がかりに考え方を見直す

自分の身のまわりにある、たくさんのモノはお金が形を変えたもの。その中で本当に必要だといえるモノはどのくらいあるでしょうか。私たちは、「欲しい」を「必要」にすり替えることが上手です。「必要」とは、生きるためになくてはならないというレベルのものですが、「欲しい」を「必要」と思わせる言い訳ができるのです。

これに気がついたら、まずは「欲しい」と「必要」を切り離してみましょう。さらに、必要ではないものを「そぎ落とす」こともしてみます。身のまわりのモノを管理できれば、お金の管理もできるようになります。

「欲しい」と「必要」を切り離すのにおススメなのが写真です。簡単で振り返りやすいので、写真を利用する人は多くいらっしゃいます。どう使うかというと、モノの写真を撮り、視覚でわかること以外の情報をメモに残します。できるだけすべてのモノを写真に収め、把握するのです。

そして、把握する過程で感じたこと、思ったことを、文章化します。ノートでもなんでもよいです。なかなか言葉にならないようなら、次の5つを試してみてください。

  1. モノを把握した時、漠然とでもどう思ったか。印象や感想は?
  2. 不要だと思ったものは何? それはどうしてか?
  3. 必要だけれど、なくても困らないものは?
  4. 持っていてよかったものは何? それはどうして?
  5. これから買い足したいもの、欲しいものは何?

何度か繰り返していくと、モノについての自分の考え方がはっきりしてきますし、欲しいモノと必要なモノが見えてきます。

2か月目:9項目の生活ジャンルをひとつひとつ整理

必要なモノが見えてきたら、今度は「生活の見える化」に取り組みます。お金と生活は相互関係にあり、どちらかがうまくいかないと、もう一方も引きずられてしまいます。うまくいけば、両方うまくいく。そういう関係性です。うまくいくように整えたいのは9つの項目。ひとつずつ、取り組んでみてください。やれば変化に気づくはずです。

:ストレスを感じていると、発散しようとお金を使いがちになります。ストレスの原因を探り、向き合っていくとともに、家族や友人と会話をするようにしましょう。

カラダ:健康状態が良いということは、お金がかからないものです。良くない習慣を脱したいと思うのであれば、その習慣について記録したり、見える化して、改善できるように運んでいく努力が必要です。

自己投資:自分の将来につながる自己投資は「攻め」。まずは人脈を広げたり、学ぶことにお金を使いましょう。そのあとに、「守り」の投資として貯蓄します。自分の可能性はできるだけ広げておくほうが良いのです。

食事:「1ヶ月目」で取り組んだモノと同じように、朝・昼・夜の食事ごとに写真を取りましょう。そして、冷蔵庫の中身の写真も撮りましょう。メニューや栄養の偏りに気づいたり、買いだめのしすぎや重複買いが少なくなります。食材を効率よく使えるようになりますし、ムダが出にくくなります。

交際費:自分は何のために交際費を使い、飲み行ったり、お祝いを送ったりするのかを考えてみましょう。誘われたら断れないという受け身なお金の使い方では、貯められるようにはなりません。

携帯電話(スマホ):月額利用料金が少々高めでも、仕方がないというのは間違い。利用状況に見合った料金を払うようにするべきです。自分の使い方と料金が見合っているのかよく吟味しましょう。今は格安SIM、公衆Wifiなど、料金を安くできる策がさまざまあります。

水道光熱費:いきなり無理な節約をしても、一時的で長続きしません。継続して取り組める節約で1割下げられたら上出来です。節水シャワーヘッド、LED電球など、無理なく下げられるものを利用するのもよいでしょう。

住まい:不要なものは持たず、きれいに片づけましょう。要・不要は自分の価値観やスタイルで決めればいいのです。今すぐ使わなくてもいつか使うという執着心は捨てましょう。

交通費:Suicaなどの交通系電子マネーは、つい自動販売機やコンビニなど目的外の買い物で使いがち。ブラックボックスにしないように、使い方をきちんと決めましょう。

3か月目:最小限の努力で最大限の効果をあげられる方法とは?

モノとの付き合い方を考え、生活面から自分を見つめることで、結果としてお金が付いてくるようになります。これが健全で、貯蓄できるように変わる近道です。身のまわりの生活をシンプルに整えることで、お金の流れに影響するのです。

もっと効果を上げてお金を貯めたいと思うなら、作業が簡単で、ラクに続けられる方法に取り組みましょう。たとえば、食費など1つの費目だけを記録するとか、お金をいくら使ったかわかりにくい場合があるクレジットカードの利用を控えるとか。

お金の流れがよくわかり、シンプルに管理できる方法が、一番長続きできて効果があります。それには、以前お伝えした「消費・浪費・投資」の支出管理も有効です。

お金を貯めるには、様々な方法があるかと思います。ですが、一番効果があるのは、生活を整えること、簡単で継続できることに取り組むこと。習慣化できることを取り入れることが、一番簡単で効果的なのです。

(横山光昭)

Photo by Shutterstock.

【家計の見直し連載】

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